「赤旗」公式 アカウント赤旗 twitter アカウント しん …¼ˆ1） 年5月...
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（１） 年５月日第３種郵便物認可 Ⓒ日本共産党中央委員会2018年☆
■「赤旗」公式 facebook アカウント 赤旗 PR、twitter アカウント @akahata_PR ■ファクス 中央委員会 03（5474）8358 赤旗編集局 03（3350）1904 ■ http://www.jcp.or.jp/
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しんぶん赤旗 検索2018年 ２３月特別号外
記事案内
紙面にみる「赤旗」の年❷❸「赤旗」日曜版の読みどころ❹
発行所 日本共産党中央委員会東京都渋谷区千駄ヶ谷４のの７〒151―8586 ☎03（3403）6111
「しんぶん赤旗」は創刊周年を迎えました
真実を伝える国民共同の新聞です
「しんぶん赤旗」は1928年２月１日の創刊いらい、日本共産党の機関紙
として社会変革の事業に貢献するとともに、真実を求める国民の共同の新
聞として、日本社会の中でゆるぎない地位を築いてきました。創刊周年
にあたって、各界の識者のみなさんからは「嵐と怒ど
濤と う
の年月の年です。
『赤旗』も、傷つき、血を流して闘い、またあるべき姿を模索しての日々
だったと思います」「それを生き抜いて今、二十一世紀になお存在感を増
しているのは立派なことだと敬意を表します」（作家の赤川次郎さん）な
どのメッセージを寄せていただきました。各界からのメッセージを紹介す
るとともに、紙面を振り返りながら「赤旗」年の歴史と今を考えます。
﹁しんぶん赤旗﹂は日本の問
題でも世界の問題でも世の中の
真実に迫ろうと日々報道を続け
ています
１月日付では１９９４年の
北朝鮮核危機を米国防長官として
経験し近年は﹁核兵器のない世
界﹂を訴え続けているウリアム
・ペリ氏のインタビを掲
載﹁われわれは戦争に突入する
ことは望んでいません米国も日
本も韓国もそして北朝鮮も﹂
﹁今日軍事的手段を行使しない
理由は年当時よりもずと大
きい外交的手段を使うことの論
拠は今においてはより強力です﹂
と北朝鮮問題を平和的外交的
に解決する必要性を力説していま
す安
倍内閣の暴走を告発する報道
も充実松本文明内閣府副大臣が
沖縄での相次ぐ米軍機事故をただ
した日本共産党の志位和夫委員長
の代表質問に対し﹁それで何人
死んだんだ﹂との暴言ヤジを飛ば
し辞任に追い込まれましたこ
のヤジを本人に確認し報道したの
は﹁赤旗﹂でした
また安倍内閣の生活保護削減
に道理がなく悪化する貧困打開
のために﹁生活保障法﹂の制定こ
そ必要だと迫た志位委員長質問
や森友疑惑で新たな音声デタ
も示し首相の妻・昭恵氏の関与
がいそう疑われることを暴露し
た辰巳孝太郎参院議員の質問など
国会論戦をくわしく報道さらに
は田村智子副委員長の質問では
有期雇用職員の無期雇用転換を逃
れるために雇い止めを指示してい
た日本貿易振興機構︵ジトロ︶
がその計画を全面撤回させるな
ど働く人たちに寄り添たスク
プも報じています
﹁しんぶん赤旗﹂は平和民主
主義生活向上を願う人びとの絆
となる国民共同の新聞です全国
各地の草の根のたたかいを丁寧に
伝えるとともに幅広い人々が紙
面に登場交流しています市民
と野党の共闘の前進になくてはな
らない新聞です
また﹁しんぶん赤旗﹂日刊紙
は一般紙に先駆けて最終面にも
てきたテレビ・ラジオ欄政党
機関紙で唯一プロ棋戦を主催して
いる囲碁・将棋欄をはじめ学術
・文化面スポツ面くらし面
など多様な関心にこたえた魅力
ある紙面となています
