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Oracle Database 12cのマルチテナント・アーキテクチャとApplication Express

Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.3 出典：Gartner Top Five Trends for Private Cloud Computing, February 2012, Thomas J Bittman

下記事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント（確約）するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル社の製品に関して記載されている機能の開発、リリース、および時期については、弊社の裁量により決定されます。


データベース・クラウドと統合アーキテクチャ

複数のDBインスタンス

スキーマ統合

サーバーおよびOSを“DBインスタンス独立性”

により共有

仮想マシン

複数のサーバーを“VM独立性”に

より共有

新しいDB 12c Multitenant

サーバー、OS、およびデータベースを

“プラガブルDB独立性”により共有

サーバー、OS、およびデータベースを

“スキーマ独立性”により共有


お客様は、企業全体で数百または数千にもおよぶデータベースを所有

これらのデータベースを一元管理されたプラットフォーム上で操作することにより、コスト削減を期待

ハードウェアを統合するだけでは、各データベースにオーバヘッドが発生するため、数百のデータベースを同一の物理サーバー上に配置することは不可能

データベース統合の必要性その理由は?


DW

ERP

CRM

BI

アプリケーションに対する変更なし

パフォーマンス低下の回避

リソースの一元管理

環境間での独立性

パッチ適用とアップグレードの簡素化

データベース統合の要件


独立性とマルチテナント機能

迅速なプロビジョニングとクローニング

セキュアで高可用性

アプリケーションの変更なし

一元管理が可能

リソース使用率の増大

高パフォーマンスでスケーラブル

ITコストの削減

クラウド上でのデータベースの統合主要な要件とは…


Oracle Database 12cを使用して、多数のプラガブル・データベース（PDB）を単一のマルチテナント・コンテナ・データベース（CDB）内に配置

PDBにおいて、共通のリソースを共有

アプリケーションはPDBへ接続し、12c以前のデータベースのように扱う

システム管理者はCDB 全体として接続し、単一のシステム・イメージのように扱う

マルチテナント・アーキテクチャ + プラガブル・データベース


Oracle DatabaseのアーキテクチャDatabaseごとに、メモリ、プロセス、およびデータベース・ファイルが必要

システム・リソース


新しいマルチテナント・アーキテクチャメモリおよびプロセスは、コンテナ・レベルでのみ必要



新しいマルチテナント・アーキテクチャメモリおよびプロセスを、コンテナ・レベルで共有して管理



共有リソースの管理統合データベースのリソース管理

高優先順位

中優先順位

低優先順位


OLTPベンチマークの比較

50個のデータベースに対して使用メモリはわずか3GB、一方では20GB

プラガブル・データベースは250個を超えてスケーリング、一方個別データベース・インスタンスでは最大50個

プラガブル・データベースと個別データベースの比較高い効率：H/Wリソースが6分の1に低減、スケーラビリティが5倍に拡大


複数のデータベースをひとつのデータベースとして管理データベースを一括でバックアップして、プラガブル・データベース・レベルでリカバリ

1つのバックアップ

プラガブル・データベース・レベルでのポイント・イン・タイム・リカバリ


複数のデータベースをひとつのデータベースとして管理1つのスタンバイ・データベースで、すべてのプラガブル・データベースに対応


パッチ適用の簡素化変更を一度に適用して、すべてのプラガブル・データベースを更新

インプレース・アップグレード


アップグレードの簡素化データベースへのパッチ適用時およびアップグレード時の柔軟性のある選択肢


テストおよび開発用のデータベースの作成プラガブル・データベースの高速で柔軟性のあるコピーとスナップショットを実行


DW

ERP

CRM

BI

TCOの削減

• 管理コスト

• 運用コスト

• データセンターのコスト

• ストレージのコスト

• コンティンジェンシーのコスト

改善した項目…• リソース使用率

• 管理性

• サービス管理

Oracle Database 12cのマルチテナント・アーキテクチャ利点


Oracle Database 12cアーキテクチャの選択肢

ビジネス上の価値1台の

マシン上に多数のデータベース

1つのデータベースにスキーマとして

多数のデータベース

1つのCDBにPDBとして

多数のデータベース

実装容易困難* 容易

独立性もっとも高い制限付き高い

可用性高いもっとも高いもっとも高い

スケーラビリティ制限付き高い高い

パフォーマンス低い高い高い

リソース管理中程度大幅に制限最高

ROI 低い高いもっとも高い

* アプリケーション・スキーマが共存できることを検証する必要あり


独立性とマルチテナント

迅速なプロビジョニングとクローニング

セキュアで高可用性

アプリケーションの変更なし

一元管理が可能

リソース使用率の増大

高パフォーマンスでスケーラブル

ITコストの削減

データベース統合のための新しいマルチテナント・アーキテクチャ


プラガブル・データベース

PDBは、非CDBデータベースと同じように認識して動作

