メッセージングプラットフォーム zimbra の紹介とその活用術 - jjug...
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2013/3/27でのJJUG ナイトセミナーの講演「メッセージングプラットフォーム Zimbra の紹介とその活用術」の紹介です。TRANSCRIPT
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JJUG ナイトセミナー メッセージングプラットフォーム Zimbra の紹介とその活用術
2013年3月27日
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目次
1. Zimbra Collaboration Server の概要 2. カスタマイズ 3. オープンソース版をさわってみる 4. まとめ
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目次
1. Zimbra Collaboration Server の概要 2. カスタマイズ 3. オープンソース版をさわってみる 4. まとめ
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Zimbraとは
「Webメール」です
「どこからでも」 つかえる
「様々な端末から」 つかえる
「組み合わせて」
つかえる
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Zimbraの特徴
§ オープンソース版と商用サポート版があり、商用版の一部機能を除きオープンソースで公開されています。
§ オープンソースプロジェクトの成果を活用しています。 • Jetty • MySQL • Lucene • Postfix • Clam AV • SpamAssassin • OpenLDAP
• Nginx
§ オープンソース版のソースコードは Zimbra Public License (ZPL) でライセンスされています。 詳細は http://www.zimbra.com/license/ をご覧ください。
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Zimbraの特徴
§ 自由度の高いシステム構成、スケーラビリティ • 「1台に全機能をインストール」から「数百台規模の分散構成」まで
§ 柔軟な拡張性 • ZimletによるUI機能拡張 • Server Side Extension
• コアのカスタマイズ
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Zimbra Serverの構造
SO
AP
RE
ST
PO
P
LMTP
Zimbra Collaboration Server (Jetty + JVM + OS)
CalD
AV
IMA
P
RS
S
Atom
サポートプロトコル
CardD
AV
ActiveS
ync
Storage System
MySQL Lucene Index
Open LDAP
External LDAP
Active Directory
メタデータ 検索インデクス メールデータ
Zimbra Journaling
認証・設定 (外部認証) メールデータ ジーナリング
Zimbra Proxy
Server side Ext
Could Service
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1. Zimbra Collaboration Server の概要 2. カスタマイズ 3. オープンソース版をさわってみる 4. まとめ
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カスタマイズでできること A. Zimbra システム内のデータの相互利用 B. 外部サービス資源の利用 C. Zimbra のデータを外部サービスに提供
カスタマイズのためのメカニズム § Zimlet § Server Side Extension § Web API
Zimbra のカスタマイズ
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メール、アドレス帳、カレンダー等のデータを他の画面から参照
例）メール画面から予定を参照
A. Zimbra システム内のデータの相互利用
本文中の日付にマウスオーバーするだけで、その日の予定をカレンダーデータから取得してポップアップ表示
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B.外部サービス資源の利用(1)
メール本文に含まれる住所を検出して、その場の地図をポップアップ表示 署名に住所が書いてあればCopy&Paeteなしで直接地図を確認できます。
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B.外部サービス資源の利用 (2)
ファイルの保存、送付にDropboxを活用 Zimbraの一機能であるかのように連携 Dropbox連携ボタンを追加
添付ファイルを簡単にアップロード
添付の代わりにリンクを挿入
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B.外部サービス資源の利用 (3)
機能 § カレンダ予約時に、日時などの情報を WebEx (オンライン画面共有サービス) の予約システムに登録し、WebEx のアクセス情報を、Zimbraの予定に挿入する • 画面共有のための URL の挿入
WebExサイト(外部サイト)
予約取りと、 詳細情報の自動挿入
WebExメニューを追加
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Zimbra内のデータを外部サービス、アプリケーションで利用 § SOAP API でZimbra内のデータを取得 § 独自サービス、アプリでデータを活用
C.Zimbra のデータを外部サービスに提供
ブランドトップ ポータルページ
Zimbra Server
ポータル内に新着通数、受信箱、今日の予定を埋め込み表示 スマートフォン、
タブレット用アプリを作成