同志社大学大学院教授
岡野
八代さん
報道の視点明確 年の軌跡
﹁しんぶん赤旗﹂創刊周年おめで
とうございます
政党の一機関紙が社会や政治世
界を伝えるメデアとしてこれほど
貴重になるとは皮肉を言うようです
がそれは現在の日本社会がいかに
危機にあるかを示しています政党
もそして大手メデアも戦後これ
ほど私たちの不信感を高めたことが
あたでしうか
私たちは誰しも政治的な存在で
すなにを見てもそれは私の視点
から見えたものですメデアに必要
なのはその視点に自覚的であること
で政府の発表をただ伝えるような報
道や無難な両論併記は中立である
どころか自らの視点に無自覚な偏
た報道に他なりません
民主主義に不可欠の報道の自由の
実践と報道の視点を明らかにする
政治性こそが赤旗年の軌跡だと思
います今後はさらに女性視点の政
治報道も期待しています女性が発
言する共産党それも現在の日本政
治に対する明らかな態度表明ですか
ら
メディア無視の事実を丁寧に作家
澤地
久枝さん
瀬戸内寂聴さんは歳になられ
た最近作﹁いのち﹂の高い文学
性みずみずしい感性に打たれてい
る本
紙が創刊から満年になるとい
う年は長いしかも昭和時代に
は発行を禁止された日々がある復
刊されたのは日米安保条約締結の
１９５２年メデインクが手に
つきそうな﹁赤旗﹂の記憶があざや
かにある
寂聴さんは一般紙４紙と﹁赤旗﹂
を毎日読んでいらしる﹁赤
旗﹂よりも長い人生をそれも有為
転変の人生を生きてこられたのだか
ら﹁寂聴さんと赤旗﹂を読みたいと
思ている
﹁赤旗﹂は他のメデアが無視す
る事実を丁寧に追い沖縄選挙に力
がある
毎月３日午後１時私たちは国会
正門前で﹁アベ政治を許さない﹂
︵俳人金子兜太氏の強烈な文字︶を
かかげている﹁赤旗﹂の記者がい
つもあらわれ翌日に写真入りの記
事が出るのだ
元外務省国際情報局長
孫崎
享うける
さん
真実に迫る紙面 使命大きい
﹁赤旗﹂はいま日本共産党の機関紙と
いう意味を超えた重要性を持ている
民主主義の基本は報道の自由だが﹁国境
なき記者団﹂の評価で日本の報道の自由
度は世界で番目だ﹁忖そ
ん
度たく
﹂の風潮が社
会を覆いおのおのの組織が法的道徳的
に許されないことをやている
報道でも真実を追求すべきメデア
が政権にどこまで歓迎されるかを基本と
している大手メデアが死に体にある
中真実に迫ろうとする紙面で多くの人
が接することができるものは﹁赤旗﹂しか
ない国民全体に対し﹁赤旗﹂が担う使命
はかつてなく大きい
﹁赤旗﹂と協力すれば自分の発言の機
会を狭めると考え協力を避けた時期もあ
たしかし﹁赤旗﹂と共産党が安倍政
権が行う﹁改革﹂を止める取り組みの中核
にあるその中で﹁赤旗﹂と協力するこ
とが望ましいと考え発言する機会が与え
られれば受ける方向に私自身も変わ
た
年の歴史戦前の大変な厳しい時期を
のり越え一貫性を持つことは想像を超え
るその力強さは今日の紙面に生きてい
ると思う
益川
敏英さん
ノベル物理学賞受賞者
京都大学名誉教授
１面から最後まで全部読む
大学の研究室にほかの新聞と一緒に﹁赤
旗﹂が置いてあたもう年以上前そ
れから１９６９年に宅配になてからも
ずと読んでいますよ１面トプから最
後まで全部読む
ほかのも読むけど﹁赤旗﹂は記事がわ
かりやすいね政治のことがよくわかる
要点が鮮明です最近は科学の記事も詳し
くなて一般紙よりいいね
よく読めば一般の新聞にも情報としては
同じことが書いてあるから﹁赤旗﹂が特
別魅力的だとは思わないけどそれは﹁フ
クト﹂のこと憲法９条を守れといて
いるのは﹁赤旗﹂でそれ以外の新聞は
﹁憲法を変えるという勢力がある﹂という
書き方をする立場を鮮明にしているのは
﹁赤旗﹂だけだ
戦前は政治的な話をすれば特高に引
張ていかれたそういう時代から手