接続されているクライアント側からは、PDBまたは非CDBデータベースのいずれを使用しているかは認識不可能

新しいPDBを数秒以内に作成可能


プラガブル・データベース単にアンプラグするだけ…

CDB間の移動は、PDBメタデータを移動するシンプルな例

PDBは、次を使用して移動可能

• SQL Developer• Enterprise Manager 12c• SQLコマンド

• データベース構成アシスタント（DBCA）


プラガブル・データベース所有している場合に実行可能な項目…

現在、プラガブル・データベース・アーキテクチャは、単一のCDBデータベース内で最大252個のPDBをサポート可能

PDB間、およびPDBと非CDBデータベース間で、データベース・リンクを利用可能

データベース・リンク


共有リソース

バックグラウンド・プロセス

共有/プロセス・メモリ

Oracleメタデータ

制御ファイル

REDOログ・ファイル


PDB内のファイル

PDBごとに、SYSTEMおよびSYSAUXを含む、表領域の独自のセットを所有

PDBでは、UNDO、REDO、および制御ファイルを共有

デフォルトでは、CDBは単一のTEMP表領域を所有しているが、PDBは独自の表領域を作成可能


ユーザー PDBユーザーは、非CDB内のユーザーの継承者

ローカル・ユーザーは、PDBを管理可能

特別なクラスのユーザーである“共通ユーザー”は、すべてのPDB内で同一のIDを所有

共通ユーザーは、“セッション作成”権限を

付与されているすべてのデータベースにログイン可能

共通ユーザーは、Oracleシステムを所有

PDBは、共通ユーザーも管理可能


Oracle Database 12cマルチテナント・アーキテクチャ

における

Application Express


標準の“デフォルト”12cインストールApplication Express 4.2をCDB（コンテナDB）内にインストール

ルート

PDBシード

CDB$RootおよびPDB$SeedへAPEX 4.2をインストール

APEX_040200スキーマ

ビュー、パッケージ、関数、プロシージャ

ローカル表（*該当する*PDB用のAPEXメタデータ）

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

メタデータ・リンク

APEX_040200

各PDBは、APEXスキーマに対するメタデータ・リンク・オブジェクトをルート内に所有

さらに、各PDBは、ローカル表を格納するAPEXスキーマを所有


標準の12cインストールシードから新しいPDBを作成

ルート

PDBシード

PDB$SeedをコピーしてPDBを作成


APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

新しいPDBは、ローカル表とルート・オブジェクトへのメタデータ・リンクを所有

WebリスナーをPDBごとに構成する*必要あり* {それぞれで一意のポートを使用}

メタデータ・リンク

ローカル表（*該当する*PDB用のAPEXメタデータ）


共通のApplication Expressの削除Application Express 4.2をCDBからアンインストール

ルート

APEXなし

1) インストール後にapxremov_con.sql*を実行して、CDB、PDBシード、およびすべてのPDBから削除{*DBパッチ16946990が必要}

すべてのPDB内の既存のすべてのAPEXメタデータを削除

PDBシード APEX

なしAPEXなし

APEXなし


APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200APEXなし


非標準構成異なるバージョンをPDBにインストール

ルート

APEXなし

APEX_040200

APEX_050000

APEXなし

1) Application ExpressをCDBからアンインストール

PDBシード

2) PDBにログインして、apexins.sqlまたはapxrtins.sqlを実行

異なるバージョンのAPEX（Release 4.2以降）を任意のPDBにインストール可能

APEXなし

APEXなし


APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200APEXなし


ルート・データベースへの再インストールApplication Express 4.2を*削除*してから、CDBに再インストール

1) Application ExpressをCDBからアンインストール

ルート

PDBシード APEX

なしAPEXなし

APEXなし

APEX_040200実行時

APEXなし

2) スクリプトapexins_con.sqlまたはapxrtins_con.sqlを実行

この手法を使用して、"Runtime Only"のApplication ExpressをCDBにインストール

ルート、PDB$Seed、およびすべてのPDBにインストールして、メタデータ・リンクも作成


APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200実行時スキーマ






Oracle Database 11gからPDBへの移行

1) 11g Databaseから12.1へのインプレース・アップグレード

2) 非CDBを読取り専用モードに移行

3) 非CDBに接続して、XMLメタデータ・ファイルを生成

4) 非CDBをシャットダウン

5) 非CDBをCDBにプラグイン

6) noncdb_to_pdb.sqlを実行ローカルAPEX_040200スキーマ・オブジェクトをメタデータ・リンク・オブジェクトで置き換え{APEXがCDB$Root内で構成されている場合}