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1. Zimbra Collaboration Server の概要 2. カスタマイズ 3. オープンソース版をさわってみる 4. まとめ
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Zimbra パッケージ比較 ~ カスタマイズに関して ~
オープンソース版 (OSS Edition)
有償版 (Network Edition)
カスタマイズ関連 Zimlet ◯ ◯ Server Side Ext. ◯ ◯ Web API ◯ ◯ WebMailリブランディング ☓ ◯ ソースコード改編 ◯
(再配布の場合はソースコードを含めること)
◯ (契約形態に依存)
このほかにも、サポートプロトコル・機能・サポートなどでオープンソース版と有償版には違いがあります。詳細は下記を参照してください： http://www.zimbra.com/products/compare_products.html
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Zimbra オープンソース版を試してみる
§ 方法1 : バイナリパッケージをダウンロードしてインストール • インストーラに従って設定するだけなので簡単 • Zimlet、Server Side Extension、Web API がすぐ使える
§ 方法2 : ソースコードをチェックアウトしてビルド • Eclipse 等からデバッガをかけながら実行が出来る • サポートされていない OS 用のバイナリも作れるかもしれない
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方法 1. バイナリパッケージのインストール
§ サポート OS – RHEL6、SUSE 11、Ubuntu 10.04 / 12.04 (全64ビット)
§ テスト環境でのシステム要件: 1GB RAM、5GB 空きディスク (バイナリインストール場所として)
§ 手順 1. バイナリを http://www.zimbra.com/downloads/os-downloads.html からダウンロードして、解凍しておく
2. <解凍ディレクトリ>/install.sh を実行
§ 注意点 • /etc/hosts にサーバの IP、FQDN、ホスト名を登録しておいて下さい
• インストール中にドメイン名を聞かれます。DNS をローカルに立てておいてください。ドメイン名の入力を省くこともできますが、その場合はメールをシステム内でしか送受信できません
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方法 2. ソースコードからのビルド
§ サポートOS: バイナリ版と同じ § サポートOS以外でビルドが出来ているOS: MacOS § アウトプット
1. Sandbox 環境 2. バイナリパッケージ
§ 主な手順 1. p4 クライアントを Perforce 社のサイトからダウンロードしてインストールしておく
2. p4 サーバからソースコードをダウンロードする： • サーバ名: codes.zimbra.com:2666 • ユーザ名: public • パスワード: public1234 • クライアント名: public-view • チェックアウト先: /home/public/p4 (あらかじめディレクトリを作っておく) • チェックアウトブランチ: //depot/zcs/IRONMAIDEN/… (最新バージョン8)
3. ビルド
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方法 2. ソースコードからのビルド (続き)
§ Sandbox 環境のビルド 3. /opt/zimbra ディレクトリを作成し、ビルドするユーザへの書き込み権を与える
4. ZimbraServer ディレクトリに移動し、ビルド $ ant reset-all
§ バイナリパッケージのビルド 3. パッケージビルド用のスクリプトを実行
$ /home/public/p4/BRANCH/ZimbraBuild/buildZCS.sh –t 4. ビルドが完了するとZimbraBuild/<arch>/ フォルダの下にバイナリパッケージの tgz ができる
§ 備考 • あらかじめ Perl や ant をインストールしておくこと • Sandbox環境のビルドについて、詳しくは ZimbraServer/docs/INSTALL-*.txt を参照のこと
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カスタマイズ実例
§ サーバ側に Web API を追加して、サーバの機能を拡張 § Web クライアント側のUIを拡張
Zimbra サーバ
新しい
AP
I 今日のサンプル: メールの中に “Hello” という文字列があったら、それにリンクをはる。 マウスオーバしたらツールチップを表示する。 クリックしたら新しい API を呼ぶ
今日のサンプル: POSTされたリクエストのHTTP ヘッダを表示する hello from sample-extension Got HTTP headers: Cookie: ZM_TEST=true; JSESSIONID=uye2ghe6t77mi6v4je378od2; ZM_AUTH_TOKEN=0_0c8e2611caa9504e00fda777175aadaf677c1fa9_69643d33363a36333739373364362d616132622d343432302d393339352d6466623963366430313033323b6578703d31333a313336343532343335343631343b747970653d363a7a696d6272613b Host: localhost:7070 Accept: text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,*/*;q=0.8 Accept-Charset: ISO-8859-1,utf-8;q=0.7,*;q=0.3 Accept-Language: en-US,en;q=0.8 User-Agent: Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/537.22 (KHTML, like Gecko) Chrome/25.0.1364.172 Safari/537.22 Connection: keep-alive Accept-Encoding: gzip,deflate,sdch
