川越市 - kawagoe

川越市

令和３年度予算のポイント

川越市シンボルマーク

令和３年２月


１予算の規模

2

令和３年度一般会計予算

１，１２０億７千万円（対前年度比３７億８千万円減）

～特別会計と合わせた予算総額は１，９４５億４，８８８万６千円～

• 令和３年度予算では、新型コロナウイルス感染症の影響により市税等が大幅な減収となる中、新型コロナウイルス感染症への対応、災害に強い安全・安心なまちづくり、子育て支援に取り組む

• 令和３年度一般会計予算の規模は、令和２年度当初予算と比較して、３７億８千万円（３．３％）の減

1,006 1,022 1,121 1,104 1,110 1,110 1,135 1,116 1,159 1,121

789 814 828 861 878 881 811 827 821 825

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

平成24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度令和元年度 2年度 3年度

億円当初予算規模の推移一般会計特別会計

２一般会計歳入歳出予算

3

• 歳入では、市税が給与所得や企業収益の減により前年度より３４億円減の５４５億円を計上

• 歳出では、土木費が川越駅西口歩行者用デッキ延伸の完了等により２５億円減の５８億円を、総務費は武道館耐震改修工事の完了等により１３億円減の１０８億円を計上


※計数はそれぞれ四捨五入しているため、計が一致しない場合がある。※計数はそれぞれ四捨五入しているため、計が一致しない場合がある。

自主財源

651億円

58%

依存財源

469億円

42%

市税

545億円

49%

繰入金

36億円

3%

諸収入

28億円

2%

その他自主財源

42億円

4%

国庫支出金

197億円

18%

市債

84億円

7%

県支出金

78億円

7%

その他依存財源

110億円

10%

議会費

7億円

1%

総務費

108億円

10%

民生費

512億円

46%衛生費

129億円

11%労働費

2億円

0%

農林水産業費

12億円

1%

商工費

8億円

1%

土木費

58億円

5%

消防費

46億円

4%教育費

124億円

11%

災害復旧費

0億円

0%

公債費

113億円

10%

諸支出金

1億円

0%

予備費

1億円

0%

３市債残高及び積立基金の状況

4

• 令和３年度末の市債残高は、市債の発行抑制により前年度から約２２億円減の約９７２億円を見込む

• 令和３年度末の積立基金残高は、税収減への財源対策として財政調整基金から約２９億円を取り崩したこと等により、約３５億円を見込む


※H23～R1は決算、R2は一般会計補正予算15号後見込み、R3は予算見込み※計数はそれぞれ四捨五入しているため、計が一致しない場合がある。

※H23～R1は決算、R2は一般会計補正予算15号後見込み、R3は予算見込み※計数はそれぞれ四捨五入しているため、計が一致しない場合がある。

494 512 575 581 609 644

建

設

事

業

債

658 642 639 617

315 336

352 361 363

361 355 347 335 339

その他 78

63

48 41 34

27 21 16 20

16888 911 976 983 1,006 1,032 1,033

1,005 994 972

0

200

400

600

800

1,000

1,200

H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3

億円一般会計市債残高の推移

臨時財政対策債

34

50

財

政

調

整

基

金

56

53 5041 39

2731

3

減債基金 2

3 5

54

2

2

3 5

公共施設マネジメ

ント基金

6

6

3

10

12

1314 15

庁舎建設基金

15 16

1616

16

16

職員退職

手当基金

13

63 4

55

65

5

6

6 67 7

77

7 その他

8

7

67

80 8177 79

7477

6769

35

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3

億円一般会計積立基金残高の推移

４重点施策の体系

5

第四次川越市総合計画を踏まえ、令和３年度予算においては、以下の施策を積極的に推進することとします。