渡しで配られた歴史があるそれはすご
いことだそれが今は堂々と宅配で読め
るそれだけ社会が進んだわけね
問題を深く掘り下げて解明した﹁赤旗﹂
らしい記事がもと人々のとくに若い
人たちの目に触れるようになてほしい
ね
ジナリスト
青木
理おさむ
さん
目離せない 権力のチェック役
政党機関紙というメデアの性質上一
般ジナリズムとは立ち位置が違うとい
う前提はありますが取材力調査力とい
う意味では数あるメデアのなかでも
﹁赤旗﹂はトプクラスにあると思いま
す最
近でも企業名を明らかにしたブラク
企業の不正追及自衛隊の実態などいく
つもの特ダネを報じていますかつて通信
社に身を置き今はフリジナリスト
の私からしても目が離せない貴重で大切な
メデアです
いま新聞雑誌などの紙媒体は生き残
りに必死です残念なのは﹁赤旗﹂に特ダ
ネが載ても一般の人になかなか広がら
ないそれをどう工夫していくかインタ
ネトやＳＮＳをどう活用し若い人へ
の影響力を増していくか共通する課題だ
と思います
国会では自民１強という異常な状況下
憲法改定論議が進んでいますメデアの
権力チク機能が問われるなか多くの
メデアは非常に頼りがない﹁赤旗﹂に
は政党機関紙の立場ではあても権力
チクの役割を鋭く果たしつづけてほし
いと期待しています
しんぶん 赤 旗 （2018年特別号外 創刊90周年特集） （２）（第３種郵便物認可）
1928―2018
創刊年を迎えた﹁しんぶん赤旗﹂そこに貫かれているの
は不屈のジナリズム精神です年の歩みを紙面でたど
てみました
歴史が決着をつけた
三つのたたかいと﹁赤旗﹂
﹁赤旗﹂創刊号︵１９２８年２月１日付︶の表
紙︵写真右︶と日本共産党員作家の小林多喜二
の虐殺を伝える１９３３年２月日付︵同左︶
「オール沖縄」候補の４選挙区
完勝を報じる2014年月日付
﹁社公合意﹂を報じる１９８
０年１月日付︵写真左︶
と全国革新懇の結成を伝え
る１９８１年５月日付
（写真右から）ソ連共産党中央委員会（1964年４月
日付）の書簡にたいする日本共産党中央委員会の
返書（「アカハタ」1964年９月２日付）、ソ連共産党
の解体に対して出された日本共産党常任幹部会の声
明を掲載した「赤旗」1991年９月２日付、日中両党
の関係正常化を報じる「赤旗」1998年６月日付
日本共産党の創立は
﹁赤旗﹂創刊の６年前
１９２２年７月日
で昨年は創立周年
でした１月に開いた
回党大会の決議は
﹁日本共産党の年
は日本国民の利益を
擁護し平和と民主主
義社会進歩をめざし
てその障害となるも
のに対しては相手が
どんなに強力で巨大な
権力であろうと正面
から立ち向かてきた
歴史である年のわ
が党のたたかいのなか
で歴史が決着をつけ
た三つのたたかいがあ
る﹂として①戦前の
天皇制の専制政治・暗
黒政治とのたたかい②
戦後の旧ソ連などによ
る覇権主義とのたたか
い③﹁日本共産党を除
く﹂という﹁オル与
党﹂体制とのたたかい
をあげました
これらのたたかい
は現在と未来に生き
る大きな財産をつくり
ました戦前のたたか
いは日本国民全体の
財産である日本国憲法
に覇権主義とのたた
かいは党の自主独立の
路線新しい党綱領
に﹁日本共産党を除
く﹂オル与党体制と
のたたかいは市民と野
党の共闘にそれぞれ
実を結んだのです
﹁赤旗﹂はこれら
のたたかいにどうかか
わりどんな報道をし
たのでしうか
戦前のたたかいにつ
いて決議は﹁日本共
産党は非合法下での
迫害や投獄に屈するこ
となく国民主権と反
戦平和の旗さらに人
間解放と未来社会をめ
ざす旗を掲げ続けた
戦前の社会でこの旗を
掲げることは文字通
り命がけのことであ
り多くの諸先輩が弾
圧で命を落とした﹂と
紹介しています
実際当時の日本社
会は天皇が絶対的権力
