いのちに　ふれて

3⑶

すがすがしい　心で

こころ

⑵

生きものに

　やさしく

い

⑴

いのちを　大切に

たい

せつ

89 88

いのちを　大切に

93 92

どのような　ときに、「生きて　いる」　ことを　かんじますか。

い

手が　

あたたかい

て

楽しく　

うんどうする

心ぞうが　

どきどきする

しん

気もちよく　

おきる

き

楽しく　

勉強する

たの

べん

きょう

おいしく　

食べる

た

ほかに　

どのような　

ときに、生きて　

いる　

ことを　

かんじますか。

みんなで　

話し合いましょう。

はな

あ

9495

　アフリカゾウは、しぬ　ことが　分わ

かると、ゾウの　はか場ば

に

むかい、そこで　しぬと　言い

われて　います。

「ゾウの　はか場って、本ほん

当とう

に　あるんですか。」

　なおとは、どうぶつ学がく

者しゃ

の　おじさんに　聞き

きました。

「むかしから　そう　いう　話はなし

が　言いつたえられて　いるが、

　作つく

り話ばなしだね。ゾウが　しぬ　ことに　ついては、こんな

　けんきゅうが　あるんだよ。アフリカゾウは　親おや

子こ

と

　親しん

るいの　ゾウで　むれを　作って　なかよく　くらして

　いる。なか間ま

が　しぬと、体からだ

に　草くさ

や　木き

の　はを　かけて、

　そうしきを　するんだ。そして、ほねだけに　なっても

　やって　きて、なつかしそうに　ほねを　なでて　いく。

　とくに　子こ

どもは、しんだ　お母かあ

さんの　ことを　一いっ

生しょう

　おぼえて　いるんだよ。」

　なおとは、むねが　じいんと　あつく　なりました。

「おぼんに　たじまの　おじいちゃんの　おはかまいりを　するのと　同おな

じですね。」

「そうだよ。今いま

、おじさんたちが　この　せかいに　いるのは、ご先せん

ぞさまの

　おかげだものね。おじさんが　しんだら、なおとは、

　おじさんの　おはかまいりを　して　くれるかな。」

「もちろん。」

と　言って、なおとは、おじさんの　むねに　

とびこみました。おじさんは、ぎゅっと

だきしめて　くれました。おじさんの

あたたかさが、しっかり　つたわって　きました。

おはかまいり＊

この　お話を　書か

いた　人ひと

河かわい合

　

雅まさ

雄を

長なが

年ねん

に　わたって　どうぶつの　ことを　けんきゅうして　きた　学者。

いのちを　大切に

9697

　

お母さんが、赤ちゃんを　

口くち

に　

くわえて

いるよ。

　

新あたらしい　

すに、はこんで　

いるんだね。

　

お母さんの　

前まえ

歯ば

は、かたい　

ひまわりの

たねを、ばりばり　

かんで　

しまうくらい

強つよ

いんだって。

　

でも、お母さんは、赤ちゃんを　

そっと

かんで　

いるみたい。まるで、大だ

い

事じ

な

たからものを　

まもって　

いるようだね。

　

生まれてから、十と

おか日が　

たったよ。

　

ハムスターの　

赤ちゃんが　

生う

まれたよ。

　

生まれたばかりの　

赤ちゃん。

とっても　

小ちい

さいね。

　

お母か

あ

さんの　

おっぱいを、

一いっ

生しょうけ

んめい　

すって　

いるよ。

　

毛け

が　

生は

えて　

いないし、

目め

も　

あいて　

いない。

　

大だい

じょうぶかな。ちゃんと

大おお

きく　

なるのかな。

ハムスターの　赤あ

か

ちゃん

いのちを　大切に

99

　

ハムスターの　

赤ちゃん、

早はや

く　

大きく　

なあれ。

　

小ちい

さい　

体に、どんな

力ちからが　

つまって

いるのかな。

　

みんなが

元げん

気き

に

歩ある

き回まわ

るのも、

もう　

すぐだね。

　