(1) 子どもを安心して産み、育てることができるまちづくり

(2) 魅力を高め、活力を生み出すまちづくり

(3) 人と人とがつながり、安心して暮らせるまちづくり

(4) 将来にわたって持続可能なまちづくり


本川越駅に近接する公共用地に令和元年度から建設している子育て安心施設について、令和３年夏ごろに供用を開始します。

（１）子どもを安心して産み、育てることができるまちづくり

6


① 子育て安心施設運営管理【新規】３６，４５３千円

• 複合施設である子育て安心施設の管理・運営を行います。

担当部署：こども未来部こども育成課

【フロアごとの主な行政機能】２階保育ステーション（こども未来部保育課）【新規】新規事業として送迎保育事業や乳幼児一時預かり事業を行います。

３階子育て支援センター（こども未来部こども育成課）【移転】地域子育て支援拠点事業や利用者支援事業を行います。

４階地域包括支援センター（福祉部地域包括ケア推進課）【移転】高齢者の介護・保健・医療・福祉等に関する相談業務や各種事業を行います。

５階相談室・多目的室子育てや健康づくり、世代間交流に関する各種事業を行います。

7

② 川越市保育ステーション事業【新規】５４，１０４千円

担当部署：こども未来部保育課


担当部署：教育総務部教育財務課

取組対象児童内容

• 送迎保育（定員２０名）

保育の必要性がある３歳児クラス以上の未就学児

朝夕１日２回、指定の保育所等への送迎や保護者のお迎えまでの保育を行います。

• 乳幼児一時預かり（定員２０名）

生後８か月以上の未就学児土日休日も含めた日中に、乳幼児一時預かりを行います（年末年始を除く）。

担当部署：こども未来部こども政策課

学童保育室について、入室児童の増加に伴い狭あい化した施設の整備（３箇所）や、老朽化したトイレの改修（２箇所）を行います。

認定こども園の改修に対して建設費の一部を補助します。令和３年度は増改築１園を予定しています（保育部分２１，６６４千円、教育部分４９，５０６千円）。

8

教育環境の充実を図るため、ＩＣＴの活用や英語教育の推進に係る人材を適切に配置します。

① ＧＩＧＡスクールサポーター４４，２３２千円

• １人１台情報端末や大容量高速ネットワークの整備に伴う学校ＩＣＴ化に対応するため、ＩＣＴの専門家を配置します。

担当部署：（令和２年度）学校教育部教育センター（令和３年度）学校教育部教育指導課

担当部署：学校教育部教育センター


② 英語指導助手配置事業７６，５０２千円

• 英語教育充実のため、英語指導助手を各市立学校に配置します。令和３年度は、ＪＥＴの円滑な運用のため、ＪＥＴプログラムコーディネーターを新たに配置します。

※英語指導助手の雇用形態には、国の招致事業によるＪＥＴ、川越市姉妹都市交流によるＫＥＴ、市内在住者採用、派遣の４種類があります。

ＩＣＴ機器の管理や業者対応

教職員への研修や問い合わせ対応

児童生徒や教職員向けの使用マニュアル作成

具体的な取組内容（予定）

（２）魅力を高め、活力を生み出すまちづくり

9

魅力ある都市空間を形成するため、各駅周辺の整備を進め、都市機能や都市基盤の充実を図ります。

担当部署：都市計画部都市整備課

• 南古谷駅の北口開設に向けた用地取得等を引き続き推進します。

• 令和３年度から令和４年度にかけて自由通路設置及び橋上化等に関する基本設計を行います（７３，０００千円の債務負担行為を設定）。


① 南古谷駅周辺地区整備２１９，４１９千円

② 川越駅東口駅前広場改修１６５，１００千円

• 平成３０年度から改修工事に着手した川越駅東口駅前広場について、令和３年度中の完成を目指します。

担当部署：建設部道路環境整備課←改修工事中の川越駅東口駅前広場

10

都市間の連携やバイパス機能等の強化を図るため、県道川越北環状線の終点部（国道２５４号）から東側への延伸に向けた市道整備を推進します。

① 市道３５７１・３０２７号線整備に係る測量業務３６，６００千円

② 市道００２３号線整備に係る用地取得１０１，９１０千円

• 令和３年度は、道路整備に向けて必要な測量業務等を実施します。

• 市道００２３号線の整備を推進するため、必要な用地取得を推進します。

担当部署：建設部道路街路課


路線測量・用地測量実施区間

令和２年度用地測量実施区間

担当部署：建設部用地課

埼玉県からの委託を受けて市内県道の交差点整備（今福交差点、笠幡団地入口交差点、的場交差点）に向けた用地取得業務を行います。

担当部署：建設部用地課

芳野台工業団地

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道路交通の円滑化を図るため、市道００４２号線（木野目地内）及び市道７４７６号線（南大塚１丁目地内）などの拡幅整備を行います。

