大腿骨頸部・転子間骨折 cchs・pfna(不安定型)...

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大腿骨頸部・転子間骨折 CCHS・PFNA(不安定型) 入院計画書 主治医: 転院基準 抜糸が終了し、感染の兆候がない。 看護師: 痛みがなく、動かすことができる。 入院時 / 手術当日(前)( / )術後1日目( / )術後2日目( / )術 3 検査 ●血液検査 ●必要時血液検査 ●左手に点滴用の管を入れます。 ●手術直後は30分毎に検温し ●体温・脈拍・血圧を1日3回 ●体温・脈拍・血圧を1日1回 ●体温・脈拍・血圧を1日1回 治療 ●尿検査 ●リストバンドに名前を記入して ●リストバンドをつけます。 ますが、その後は1〜3時間毎に 測ります。 測ります。 測ります。 処置 ●鼻の粘液の培養検査(必要時) いただきます。 ●手術衣に着替えていただきます。 なります。 ●血液検査があります。 ●胸部・腰部レントゲン撮影 ●足の動脈にマジックで印をつけ ●手術した足はクッションで軽く上げ ●足のエアポンプを外します。 ●心電図検査 ます。 ます。 ●コンプリネットプロをはいてもらい ●かかりつけの医院等があり ●足のエアポンプをつけます。 ます。 ましたらお知らせ下さい。 (静脈血栓予防です。) ●既往歴に応じて他科を受診 ●血液検査(必要時) していただきます。 薬剤 ●普段内服している薬がありま ●必要時、中止する薬があれば ●点滴を始めます。 ●点滴を行います。 したらお知らせください。 お知らせします。 ●朝、内服していただく薬がある場合 翌朝まで続けます。 ●必要時浣腸をします。 7時に10ccの水で服用して ●痛みがある時は痛み止め、 いただきます。 熱がある時は解熱剤を使うこと があります。 ●吐き気、頭痛があれば看護師に お知らせ下さい。 安静度 ●痛みのないように安静にして ●手術室に向かいます。 ●ベッド上安静になります。 ●車椅子移動です。 ●車椅子移動です。 ●3週間は手術した方の足 ください。 ギャッジアップは30度までです。 移る時手術した方の足は、 移る時手術した方の足は、 に体重をかけることはでき 側臥位はかまいません。 つかないで下さい。 つかないで下さい。 ません。 ※手術された足を動かす場合、 看護師がお手伝いします。 ※運動靴に履き替えて下さい。 リハビリ ●担当する理学療法士がお部屋に ●車椅子でリハビリ室に行きます。 ●担当療法士による理学療法・作業療法を実施します。 テーション 訪問し、入院前の歩行状況を伺い 筋力トレーニング・歩行に向けた ●手術した足は、浮かした状態での乗り移り、立ち上がり練習 ます。 動作練習を行います。 を進めます。 ●術後の状態について評価し、 ●食事・更衣などの日常生活動作に不安のある方へは、 リハビリのゴールプログラムに 作業療法士が身の回りの動作の訓練を行います。 ついて説明します。 その計画書にサインを頂きます。 排泄 ●床上排泄、尿の管を入れます。 ●床上排泄です。 ●尿の管が入ってる場合は 抜きます。 清潔 ●ベッド上で洗面、歯磨きをして ●手術する部位の除毛をします。 ●化粧はしないで下さい。 ●体を拭き、手術衣からパジャマに ●週2回 体を拭きます。 ●シャワーは抜糸後です。 ください。 ●ひげはそって下さい。 ●時計、アクセサリー、入れ歯は 着替えます。 ●週1回 洗髪を行います。 (抜糸は手術後、 ●食事ごとに手も拭いてください。 ●マニキュアはとって下さい。 外してください。 ●トイレに移れれば、 10~14日頃です。) ●お下用タオルを渡します。 ●爪が伸びていれば切って下さい。 ウォシュレットで陰部を きれいに流しましょう。 食事 ●普段どおりの食事で結構です。 ●普通食 ●水や食事を摂ることはできません。 ●帰室後6時間後より腸の動きが ●朝は全粥です。 栄養管理 ●特別な栄養管理( ●食事は夕食まで食べられます。 あり、おならが出れば水分から 昼から米飯になります。 間食は午後9時までです。 摂ることができます。 水分は夜中0時までです。 (看護師に声をかけて下さい。) よって、日付が変わった時点で ●一番最後に飲んだ水分の量と時刻 主治医の許可が出れば流動食の 何も飲んだり、食べたりできません。 と種類を看護師に伝えて下さい。 摂取も可能となります。 説明 ●手術・転院の説明をします。 ●必要書類をいただきます。 ●術衣に着替える前 ●腹部まで感覚がありませんが、 ●車椅子に座る練習を始めます。 指導 ●手術、入院に必要な書類を (承諾書・同意書・問診表 (手術室に入室する30分前) 徐々に戻ってきます。 最初は看護師が付き添います。 教育 渡します。 個室の場合は申し込み書) うがいと排尿を済ませ下さい。 (承諾書・同意書・問診表) ●病棟の案内をします。 ●バスタオルを1枚用意して下さい。 入院時に提出して下さい。 ●手術前後の経過について 説明します。(主治医・看護師) ●CPM(器械を使って1時間足を ●手術室看護師の訪問があります。 曲げるリハビリ)を病室のベッド上 ●眠れない時は、看護師にお知ら で始めます。 せ下さい。 ●禁煙してください。 ●担当する理学療法士が術後の リハビリについて説明します。 京都桂病院 整形外科 2008.9.8 ver.5 ※手術室に入室する時刻 分の予定) ※ご家族のかたは手術中、B棟2 階の待ち合いコーナーか、A棟6階 でおまちください。必ずどなたかが 待機して下さい。 ※ご家族の方へ主治医から手術 結果の説明があります。看護師が 案内します。 <手術の必要物品> □バスタオル 2~3枚 □スキナクレン □運動靴 その他入院時 必要物品と同様 1/2