赤あか

ちゃんの　

体からだ

が、　

とっても

大おお

きく　

なって　

いる。

　

毛け

が　

生は

えて、せ中なか

の　

もようが、

よく　

分わ

かるよ。

　

一いっ

ぴき　

一ぴき、みんな　

ちがう

もようなんだね。

　

あれえ、ときどき　

かわいい

あくびも　

するよ。

　

お母か

あ

さんの　

おなかに、みんな

いっしょに　

くるまって

とっても　

気き

もちよさそう。

98

いのちを　大切に

101 100

生きて　いるって　すばらしい

手のひらを　

太陽に

やなせ たかし

ぼくらは　

みんな　

生きて　

いる

生きて　

いるから　

歌うんだ

ぼくらは　

みんな　

生きて　

いる

生きて　

いるから　

かなしいんだ

手のひらを　

太陽に

すかして　

みれば

まっかに　

ながれる

ぼくの　

ちしお　

ミミズだって　

オケラだって

アメンボだって

みんな　

みんな　

生きて　

いるんだ

ともだちなんだ

て

たい

よう

手のひらを　

太陽に

やなせ たかし

ぼくらは　

みんな　

生きて　

いる

生きて　

いるから　

歌うんだ

ぼくらは　

みんな　

生きて　

いる

生きて　

いるから　

かなしいんだ

手のひらを　

太陽に

すかして　

みれば

まっかに　

ながれる

ぼくの　

ちしお　

ミミズだって　

オケラだって

アメンボだって

みんな　

みんな　

生きて　

いるんだ

ともだちなんだ

声に　出して　読んで　みましょう。

みんなで　歌って　みましょう。

声に　出して　読んで　みましょう。

みんなで　歌って　みましょう。

こえ

だ

よ

うた

い

103 102

い

⑵ 生きものに

　やさしく

生きものに 　やさしく

どのような　生きものを　そだてた　ことが　ありますか。

生きものを　そだてた　ときの　ことを　思い出して、

書きましょう。

か

おも

だ

1年ねん

どのような　

気もちで　

そだてましたか。

生きものの　

名前

な

まえ

き

2年どのような　

気もちで　

そだてましたか。

生きものの　

名前

生きものには　

いのちが　

あります。

世話を　

して　

大事に　

そだてましょう。

だい　じ

せ　

わ

104105

　今いま

から　十じゅう

五ご

年ねん

ぐらい　前まえ

に、

愛え

媛ひめ

県けん

の　とべどうぶつ園え

ん

で

シロクマの　赤あか

ちゃんが

生う

まれました。ピースと　いう

名な

前まえ

が　つけられました。

　お母かあ

さんクマは、赤ちゃんを

そだてようと　しなかったので、

しいくいんの　高たか

市いち

さんたちが

そだてる　ことに　なりました。

　人間が　シロクマを　そだてるのは、むずかしいと

考かんが

えられて　いましたが、しいくいんの　人ひと

たちが

一いっ

生しょうけ

んめいに　世せ

話わ

を　した　おかげで、ピースは

大おお

きく　そだちました。

シロクマ　

ピース

　とべどうぶつ園で　大ぜいの

人たちに、はじめて

しょうかいされる　ピースと、

しいくいんの　高市さん。

生まれてから　三さん

週しゅう

間かん

。

生まれてから　一いっ

か月げつ

。

ピース　1999年ねん

12月がつ

２ふつ か

日生う

まれ。

一さいの　たん生じょう

日び

。

プレゼントは　こおりの

ケーキ。

生まれてから　三さん

か月。

　