担当部署：都市計画部都市景観課

• 施設整備は２期に分けて行う予定であり、現在１期目として令和２年度から令和４年度にかけて東棟・西棟などの整備工事を進めています。

• 市道００４２号線については、県道今福木野目線との交差点に接続する部分の拡幅整備を行います。

• 市道７４７６号線については、旧大東公民館の敷地を利用した歩道整備を行います。


担当部署：建設部道路街路課

市道００４２号線（木野目地内）

市指定文化財である旧川越織物市場等を保存・活用するため、文化創造創業支援施設として整備を行います。

部材修復作業の様子復原イメージ

市道７４７６号線（南大塚１丁目地内）

←県道今福木野目線→

九十川↓

拡幅部分↓

旧大東公民館

拡幅部分↓

拡幅部分↓

12


農業ふれあいセンターを中心に、伊佐沼や田園など周辺の自然的景観や農業とのふれあいをコンセプトとしたグリーンツーリズムの拠点づくりを推進します。

• 令和３年度は、国の農山漁村振興交付金を受けて農業ふれあいセンターの改修整備工事に着手します。

担当部署：産業観光部農政課

① クラッセ川越冷暖房設備等改修工事【新規】１４７，９１２千円

公共施設をより長く安全に利用していくため、改修工事に取り組んでいきます。

• 老朽化したクラッセ川越の冷暖房設備の改修工事などを行います。• 工事期間中は、施設全館を２箇月程度閉館する予定です。

担当部署：教育総務部中央図書館

改修整備工事を予定している農業ふれあいセンター

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担当部署：建設部道路環境整備課

市が管理する道路照明灯（約２，６００灯）を一括ＬＥＤ化することで、大幅な省電力化を図ります。

• 令和２年度に債務負担行為を設定して取組を進めており、令和３年１０月から１０年間のリースを予定しています（既にＬＥＤ化している道路照明は対象外）。

② 東清掃センター大規模改修１，６３９，９００千円

• 東清掃センターは、令和元年度から令和３年度までの３年間の継続費事業として大規模改修工事を実施しており、令和３年度は工事の最終年度となります。

担当部署：環境部環境施設課

③ 総合体育館パッケージ空調機交換工事４，６４０千円

• 川越運動公園総合体育館の老朽化した空調設備について改修工事を行います。

担当部署：文化スポーツ部スポーツ振興課

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市制施行１００周年の節目に向けて、本市の魅力のＰＲ等に効果的な取組を推進します。

• 令和４年に市制施行１００周年を迎えることから、令和４年１月から市民参加などを取り入れた記念事業に取り組みます。

• 事業費については、市制施行１００周年記念事業基金から確保します。

担当部署：総合政策部政策企画課

担当部署：都市計画部公園整備課

① 市制施行１００周年記念事業５０，１３０千円

市制施行１００周年記念ロゴマーク

② 初雁公園整備１３５，１５８千円

• 川越城本丸御殿周辺整備として、令和２年度は発掘調査の実施や道路付替工事に着手しました。

• 令和３年度は、広場整備工事に着手するとともに、建築物の復元的整備に向け発掘調査や設計などを行っていく予定です。

15

令和３年度に開催延期となった東京２０２０オリンピックについて、大会運営に係る業務や開催を契機とした市の魅力発信などの取組を行います。


• 暑さ対策やコロナ対策等を行いながら、安全にイベント等を開催していきます。

【大会支援、大会関連プログラム等】① 聖火リレー本丸御殿から蔵造りの町並みを通るルートの警備、観覧等の運営を行います。

② パブリックビューイング

東京２０２０大会の魅力を伝えるため、ウェスタ川越において、パブリックビューイング（競技中継）を中心とする大会関連イベントを開催します。

③ 学校連携観戦プログラム

組織委員会が企画する学校連携観戦プログラムの競技観戦チケットを活用し、子どもたちに観戦の機会を提供します。

④ 都市ボランティアゴルフ競技会場までの道案内や観光ＰＲ等を行う都市ボランティア活動の運営、サポートを行います。

担当部署：総合政策部オリンピック大会室

※今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては、各種イベント・プログラム実施への影響も想定されるため、国や組織委員会の動向を注視しながら、実施の可否も含めた対応を行っていく予定です。