をもち国民は無権利
状態におかれ自由も
民主主義もない時代で
した
その中で﹁赤旗﹂
︵当時は﹁せき﹂と
呼ばれた︶は党の主
張をストレトに国民
に伝えるためにあえ
て非合法での発行に踏
み切たのです
﹁赤旗﹂の発行も自
由に行えず﹁赤旗﹂を
もていただけで逮捕
・投獄されるそんな
度重なる弾圧によ
て﹁赤旗﹂は１９３
５年第１８７号をも
て発行停止を余儀な
くされますがこの
間﹁君主制廃止﹂﹁言
論・出版集会結社
の自由﹂﹁戦争反対植
民地の独立﹂など党
の主張を堂々と掲げ
真実を伝え続けたので
す党
と﹁赤旗﹂の主張
の先駆性正確さは
歴史によて検証され
ました日本が敗戦の
さいに受諾したポツダ
ム宣言には日本の戦
争が侵略戦争だたと
いう認定と軍国主義
の除去日本の民主化
が明記され日本国憲
法には﹁政府の行為﹂
によて戦争を引き起
こしたことへの反省と
ともに国民主権の原
則が明記されました
タブーを打破 世論動かす
公明党の言論・出版事件をスクプした１９６９年月日付﹁赤
旗﹂︵写真上中︶と﹁言論・出版の自由﹂大集会を報じる１９７０
年２月４日付︵同上右︶八鹿高校事件の第一報︵１９７４年月
日付１面同下右︶と暴力・無法一掃の八鹿町での大集会を報じ
た１９７４年月２日付︵同下左︶田中角栄の信濃川河川敷買い
占め事件を暴いた１９６６年月日号の日曜版３面︵同上左︶
どんな弾圧、迫害にも負けずに、
真実を追求し、報道する―戦前、戦
後のたたかいのなかで培われた「赤
旗」の不屈のジャーナリズム精神
は、さまざまなタブーに風穴をあ
け、世論をうごかしてきました。
最近のメディアでも紹介されるな
ど、今も語り継がれる、タブーを打
ち破った例としては、年代後半か
ら年代にかけての「鶴タブー」「角
タブー」「解同タブー」などがあげ
られます。
年表で見る「しんぶん赤旗」
1922７ 日本共産党創立
２１ 党中央機関紙「赤旗（せっ
き）」創刊
２ 弾圧により第187号を最
後に停刊
・ 再刊第１号
３１ あかつき印刷が発足
７ 題字を「アカハタ」に変更
７ ＧＨＱが「アカハタ」無
期限発行停止を指令
５１ 「アカハタ」復刊第１号
３１ 「アカハタ」日曜版創刊
６１ 日刊にテレビ欄を新設
１１ 報道記事に「ですます」
記述を採用
２１ 題字を「赤旗」に変更
日刊紙にスポーツ欄、地
方版（東京、関西）新設
「赤旗」将棋第１期新
人王戦が始まる
９１ 日刊紙㌻建て実施
７ 「赤旗」囲碁第１期新
人王戦始まる
４１ 題字を「しんぶん赤旗」
に変更。日曜版のタブロ
イド化
2000５１ 日刊紙を一部カラー化
２１ 創刊周年
戦後の旧ソ連などによる覇権主
義とのたたかいはどうでしう
か１
９５０年ソ連のスタリン
らによて武装闘争を日本共産党
に押し付けようという干渉が行わ
れ党中央の一部が内通呼応し
て中央委員会が解体されました
日本共産党はこの党史上最大
の危機を乗り越える過程で自ら
の国の革命運動の進路は自らの頭
で決めるどんな大国でも干渉や
覇権は許さないという自主独立
の路線を確立しました
さらに１９６０年代にはソ
連と中国・毛沢東派がそれぞれ
の権力を総動員して日本国内に
反日本共産党の流れをつくるとと
もに内通者を支援してニセの
﹁共産党﹂をつくり日本共産党を
押しつぶそうという大干渉作戦を
行いました
日本共産党はこの無法な攻撃
も全党あげてのたたかいで打ち破
りました
ソ連共産党は１９７９年の日
ソ両共産党首脳会談で干渉につ
いて反省の言明を行いましたが
その後も干渉は続き日本共産党
との間で厳しい論争が続きまし
たこのたたかいは１９９１
年ソ連共産党の崩壊という形で
終止符が打たれました
中国共産党は１９９８年６月
の両党会談での合意文書で干渉
行為について﹁内部問題相互不
