New Energy and Industrial Technology Development Organization

1

微粉炭火力発電技術（USC,A-USC）について

(出典；電源開発資料）

・微粉炭火力発電技術は、燃焼技術、発電技術を年々向上させ、蒸気温度や蒸気圧力を上げて効率を向上させてきた。

・現在の商用技術は、USCで送電端効率約40％(HHV, 25MPa, 600℃/620℃*)程度を達成。 ・USCの更なる高温化技術として、A-USC（35MPa, 700℃, 送電端効率46～48%(HHV) の技術開発を実施中。 *(主蒸気温度/再熱蒸気温度)

次世代火力発電協議会

（第２回会合）参考資料２

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2

世界のUSCプラントの導入状況

(出典；CCS Retrofit 2012(IEA)）

・日本は過去20年くらいの間から超々臨界圧石炭火力技術(USC)の導入が進む。 ・米国、ポーランド、インドでは超々臨界圧石炭火力技術(USC)の導入が見られない。 ・中国やドイツでも超々臨界圧石炭火力技術(USC)の導入は近年になってから。

China

USA

Poland

Japan Germany

India

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3

世界のA-USCプロジェクトの動向

国・地域 状 況

欧州 実缶試験COMTES 700（～2011）を継承して、GKM HWT IIとENCIOの2プログラムCOMTES+が実施&計画中(2011～2017)。

米国 主体：EPRI、DOE ボイラ・タービン材料開発の研究タスク設立（2000～。2015～StageIII） ALSTOM、SIEMENS、GE、ORNL、Wyman-Gordonなど

中国 国家能源局によるA-USC国家プロジェクトを設立（2010～2018）

インド 石炭火力商用機開発ロードマップにA-USCを記載 2014年度より7年プロジェクト(2.5年開発、4.5年建設） 政府助成にてBHEL、NTPC、IGCARの開発チームを結成

(出典；IAE第331回月例研究会（2014.2）MHPS資料およびNikolay Rogalev et.al.を基にIAEが作成）

(出典；IEA Technology Roadmap 2012）

Wyman-Gordonのインコネル740インゴット (出典； EPRI講演資料2011.9）

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●Puertollano （スペイン,318MW,1997）

Buggenum （オランダ,284MW,1994）

●Polk Power （米,315MW,1996）

●Wabash River （米,296MW,1995）

解体

4 2005 2020 1995 2000 2015 2010 1990

●運転中 ○建設中 △計画中 年数は運開予定時期 Edwardsport ●

(米,618MW,2013～）

Taean ○ (韓,400MW,2015）

Teeside △ （英,2018, 850MW, 4.2Mtpa）

Don Valley Hatfield △ （英,2018, 650MW, 4.75Mtpa）

Green Gen● (中,2013, 250−400MW, 2Mtpa）

Green Gen ・中国 GreenGen社 ・発電容量 250MW〜400MW ・2013運転開始

【海外プロジェクトの例】 Kemper ・米国 Southern 社 ・発電端出力582MW ・2016運転開始 ・貯留量3.0Mtpa

IGCC

IGCC

IGCC＋CCS

HECA △ (米,2018, 400MW, 3Mtpa）

Kemper ○ （米,2016, 582MW, 3.5Mtpa）

Cash Creek New Gas △ (米,2018, 770MW, 5Mtpa）

大崎CG ○ （日,2021〜, 166MW, 0.3Mtpa）

※酸素吹IGCC:2017〜。CO2分離回収型IGCC:2019〜

勿来 ● (日,250MW,2007～）

Summit △ （米,2018, 400MW, 2Mtpa）

７00m

1500m

世界各国で複数のIGCCプロジェクトが進捗。運転開始されているものも存在。また、計画段階でプロジェクトが進捗していないものや安定運転できていないものも見られる。

広野、勿来△ (日,各500MW,2020～）

世界のIGCCプロジェクトの動向

(出典；Japan CCSフォーラム2015 NEDO資料(2015.6)にIAEが加筆）

IGFC

：日本プロジェクト