12c Database間でのPDBの移動/コピーCDB$Root内のAPEX CDB$Root内のAPEX

ルート

1) PDBの移動/コピー

ルート APEX_040200スキーマAPEX_040200スキーマ

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

2) 新しいPDBに適したWebリスナーを構成{一意のポートを指定する必要あり}


12c Database間でのPDBの移動/コピーCDB$Root内にないAPEX CDB$Root内のAPEX

ルートルート APEX_040200スキーマ

APEX_040200

APEX_040200 APEX_

040200APEX_040200

1) PDBの移動/コピー（…）

Application Expressをソース・データベースとターゲット・データベースに別々にインストール

APEX_040200


12c Database間でのPDBの移動/コピーCDB$Root内にないAPEX CDB$Root内のAPEX

ルート

2) PDB内でapex_to_common.sqlを実行して、メタデータ・リンクを作成

ルート APEX_040200スキーマ

APEX_040200 APEX_

040200APEX_040200

APEX_040200

APEX_040200

3) 新しいPDBに適したWebリスナーを構成

APEX_040200

APEX_040200


12c Database間でのPDBの移動/コピーAPEXなし CDB$Root内のAPEX


APEX_040200

1) ソース・データベースのPDB上でapexins.sqlを実行（…）

ルート内ではPDBにインストールできないため、移動する前にインストールする必要あり

APEX_040200

APEX_040200




APEX_040200

APEX_040200 APEX_

040200APEX_040200

2) PDBの移動/コピー（…）

Application Expressはソース・データベース内に存在するため、移動できる状態にある



ルート

3) PDB内でapex_to_common.sqlを実行して、メタデータ・リンクを作成

ルート APEX_040200スキーマ

APEX_040200 APEX_

040200APEX_040200

APEX_040200


APEX_040200


12c Database間でのPDBの移動/コピーCDB$Root内にないAPEX CDB$Root内にないAPEX

ルートルート

APEX_040200

APEX_040200




12c Database間でのPDBの移動/コピーCDB$Root内のAPEX CDB$Root内にないAPEX

ルート

Oracle Supportへ問い合わせ

APEX_040200スキーマルート

APEX_040200APEX_

040200APEX_040200

バージョンごとに固有のapex_to_local.sqlスクリプトを提供

APEX_040200

X

APEX_040200


ルートルート APEX_yyyyyyスキーマAPEX_xxxxxxスキーマ

1) ターゲットCDB内でapxpatch_con.sqlまたはapexins_con.sqlを実行して、CDBルートをソースと同じバージョンにアップグレード

APEX_xxxxxx

APEX_xxxxxx

APEX_yyyyyy

APEX_yyyyyy

APEX_xxxxxx

12c Database間でのPDBの移動/コピー非互換のバージョン：高いリリース番号低いリリース番号（x > y）

2) PDBの移動/コピー{Webリスナーの構成など、その他の手順を実行}

APEX_xxxxxxスキーマ

APEX_xxxxxx

APEX_xxxxxx


ルートルート APEX_yyyyyyスキーマAPEX_xxxxxxスキーマ


APEX_xxxxxx

APEX_xxxxxx

APEX_yyyyyy

APEX_yyyyyy

APEX_xxxxxx

12c Database間でのPDBの移動/コピー非互換のバージョン：低いリリース番号高いリリース番号（x < y）

2) 新しいPDB内でcatcon.plを実行して、ターゲットCDBルート・インストール内と同