干渉の原則にあいいれないやり方
をとたことについて真剣な総括
と是正をおこなた﹂と表明しま
した
ソ連中国という二つの大国に
干渉攻撃の誤りを認めさせた歴史
的たたかいここでも﹁赤旗﹂は
大きな役割を果たしました
ソ連中国による干渉行為を告
発しその無法を批判する論戦は
﹁赤旗﹂を舞台に行われ時に８
に及ぶ長大論文を掲載したこと
も当時のマスメデアがソ
連中国の干渉の問題を紙面で完
全に黙殺するなか﹁赤旗﹂はそ
の無法な干渉行為を国民に知らせ
る役割を担い全党は﹁赤旗﹂を
通して政治的・理論的に鍛えら
れたのでした
﹁日本共産党を除く﹂
という﹁オル与党﹂体
制とのたたかいはどう
かこ
の一大契機となた
のは日本共産党排除を
原則として明記した１
９８０年の社会党と公明
党との政権合意︵社公合
意︶でした支配勢力が
総力をあげ日本共産党
を政界から排除しその
存在をないものかのよう
に扱う大掛かりな反共
作戦が始またのです
１９９０年代前半には
﹁自民か非自民か﹂と
いう共産党しめだしの一
大キンペンがその
後は小選挙区制をテコに
した﹁二大政党﹂づくり
が行われ２０００年代
には財界主導の﹁二大
政党による政権選択﹂の
一大キンペンが繰り
広げられました
これは日本共産党の
前進を阻む最強・最悪の
逆風として作用しました
が同時に弱肉強食の
新自由主義﹁構造改
革﹂路線の押し付け社
会保障切り捨て雇用の
破壊憲法を無視した海
外派兵拡大など最悪の
﹁反国民作戦﹂でもあり
ました
これに対して日本共
産党は日本の民主的再生
を願う団体と個人による
﹁革新統一懇談会﹂の結
成を提唱これをうけ１
９８１年には全国革新懇
が結成され統一戦線運
動の力強い推進力とな
てきました
﹁オル与党﹂体制の
もとで悪政と国民との
矛盾が噴き出すなかで
さまざまな分野で切実な
一致点での﹁一点共闘﹂
が広がり悪政を国民的
に包囲する流れがつよま
ていきました２０１
４年総選挙では沖縄の新
基地建設反対を掲げる
﹁オル沖縄﹂候補が４
選挙区で完勝このよう
な国民のたたかいが合流
する形で２０１５年
安保法制戦争法反対の
たたかいを契機に市民
と野党の共闘という流れ
がつくられたのですこ
うして﹁日本共産党を除
く﹂という﹁壁﹂は崩れ
過去のものになりまし
たこ
の間﹁赤旗﹂は﹁オ
ル与党﹂体制の反国民
的反民主主義的な実態
を具体的に告発しつつ
無党派を含む幅広い人々
との一致点にもとづく共
同を追求し﹁共産党を
除く﹂壁を打ち破るため
に全力をあげました
しんぶん 赤 旗 （2018年特別号外 創刊90周年特集）（３） （第３種郵便物認可）
紙面にみる「赤旗」の年
﹁赤旗﹂のいま
どこまで来ているのか
談話シリーズ「総選挙結果うけ
て」（2017年月日付１面）
︵写真左上から時計回りに︶万人が集また﹁原発さようなら集会﹂
︵２０１２年７月日付︶原発ゼロ官邸前行動１年︵２０１３年３月
日付︶戦争法案ノ全国大行動︵２０１５年８月日付︶秘密保護
法強行に抗議︵２０１３年月８日付︶を伝える﹁しんぶん赤旗﹂
国政での選挙協力で合意した５野党党
首会談を伝える2016年２月日付１面
﹁アプル税逃れ１２兆円﹂﹁台車亀裂のＪＲ西
検査要
員人削減﹂と大企業の不正を告発した２０１７年月
日付１面大企業の不正や重大事故を実名を挙げて告発し
た経済面の連載﹁グロバル経済の迷宮﹂︵同２月日付
６月日付︶と﹁落日の東芝﹂︵同３月日付︶
一般メデアも注目の存在感
ジナリズムの使命
は権力を監視し真実
を報道することですと
ころが日本の巨大メデ
アは﹁国境なき記者
団﹂による報道の自由度
ランキングの深刻な低下
に見られるように全体
としてその使命を果たし
ているとは言えない状況
にあります
そのなかで権力と対