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Server Side Extension の作り方
1. Java クラスを書いてコンパイル 2. 所定の場所に jar をコピー
/opt/zimbra/lib/ext/<Extension名>/<ハンドラ名>
3. サーバ再起動
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Server Side Extension
public class SampleExtension implements ZimbraExtension {! private static final String EXTENSION_NAME = "sample-extension";! public String getName() {! return EXTENSION_NAME;! }! public void init() throws ServiceException {! /* http handler */! ExtensionDispatcherServlet.register(! this, new SampleExtensionHttpHandler());!!}!!public void destroy() {!
ExtensionDispatcherServlet.unregister(this);!!}!
｝!
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public class SampleExtensionHttpHandler extends ExtensionHttpHandler {! ! public void init(ZimbraExtension ext) ! throws ServiceException {! super.init(ext);! }! ! public void doGet(HttpServletRequest httpReq, ! HttpServletResponse resp) ! throws IOException, ServletException { ! …! }!}!
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Webクライアント側
§ 材料 • com_zimbra_helloworld.xml
§ 作り方 1. com_zimbra_helloworld ディレクトリを作成
2. com_zimbra_helloworld/com_zimbra_helloworld.xml ファイルを作成 3. com_zimbra_helloworld ディレクトリの直上で zmzimletctrl コマンド実行
$ zmzimletctl createZip com_zimbra_helloworld
4. com_zimbra_helloworld.zip をデプロイ
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<zimlet name="com_zimbra_helloworld" version="1.0" description="Hello World Zimlet"> <contentObject> <matchOn> <regex attrs="ig">hello</regex> </matchOn> <onClick> <canvas type="window" props=""/> <actionUrl target=“http://localhost:7070/ service/extension/sample-extension/ sampleextensionhttpHandler"> </actionUrl> </onClick> <toolTip>Click me!</toolTip> </contentObject> </zimlet>
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カスタマイズの実例
§ Server Side Extension の実例 • ActiveSync プロトコル実装 • OpenID 認証プラグイン • SAML 認証プラグイン • バックアップ＆リカバリ処理用モジュール • HSM (メッセージファイル階層ストレージ) 処理モジュール
§ がりがりソースコードのカスタマイズ応用例 • メッセージストレージの置き換え; Posix ファイルシステムの代わりに分散ストレージ用のインタフェースにオーバライド
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各種情報
§ サーバ側 • Zimbra で用意されている Web API
• SOPAP: http://files.zimbra.com/docs/soap_api/8.0.2/soapapi-zimbra-doc/api-reference/index.html
• REST: http://wiki.zimbra.com/wiki/ZCS_6.0:Zimbra_REST_API_Reference
• Server Side Extension の作り方 • ソースコード ZimbraServer/docs/extensions.txt
§ Webクライアント側 • 標準の Web クライアントにタブやボタン等を追加する API
• http://wiki.zimbra.com/wiki/ZCS_6.0:Zimlet_Developers_Guide:Zimlet_API_Specifications
• Zimletギャラリー • http://gallery.zimbra.com/
§ 質問・疑問 • Wiki http://wiki.zimbra.com/wiki/Main_Page
• フォーラム http://www.zimbra.com/forums/forum.php
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おわりに
Zimbra開発コミュニティーを設立予定
2013年夏の設立に向けて準備中
Zimbra周りの開発に関心を持っていただけた方はご連絡ください
