第10回atlassian user group リクルートライフスタイル発表資料 #augj

株式会社リクルートライフスタイルネットビジネス推進室

村山紀文

2014 年 0 ２月２５日

第 10 回 Atlassian User Group

事例共有：リクルートライフスタイル

(C) RECRUIT LIFESTYLE Co.,Ltd. All rights reserved. 2

本日のアジェンダ

自己紹介

ユーザー名 : 村山紀文アカウント : @murayamグループ　：リクルートライフスタイル　　　　　　ネットビジネス推進室

進行開始　 Atlassian User Group Talk1 分前

‘ 出向終了’ として解決　子会社での Web サービス開発１年４ヶ月前

進行開始　リクルート勤務６年前

進行開始　子会社での Web サービス開発６年前

進行開始　スマホアプリ開発チーム参画１年４ヶ月前

アバター：

自己紹介 2

ユーザー名 : 荒川裕紀アカウント： @Morikuma_Works

ロール　： CTO

進行開始　別件で出張2 日前

担当者設定　荒川　 Atlassian User Group 発表2 ヶ月前

進行開始　 Atlassian User Group 参加2 ヶ月前

作成　 Atlassian User Group 発表2 ヶ月前

担当者変更　村山　 Atlassian User Group 発表１０日前

アバター：

ただの

ちょっとテクノロジーおたく　　 C 　　　　 T 　　　　 O役職はありません

本日のミソ

@ 村山代理よろしく！

会社紹介

旅行

お稽古ファッション

グルメ

ライフスタイル領域日常的に使うサービス

クーポン共同購入

～リクルートについて（事業概要）

ライフイベント領域一生のうち数回使うサービス

進学

就職

結婚

転職

住宅購入

車購入

出産 / 育児

　　　

EC

家具

JIRA/Confluence の活用状況

• ユーザー数– 3 ヶ月で 200 人

• 利用開発チーム数– 8 チーム


まだまだ拡散中！

活用事例１：社内ハッカソンの実況中継


参加できなかった人もウォッチに入れて、コメントで随時更新

写真添付も楽！コメントなのでみんなで書ける！

活用事例２：ソーシャルラーニング


お題： GitHub Enterprise を使おう！

GHE

SVN からの移行

EGit

git stash

marge GHE

Tortoisegit

GHE

before

誰が何を知っているのか、悩んでいるのかわからない個別に学習を進めてから Share

after

小さな Tips でも、悩みでもいいので、とにかくコメントに書く。学習状況、知見を気軽に Share 。競争意識も芽生えるみんなの知見が貯まってから、記事にする

EGit

git stash

Tortoisegit

追記

学習

活用事例３：会議短縮＆活性化


事前準備ができない　・事前に内容を一箇所に集約するのが大変　　・テキスト、 PPT 、エクセル…　　・置き場所…

会議の時間ロス　・認識合わせ→　情報確認→　さあ本題…　・プロジェクターのケーブルが色んな人の間を行ったり来たり

議論できない、盛り上がらない

別の機会に議論

また会議が増える…

課題：会議が多い・長い！

活用事例３：会議短縮＆活性化


事前準備をする文化に！　・会議ページにみんな資料コピペしておいてね！　・必要なタスクは振ったから、事前に編集しておいて！

会議の時間が効率的！　・司会者がページをスクロールしたり、添付資料を開くだけ　・議事はコメントに別の人が書いていく

議論できる！盛り上がれる！

あとからコメントで発展議論もできる！　・会議中に出てきた疑問はあとで解決すればいい

会議短縮＆活性化！

会議を Confluence に寄せることで・・・

Edit!