峙︵たいじ︶し真実の
報道を貫いている﹁赤
旗﹂の存在感はかつてな
く高まていますそ
れはこの間のメデア
の注目にも表れていま
す昨
年５月には﹃週刊ポ
スト﹄が﹁聖教新聞﹂と
セトで６の特集を
組みましたがそこで注
目したのが﹁赤旗﹂の
﹁一般の報道機関にはな
い視点や角度﹂ですそ
れは﹁今でいえば振り
切た﹃安倍政権批判﹄
である﹂﹁両論併記を旨
とする一般紙では考え
られない強い論調で政権
批判に邁進︵まいしん︶
している﹂と書きまし
た﹁
全国紙が後追いする
赤旗のスクプ力﹂﹁全
国紙をも上回る取材力﹂
にも注目田中金脈追
及偽装請負追及九電
のやらせメル稲田防
衛相の白紙領収書疑惑な
ど今昔のスクプを振り
返ています
日経新聞が昨年７月
日付夕刊で﹁党勢透ける
機関紙﹂と題した政党機
関紙の特集を掲載しまし
たがここでも﹁赤旗と
いえば独自のスクプ
だ﹂﹁一般紙が追いかけ
ることもある﹂﹁他党ＯＢ
へのインタビで政
権を批判する記事もあ
る﹂などと紹介していま
す
安倍首相が狙う９条改憲の狙いや背景を暴露した2017
年５月日付２面（写真上右）と３面（同左）。「９条
改憲ノー」の国会包囲行動を報じる同月４日付１面
核兵器禁止条約採択を特集的に
伝える2017年７月９日付１面
創刊から年を迎える﹁赤
旗﹂いまこの新聞はどう
いう地点にありこの日本社
会のなかでどんな役割を果た
しているのでしうか
タブなく真実を伝える
﹁赤旗﹂それは日本の問
題でも世界の問題でも世の
中の本当のこと真実を知ろ
うと思たら不可欠の存在
なくてはならない新聞です
９条改憲問題
たとえば安倍首相がねら
う９条改憲問題昨年の憲法
記念日に打ち上げたものです
がもともとこのシナリオを
描いたのは改憲右翼団体
﹁日本会議﹂のブレンであ
りその狙いは﹁自衛隊を
明記した３項を加えて２項を
空文化させること﹂にありま
したこのことを彼らの発
言から洗い出して﹁﹃９条２
項を空文化﹄
日本会議
狙
いあけすけ﹂といち早く暴
露したのが﹁赤旗﹂です
海外での武力行使が文字通り
無制限になるというのがこ
の問題の本質ですそのこと
を国民多数の共通認識にして
いくうえで﹁赤旗﹂の役割
は決定的です
沖縄新基地問題
９条改憲問題と並んでこ
とし絶対に負けられないたた
かいとなている沖縄の新
基地建設問題﹁赤旗﹂は
新基地建設に反対するオル
沖縄のたたかいに連帯する唯
一の全国紙として安倍政権
がいかに民意も法も無視して
新基地建設を強行しようとし
ているのかその道理のなさ
とともに立ち向かう沖縄の
人々のたたかいを全国紙の
なかでいちばん詳しく報道
しています
沖縄全域で相次ぐ米軍機事
故は﹁普天間基地は市街地
の真ん中にあるから危険だ
海辺の辺野古に移せば安全
だ﹂という新基地建設合理
化論がまたくの偽りであ
ることを浮き彫りにしまし
た移
設条件つきではなく普
天間基地の無条件即時撤去こ
そ唯一の解決策であることを
訴え解決の展望を示してき
た﹁赤旗﹂の役割はきわめて
重要になています
核兵器禁止条約
昨年は核兵器を歴史上初
めて違法化する核兵器禁止条
約が採択されるというビグ
ニスがありましたが
﹁赤旗﹂は国連会議はもちろ
ん﹁核兵器廃絶国際キン
ペン︵ＩＣＡＮ︶﹂のノ
ベル平和賞授賞式からバチカ
ンにまで初めて記者を派遣
し歴史的瞬間の一部始終を
伝えてきました
このなかで国際政治の主
役が一部の大国から多くの
国々の政府と市民社会に交代
する激変が起きましたがこ
うした世界の構造変化さら
に核兵器廃絶を求める被爆者
や草の根の取り組みまでこ
の問題での﹁赤旗﹂報道は他
を圧倒企画も核兵器廃絶
のたたかいを進める大きな力
になています
大企業の不正
昨年は大企業の不正事件
や重大事故談合や税逃れな
