放射能除染に使える常温核変換技術 v0.5
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放射能低減に活用できる常温核変換技術
Low Energy Nuclear Transmutation V0.5 (修正中)
2013年9月13日
浅学俊郎
Twitter: @sengakutFacebook: 常温核融合グループ
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なぜ、核変換による放射能低減が必要か?
� これまでの除染は 「移染」 � 薄く散らばった放射性物質を集めて、分けて、保管する。� 放射性物質の総量は減らない。
� しかし、現実は・・・ � 約1000個の汚染水タンク。保管リスクは高まり続ける。 � 除染した後の高濃度汚染物の置き場所がない。
� フクイチからは、日々新たな放射性物質が漏出。
放射性物質の総量を減らす技術を探そう不可能だと思われているが、不可能だと証明されてはいない
既に様々な核変換の成功例が報告されている。その希望をお伝えしたい。 2
ナノ銀(放射性Cs低減)〜実験室での測定〜� 2013年2月5〜7日に、高エネルギー加速器研究機構で開かれた
研究会「放射線検出器とその応用」(第27回)にて発表された「ナノスケール純銀担持体の放射性セシウム減弱効果の検証測定」
� 発表者は、元東北大学教授で核計測学が専門の岩崎信博士
� 除染作業後の汚染された回収水10ccを乾燥させ、ナノ銀を担持させた骨炭6gに混ぜたところ、放射線強度が減少(下図)
参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html 出典: http://rcwww.kek.jp/rdetconf/rd2013-abstracts.pdf
3P: 分離可能な3ピーク群の計数和、LC: 3ピークの下の連続成分の計数和
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ナノ銀(放射性Cs低減)〜汚染水への適用〜
参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2013/05/fieldwork-decontaminating-radioactive.html 参考: http://www.youtube.com/watch?v=E734t5zjSTM
� 2011年12月10日に郡山市の保育園にて、屋根の除染と共に、除染に使われた汚染水の放射性物質低減実験を実施
� ナノ銀を坦持した骨炭+白御影石を濾材とする装置で水を濾過。合計3回の濾過によって、放射能濃度は1/10まで低下。
Bq/L 原水 1回目 2回目 3回目
Cs-134 13300 1840 1350 1340
Cs-137 18800 2490 1910 1830 Bq/L
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ナノ銀(放射性Cs低減)〜焼却灰への適用〜
参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2013/05/decontaminating-radioactive-ash-of.html 参考: http://www.slideshare.net/ssusereeef70/20120328en5m
� 2012年3月28日、柏市南部クリーンセンターにて、一時保管されている焼却灰(※)の放射性物質低減実験を実施。(※) 放射性物質の濃度が高いために埋め立て処分できない灰
� 焼却灰12Kgにナノ銀を担持させたコラーゲン溶液3リットルを混ぜて、放射線強度を測定。混ぜた直後に6μSv/h → 4μSv/hに低減。
0.00
1.00
2.00
3.00
4.00
5.00
6.00
7.00
1 2 3
最小値(Min)
最大値(Max)
平均値(Ave)
施工前 before process
施工直後 just after process
施工30分後 30 min. after process
μSv/h
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微生物による核変換① (放射性Cs低減) 〜ウクライナのヴィソツキー博士の実験〜
引用: https://mospace.umsystem.edu/xmlui/handle/10355/36823 参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2011/08/blog-post.html
� 10mlのセシウム137汚染水を8つのフラスコに入れ、各々、条件の異なる溶液と数千種の微生物集合体(MCT)を投入。
� 5日毎に放射線強度を測定。
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微生物による核変換② (放射性Cs低減) 〜ウクライナのヴィソツキー博士の実験〜
引用: https://mospace.umsystem.edu/xmlui/handle/10355/36823 参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2011/08/blog-post.html
� 放射線の強度は徐々に低下。最大のケースでは、半減期は約310日(通常より35倍も早いペース)。
� セシウム137はバリウム138に変化したと博士は推測している。
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微生物による核変換(放射性Cs低減) 〜田崎和江博士によるフィールド実験〜
出典:日経エコロジー 2011年12月号 http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/EC0150.html 参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2011/12/blog-post_24.html
� 元・金沢大学教授の田崎和江博士は、水田を2m四方に区切って約30区画のミニ水田を作り、様々な素材を入れて(※)、微生物を繁殖させ、1ヶ月後の放射線量の変化を計測。※ 島根ゼオライト、高岡貝化石、もみがら、スギ皮、能登ケイソウ土など。
� 放射線量は、200〜300cpmから1ヶ月後に100cpm近くに低下。(能登ケイソウ土の土壌)
糸状菌が繁殖し、生体膜の内側に多量の鉱物粒子が付着
土壌に含まれる微量元素を分析したところ、通常の値を超える1kg当たり447mgの大量のバリウムを検出。
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振動攪拌(放射能への適用は未知) 〜オオマサガス生成に使われる振動攪拌の適用〜
出典: http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/A2009028667/ 参考: http://amateur-lenr.blogspot.jp/2009/11/blog-post_04.html
� 特開2009-028667 「水の改質方法」(2007年7月27日出願)には、日本テクノ社の振動攪拌装置による核変換現象が記されている。
� 水に対して100Hz以上の高周波振動を100時間以上行うと、少なくとも、Mg, Zn, Ca, Al, Cu, Na, K, Seの含有量が顕著に増大
� 放射能汚染水を振動攪拌すると、放射性物質を低減できる?
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