（３）人と人とがつながり、安心して暮らせるまちづくり

16

• 委託した医療機関において実施される保険適用によるＰＣＲ検査等の患者自己負担費用を補助します。


新型コロナウイルス感染症対策として切れ目のない対応が必要な経費については、十分な予算を確保します。

① ＰＣＲ検査等の公費負担３４，９８６千円

事業①及び②の担当部署：保健医療部保健予防課

② 感染症入院医療費の公費負担２９，５８８千円

※医療機関において、医師の判断により診療の一環として行われる保険適用される検査については、行政検査と同様の観点を有することから、行政が実施医療機関に対して検査を委託しているものとして取り扱い、費用の負担を本人に求めないこととされています。

• 感染症の患者に対して、感染症法に基づく入院の勧告等を行った場合に、当該患者が入院医療機関において受ける医療に要する費用を負担します。

※新型コロナウイルス感染症は、そのまん延を防止する観点から、感染症法に基づく入院の勧告等が必要な感染症として位置づけられています。

17

担当部署：福祉部高齢者いきがい課


成年後見制度の利用を促進するため、令和３年４月に中核機関を開設します。

• 相談業務については、子育て安心施設（４階）で行う予定です。

担当部署：福祉部地域包括ケア推進課

円滑な在宅医療・介護の連携推進を図るため実施している在宅医療拠点センター業務について、相談業務の強化とともに、新たに地域住民への普及・啓発を行います。

担当部署：市民部防犯・交通安全課

川越市犯罪被害者等支援条例の制定に合わせて、犯罪被害者等の一時的な経済的負担の軽減を図るため、見舞金制度を導入します。

※支給額…遺族見舞金（３０万円）、重傷病見舞金（１０万円）

※中核機関は、成年後見制度の普及啓発を行うとともに、利用者の相談窓口となり制度利用に関する助言や関係機関との調整を行います。

18

• 市内を３地区に分け、平成３１年２月、令和２年２月、令和２年１２月と順次運行を開始してきました。

• 令和３年度は、３地区全域で運行します。

担当部署：都市計画部交通政策課


運行車両（リフト付のワゴンタイプ）

交通空白地域における市民の移動を支援するため、デマンド型交通事業を引き続き実施します。

マンション管理適正化推進計画の策定に向けて、市内分譲マンション実態調査を行います。

担当部署：都市計画部建築指導課

• マンションの管理の適正化の推進を図るため、令和２年６月に改正されたマンション管理適正化法に基づく計画の策定を目指します。

（４）将来にわたって持続可能なまちづくり

19

• 中長期的な内水対策として、（仮称）川崎調整池整備を推進します。令和３年度は、測量調査を実施する予定です。

• 「内水対策施設の整備に関する協定」（令和３年１月２６日締結）に基づき、ふじみ野市が実施する事業に対する費用の一部を負担するものです。


大雨に強いまちづくりを進めるため、寺尾地区や下小坂地区の内水対策などに取り組みます。

① 川越江川内水対策事業費負担金３３，０００千円

② 江川流域都市下水路内水対策工事８，８００千円

• 中長期的な内水対策として、雨水の吹き出しを防止するため、一部の人孔蓋を密閉化する流入改善工事を行います。

一般的な人孔蓋密閉化した人孔蓋事業①及び②の担当部署：建設部河川課

20

会議録作成支援システムの導入や電子書籍サービス事業の実施により、新しい生活様式に対応した行政のデジタル化を推進します。

① 会議録作成支援システム【新規】７，５８５千円

• 会議録作成が市職員の負担となっていることから、より効率的に事務を行うため、会議録作成支援システムを導入します。

• 令和３年２月から運用を開始した電子書籍サービス事業について、令和３年度も引き続き拡充を図ります。

担当部署：総合政策部政策企画課

② 電子書籍サービス事業１，８７０千円

担当部署：教育総務部中央図書館


③ 下小坂樋管周辺内水対策７，０００千円

• 内水対策施設の整備に向けた設計業務委託等を行います。

担当部署：建設部河川課

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