司会

議事comment

gayawai

wai

gaya

commentcomment

あとで調べて

回答して！

そういえば○○でした！

僕もやってた！

こんな情報も！

会議前

会議中

会議後

活用事例４： JIRA 活用例


月 20 件 AB テスト

高速案出し＆開発

当然活用してます！

マネージャーの判断も

デザイナーの制

作も

エン

ジニ

アの

開発

も

テスト計画も

問い合わせ担当への周知も

Web サイトの　　　改善激速

ディレクターの企画も


Confluence/JIRA の最大の課題？


Confluence/JIRA

大きな魅力小さな（明示的）メリット


Confluence/JIRA

導入したい！広めたい！入れてくれない…使ってくれない…

このジレンマが、イケてる人のやる気をそいでいく…

言い換えると…


RLS は新技術の利用には積極的ではありますが、ツール系は難しいところもある

利便性の問題だから

定量評価しづらい


トップダウンでやるなら楽だけど、ただの CTO （ちょっとテクノロジーおたく）が

ボトムアップでどうやって導入し、組織に広げたのか？

他部署・グループ会社に広げたい方へもこれから他の会社に移って、導入したくなる方へも

お話したいこと

RLS の開発環境過去と今


●過去：

メール

Facebook○…気軽な共有だが×…検索性に欠ける

Redmine

SVN

共有ドライブ ○…気軽なファイルの共有×…検索性に欠ける、領域ごとにバラバラ　　 Ver管理が微妙。変更履歴なし

×… 自由度が少ない　　コードレビューなどに対応

×… プラグインを導入依頼がきているが、　　環境自体が古くて、導入できない　　（データ移行もできない）

○…慣れている×… タスク管理がやりにくく、　　 Redmine に転記しないと行けない

現在：

JIRA

メール /Chat

GHE

Confluence

★Git★エンジニアのソーシャルコーディングpullreq 開発でスキルアップと品質向上気軽な Branch 作成と削除、 merge　　

★情報伝達★→メールはグループ外のやりとりと、広報程度→気軽なものは Chat で

CI

ツール連携

★ナレッジ共有★→すべて Confluence に寄せる・検索性・他ツールとの連携

★プロジェクト管理★→かんばん、イテレーション開発を標準サポート・イテレーションサイクルの分析・メンテナンスされたプラグイン・管理の容易さ

★CI★品質向上・静的コード解析・半自動デプロイ

導入の推移


Redmine / backlog / メールでやり取り共有ディスクなどで情報共有

CTO 荒川入社えっ！

ださいっ！

１チームに導入。最初は少し戸惑う

「あれ、結構いいんじゃない？」

１グループに導入したい！

１グループに導入！

最初の壁

第２の壁

活用が始まる

他のグループやグループ会社からも問い合わせが！

F e v e r ! ! !

参画チームに導入提案

よくわからないけど入れてみたら？

最初の壁：導入障壁

• 最初の１チームは新規サービス開発だったので、さっと入れられた

• １つのグループに入れるときの障壁


コスト・ライセンス料・準備コスト・移行コスト・学習コスト

メリット・目的？・効果？

VS

第２の壁：拡散障壁

• 実際に利用者が使い始めてくれるかどうか

「移行めんどくさい…」「何でこんなツール入れたの…？」「今のツールのままでいいじゃん」「実際、今開発まわってるしさぁ…」「あー今度使ってみるよー」←使わない


導入障壁の越え方（ RLS の場合）

• 機能を話す– …見てみないと通じないと思い断念

• 具体的なメリットを示す– 「開発効率 120％になりますよ！」←根拠なし「それ勢いで言ってるよね？（笑）」

– …すぐ見抜かれる• 他社の導入実績を話す

– 「○○と△△も入れてますよ！」「ふーん」

– …響かない



• 先行のチームでの状況話す– 「このツール入れてうまくいったんですよ！」「なるほどね。でも、グループに定着するかな？」

– ツールの価値は伝わった！• 現在のイケてなさを語る

– 「excelとか探すのめんどいですよ！」「定例会議多すぎです！」「色んなツールがばらばらじゃないですか！」

– これは理解を得られた！• 熱意を示す

– 「絶対に広まります！というか、他のグループ会社にも広げますよ！」「そこまで言うなら、よっぽどいいツールなんだな」

– 熱意から価値が間接的に伝わった！


導入決定！


まとめると！


スモールスタート

現在からの差分を具体的業務で語る

特に移行コストがかからず、関与人数も絞れる新規チームなどがオススメ

熱意！

「ツール導入する」熱意ではなく、「みんなが幸せになる」という熱意

拡散障壁の越え方（ RLS の場合）

実は、あまり困りませんでした！


拡散障壁の越え方（弊社の場合）

広がったポイント！


ファンを増やす！

むりやり寄せる！


ファンを増やす！

Ｗｈｙ？

勝手に活用してくれる勝手に自慢してくれる勝手に使いまくる勝手に宣伝になる

というか、自走しないとConfluence/JIRA の意味薄れ

る

Ｈｏｗ？

もともとの魅力を生かす！

すなわち…

アカウントはすぐ発行！自分で得意げに使いまくる

ファン同士で盛り上がらせるときたまアドバイス

（興奮を冷めさせない）

むりやり寄せる！


Ｗｈｙ？

使ってくれないと始まらない！

喰わず嫌いは絶対いる

Ｈｏｗ？

便利な情報をConfluence/JIRA にしか

置かない

必須な情報でもなく、どうでもいい情報でもないくらい

がちょうどいい

• 草の根的に広げるために、 Confluence先行と割り切ったのが良かった– 会議議事の Confluence 化や、情報集約などはやりやすい

– JIRA は、チーム単位で移行が必要。活用のためには立ち上げパワーがかかる（ JQL 作成とか、かんばんの活用とか）

– Confluence を使い始めてしまえば、接合性の高い JIRA を使い始めるのは自然な選択となってくる


i


他の組織、グループ会社からも問い合わせ続出中！

• 自慢げに語ったり• 他の組織との会議で自慢げに使ったり• ファンになったユーザーが勝手に使い

まくることで• 感度高い人が勝手に寄ってきている！


まとめ

• JIRA/Confluence は魅力的なツール– でも、魅力だけで導入・拡散は難しい…

• 導入障壁の越え方– 「想定の導入効果」だけでは説得力が薄い– スモールスタートでも始める– 具体的業務で語る。数字はただの補足– 「みんなの幸せにつながる」という熱意

• 拡散障壁の越え方– ファンを作る！– むりやり寄せる！



それでも現場に導入してもらえなかったり、広がっていかないときは…


いいね。それ、やってみよう。Recruit Lifestyle

旅行・食事・学び・美容・買い物…みんなの毎日にかかわるすべてが私たちリクルートライフスタイルのフィールドです。

毎日の生活をより便利にし、みんなの笑顔を生み出すため考えられること全部に挑戦をしています。

あなたが、身近な「だれか」の笑顔のために、できることがあるなら。やってみたいことがあるなら。私たちの答えはいつも一つ。

「いいね。それ、やってみよう。」

ありあまる熱意の生かし先、あります！

リクルートライフスタイル採用情報http://www.recruit-lifestyle.co.jp/recruit/

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