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 大腿骨頸部・転子間骨折 CCHS・PFNA(不安定型) 入院計画書      主治医:

転院基準 : 抜糸が終了し、感染の兆候がない。      看護師:

         痛みがなく、動かすことができる。

入院時 手 術 前 日 ( / ) 手術当日(前)(   /   ) 手 術 当 日 ( 後 ) 術 後 1 日 目 ( / ) 術 後 2 日 目 ( / ) 術 後 3 日 目検査 ●血液検査 ●必要時血液検査 ●左手に点滴用の管を入れます。 ●手術直後は30分毎に検温し ●体温・脈拍・血圧を1日3回 ●体温・脈拍・血圧を1日1回 ●体温・脈拍・血圧を1日1回

治療 ●尿検査 ●リストバンドに名前を記入して ●リストバンドをつけます。  ますが、その後は1〜3時間毎に  測ります。  測ります。  測ります。

処置 ●鼻の粘液の培養検査(必要時)  いただきます。 ●手術衣に着替えていただきます。  なります。 ●血液検査があります。

●胸部・腰部レントゲン撮影 ●足の動脈にマジックで印をつけ ●手術した足はクッションで軽く上げ ●足のエアポンプを外します。

●心電図検査  ます。  ます。 ●コンプリネットプロをはいてもらい

●かかりつけの医院等があり ●足のエアポンプをつけます。  ます。

 ましたらお知らせ下さい。  (静脈血栓予防です。)

●既往歴に応じて他科を受診 ●血液検査(必要時)