日にっ

本ぽん

で　

はじめて　

人にん

間げん

が

シロクマを　

そだてた　

話はなし　

どうぶつには、人間と　同おな

じ　いのちが　あります。

ペットと　して　かったら、さい後ご

まで　しっかり

そだてて　ください。いのちの　あるかぎり、

そだてて　いく　ことが　大たい

切せつ

です。

生きものに　やさしく

106107

　また、虫に　ついて、ふしぎに　思おも

った　ことが　あると、

いつまでも　見つづけて　いました。

　アリを　見つけると、

「何な

ん

で、いつも　いそがしそうに　して　いるのだろう。」

「どうして、大お

お

きな　食た

べものを

　もって　歩あ

る

く　ことが

　できるのだろう。」

「どう　やって、自じ

分ぶん

の　家いえ

を

　おぼえて　いるのだろう。」

などと、思いました。

　ファーブルは、小ち

い

さい　ころから、虫や

自し

ぜんが　大すきでした。

　草く

さ

むらで　何なに

かが　鳴な

いて　いるような

声こえ

を　聞き

くと、

「いったい、何が　鳴いて　いるのだろう。」

と、いつまでも　さがして　いました。

　そして、見み

つけた　ものが　虫だと

分わ

かると、声を　上あ

げて　よろこびました。

虫むし

が　

大だい

すき　

―アンリ・ファーブル―

生きものに　やさしく

108109

　ファーブルは、大おとな人

に　なってからも、

「虫む

し

と　いう、もっとも　小ちい

さな　ものの　中なか

に、もっとも　大おお

きな

　おどろきが　かくされて　いる。」

と　言い

って、たくさんの　虫に

ついて　しらべました。

　ファーブルは、かんさつを　する

ために、たくさんの　虫を

つかまえました。かんさつが　おわると、

「さようなら。よく　わたしに、

　いろいろな　ことを　教お

し

えて

　くれたね。さあ、どこへでも　すきな　ところへ　お帰か

え

り。」

と　話はな

しかけて、虫を　にがして　あげた　ことも　ありました。

　ファーブルが、こう　して　かんさつした　ことを　まとめた、

『昆こ

ん

虫ちゅう

記き

』と　いう　本ほん

は、せかい中じゅうの、多おお

くの　人ひと

に　読よ

まれて

います。

ジャン＝アンリ・ファーブル

フランスの　生せ

い

物ぶつ

学がく

者しゃ

虫の　かんさつや　けんきゅうを　して、

『昆虫記』と　いう　本に　まとめた　人です。

生きものに　やさしく

うつくしい　自ぜんや　ここちよい　音楽、

すばらしい　お話などに　出会うと

すてきだなと　すがすがしい　気もちが　します。

みの　回りに　ある　すてきな　ものを

さがして　みましょう。

し

はなし

まわ

き

で　　

あ

おん　

がく

111 110

⑶ すがすがしい　心で

すがすがしい　心で

こころ

1年ねん2年 ●

すてきな　

ものに　

出会った　

ときの　

ことを

　

思い出して　

書きましょう。

●

すてきな　

ものに　

出会った　

ときの　

ことを

　

思い出して　

書きましょう。

おも

だ

か

113 112

すがすがしい　心で

うみは　

おおなみ

あおい　

なみ

ゆれて　

どこまで

つづくやら

うみに　

おふねを

うかばせて

いって　

みたいな

よその　

くに

同じ　海でも、　

いろいろな　けしきが　あります。

海を　見て　いると、ふしぎだな、

すごいなと　かんじる

ことが　あります。

あなたは、どのような　海の

けしきが　すきですか。

うみ

うみは　

ひろいな

おおきいな

つきが　

のぼるし

ひが　

しずむ

林

柳波

はやしりゅう　は

おな

うみみ

115 114

いえ

ひと

いえ

ひと

●

うつくしいと　

かんじたり、

　

ふしぎだなと　

かんじたり　

した　

ことを、

　

絵や　

文で　

書きましょう。

え

ぶん

か

●

うつくしいと　

かんじたり、

　

ふしぎだなと　

かんじたり　

した　

ことを、

　

絵や　

文で　

書きましょう。

うつくしい　ものを　いっぱい　見つけましたね。

み

すがすがしい　心で

1年ねん

月　　　　　　　

日 がつ

にち

2年

月　　　　　　　

日

1年

月　　　　　　　

日

2年

月　　　　　　　

日

家の　

人から

いえ

ひと

家の　

人から