どさまざまな事件が相次ぎま
したがこの問題でなんの遠
慮もなく大企業の実名を出
して不正を追及できるのは
﹁赤旗﹂です
昨年月ラ日付１面は大企
業の不正を告発するスクプ
が紙面を飾りました一つ
はトプの﹁アプル税逃
れ
１・２兆円
日本で得た
利益過去年
租税回避地に
移転﹂もう一つは﹁のぞみ
台車亀裂のＪＲ西検査要
員人今年４月削減﹂の記
事他のメデアにはできな
い﹁赤旗﹂ならではのスク
プです世界的な多国籍大企
業であるアプルの税逃れの
追及には﹁さすがに赤旗
なかなかのものだ﹂などの反
響が寄せられました
﹁しんぶん赤旗﹂はい
ま市民と野党の共闘を
進める共同の新聞として
大きな役割を果たしてい
ます
俳優の仲代達矢さん
が﹁赤旗﹂創刊周年に
寄せたメセジで次の
ように語ています
﹁近年の﹃野党と市民
との共闘﹄の選択は非
常に心強いものがありま
す立場の違いを超え
て一歩でも半歩でもよ
り良い社会へと向かう道
を選ばれたこと心から
敬服いたしますその
﹃共闘﹄の下地をつく
たのは﹃赤旗﹄紙上での
幅広い人びとの交流では
なかたでしうか﹂
仲代さんが語るよう
に﹁赤旗﹂はこの間市
民と野党の共闘が前進す
る中で保守の人々をふ
くめこれまでにない幅
広い人たちに紙面に登場
してもらい交流を広げ
てきました
市民と野党の共闘の源
流ともいえる２０１２年
３月いらいの﹁原発ゼロ
官邸前行動﹂年９
月メ日の党の国民連合政
府提唱年２月メ日の
５野党党首会談合意な
ど共闘発展の節目とな
た出来事をその都度
大きく報道同時にこ
の一致点に賛同しとも
にたたかう幅広い人たち
が﹁赤旗﹂に次々登場し
発言してきました
こういう﹁下地﹂があ
たからこそ昨年の総
選挙の中で市民と野党
の共闘に逆流と分断が突
然襲いかかたときに
もそれを乗り越える力
が働き共闘再構築にむ
かたのです
たとえば９月日付
から始めた﹁総選挙今言
いたい﹂という発言シリ
ズ各界の幅広い人々
に登場してもらい﹁逆
流と断固たたかおう﹂
﹁共闘をあきらめないで
追求しよう﹂というメ
セジを発信してもらう
企画です初回の９月
日付は１面トプで﹁市
民と野党
共闘さらに﹂
の見出しのもと３面を含
め８人が登場その後
月日まで連日続き地
方版も含めて約人が登
場しました政党でいえ
ば社民党自由党新
社会党元公明党保守
系無所属の地方議員各
地の市民連合関係者大
学教授ジナリス
ト俳優落語家など実
に多彩な人々が登場数
の面でも顔ぶれの面でも
﹁赤旗﹂史上空前の取り
組みとなりました
さらに選挙が終わ
り日本共産党の議席が
後退し一部に﹁がか
り感﹂もでるなか﹁赤
旗﹂が間髪入れずに始め
た﹁総選挙結果うけて﹂
の談話シリズも局面
を動かす転機となりまし
たこ
れにはム人の識者が
登場しましたが共通し
て語られたのは﹁共産
党は市民と野党の共闘が
崩壊の危機に瀕︵ひん︶
したさいに身を挺︵て
い︶して逆流を止め日
本の民主主義を守た﹂
という評価それは総
選挙の意義と日本共産党
が果たした歴史的役割を
浮き彫りにするものでし
た初回には３氏が登
場作家の笙野頼子さん
は﹁権力は野党共闘を
こそ恐れている怖いの
は立憲民主党の数ではな
く共産党の献身﹂﹁ひた
すらの善意は権力を脅か
す﹂と喝破しました読
者からは﹁珍しく﹃赤
旗﹄１面を切り抜く３
氏の言葉は善意献
身たじろがずとい
た賛辞にあふれていた
この党とともに歩む自分
を誇らしいと思た﹂
﹁議席減に気落ちしてい
たが共産党に投票して
よかたと上向きな気分
になれた﹂など大反響が
寄せられました
﹁赤旗﹂は市民と野党
の共闘の発展を願う人々
にとてなくてはなら
ない新聞になていま
す
しんぶん 赤 旗 （2018年特別号外 創刊90周年特集） （４）（第３種郵便物認可）