じリリースにアップグレード{構文については、インストレーション・ガイドを参照}

APEX_yyyyyy


Application Expressのアップグレード/パッチ適用

ルート

CDB内でapexins_con.sqlなどのコンテナ・スクリプトを実行

CDBおよびすべてのPDBに対して、一度だけ更新/パッチ適用を実行

APEX_040200スキーマルート

APEX_040200{4.2.0}

APEX_040200{4.2.2}

PDB内でapexins.sqlなどの標

準スクリプトを実行

PDBごとに個別かつ独立して更新/パッチ適用を実行

APEX_040200

APEX_040200

CDB$Root内のAPEXとCDB$Root内にないAPEXの比較


Application Express 開発者

にとって重要な

Oracle Database 12cの新機能


新機能 - Varchar2 32K 12c Databaseパラメータ – max_string_size

• STANDARD [デフォルト] = 4000バイト/文字に制限（12cまでの動作）

• EXTENDED = 32767バイト/文字に制限

パラメータの変更後に、データベースを再起動する必要あり

textfieldまたはtextareaに対して、最大サイズ32K（32767）を指定可能

/core/collection_member_resize.sqlを実行して、コレクションVARCHAR2列の文字数を4000から32767に変更可能


DEFAULT値は、INSERT文で列が指定されていないときに、レコードを挿入する際に利用

ON NULLを指定すると、INSERT文で列が指定されている場合でもデフォルト値を使用

値を明示的に指定した場合、デフォルトは不使用

トリガー・ロジックは指定する必要なし

新機能 - DEFAULT | DEFAULT ON NULL


シーケンスから次の値を取得する際に、シーケンスを指定してトリガー/プロセスを使用する代わりにID列を使用

• ALWAYS [デフォルト] – シーケンス・ジェネレータを使用

• BY DEFAULT – 指定した値を明示的に割当て可能

• BY DEFAULT ON NULL – 値を明示的に割当て可能だが、NULLと評価された場合はシーケンスを使用

SQLワークショップ Create TableウィザードでIDを指定可能

Create Form / Reportウィザード正しい項目タイプを作成{表示のみ}

新機能 - ID列


新機能 - INVISBLE列非表示列とは、*ユーザー指定*の非表示列

• SELECT * 非表示列を表示しない

• INSERT INTO x VALUES 非表示列に値を挿入しない

• 含める非表示列を明示的に指定する必要あり

SQLワークショップ Object Browser、Query Builderなどでは非表示

Create Form / Reportウィザード列は非表示

Reportsなどで表示するためには、APEXリージョン（生成後）内でソースに手動で追加する必要あり


FETCHにより、上位‘N’個のレコードをリターン

行数または割合を指定可能

OFFSETを含めて、指定した行数をスキップすることが可能

ORDER BY句を考慮

新機能 - SQL問合せの行数の制限


Soc.Sec.#115-69-3428

DOB11/06/71

PIN5623

機密データのリダクションを実施するポリシー

新機能 - Data Redactionアプリケーション・データを動的にマスキング

コール・センターのオペレータ

Payroll処理


プルーフ・ポイント - ARIAユーザーOracle Database 12cでの最初の“本番”アプリケーション

Application Express内に記述

事実上、オラクル内のすべての従業員が使用

1日あたり130万を超えるページ・ビュー

1秒あたり60を超えるページ・ビュー

実行時間の中央値は0.05秒

1 copyright © 2013, oracle and/or its affiliates.all …...1 つの cdb に pdb として...

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