 していただきます。

薬剤 ●普段内服している薬がありま ●必要時、中止する薬があれば ●点滴を始めます。 ●点滴を行います。

 したらお知らせください。  お知らせします。 ●朝、内服していただく薬がある場合   翌朝まで続けます。

●必要時浣腸をします。   7時に10ccの水で服用して ●痛みがある時は痛み止め、

  いただきます。  熱がある時は解熱剤を使うこと

 があります。

●吐き気、頭痛があれば看護師に

 お知らせ下さい。

安静度 ●痛みのないように安静にして ●手術室に向かいます。 ●ベッド上安静になります。 ●車椅子移動です。 ●車椅子移動です。 ●3週間は手術した方の足

 ください。  ギャッジアップは30度までです。   移る時手術した方の足は、   移る時手術した方の足は、  に体重をかけることはでき

 側臥位はかまいません。   つかないで下さい。   つかないで下さい。  ません。

※手術された足を動かす場合、

 看護師がお手伝いします。 ※運動靴に履き替えて下さい。

リハビリ ●担当する理学療法士がお部屋に ●車椅子でリハビリ室に行きます。 ●担当療法士による理学療法・作業療法を実施します。

 テーション  訪問し、入院前の歩行状況を伺い  筋力トレーニング・歩行に向けた ●手術した足は、浮かした状態での乗り移り、立ち上がり練習

 ます。  動作練習を行います。  を進めます。

●術後の状態について評価し、 ●食事・更衣などの日常生活動作に不安のある方へは、

 リハビリのゴールプログラムに  作業療法士が身の回りの動作の訓練を行います。

 ついて説明します。

 その計画書にサインを頂きます。  

排泄 ●床上排泄、尿の管を入れます。 ●床上排泄です。 ●尿の管が入ってる場合は

 抜きます。

清潔 ●ベッド上で洗面、歯磨きをして ●手術する部位の除毛をします。 ●化粧はしないで下さい。 ●体を拭き、手術衣からパジャマに ●週2回 体を拭きます。 ●シャワーは抜糸後です。

 ください。 ●ひげはそって下さい。 ●時計、アクセサリー、入れ歯は   着替えます。 ●週1回 洗髪を行います。   (抜糸は手術後、

●食事ごとに手も拭いてください。 ●マニキュアはとって下さい。  外してください。 ●トイレに移れれば、   10~14日頃です。)

●お下用タオルを渡します。 ●爪が伸びていれば切って下さい。  ウォシュレットで陰部を

 きれいに流しましょう。

食事 ●普段どおりの食事で結構です。 ●普通食 ●水や食事を摂ることはできません。 ●帰室後6時間後より腸の動きが ●朝は全粥です。

栄養管理 ●特別な栄養管理(  有   無 ) ●食事は夕食まで食べられます。  あり、おならが出れば水分から   昼から米飯になります。

 間食は午後9時までです。  摂ることができます。

 水分は夜中0時までです。  (看護師に声をかけて下さい。)

 よって、日付が変わった時点で ●一番最後に飲んだ水分の量と時刻  主治医の許可が出れば流動食の

 何も飲んだり、食べたりできません。  と種類を看護師に伝えて下さい。  摂取も可能となります。

説明 ●手術・転院の説明をします。 ●必要書類をいただきます。 ●術衣に着替える前 ●腹部まで感覚がありませんが、 ●車椅子に座る練習を始めます。

指導 ●手術、入院に必要な書類を   (承諾書・同意書・問診表  (手術室に入室する30分前)  徐々に戻ってきます。  最初は看護師が付き添います。

教育  渡します。   個室の場合は申し込み書)   うがいと排尿を済ませ下さい。

  (承諾書・同意書・問診表) ●病棟の案内をします。 ●バスタオルを1枚用意して下さい。

 入院時に提出して下さい。 ●手術前後の経過について

 説明します。(主治医・看護師) ●CPM(器械を使って1時間足を

●手術室看護師の訪問があります。  曲げるリハビリ)を病室のベッド上

●眠れない時は、看護師にお知ら  で始めます。

 せ下さい。  

●禁煙してください。   

●担当する理学療法士が術後の

 リハビリについて説明します。

京都桂病院 整形外科 2008.9.8 ver.5

※手術室に入室する時刻 ( 時 分の予定) ※ご家族のかたは手術中、B棟2階の待ち合いコーナーか、A棟6階でおまちください。必ずどなたかが待機して下さい。

※ご家族の方へ主治医から手術 結果の説明があります。看護師が案内します。

<手術の必要物品> □バスタオル 2~3枚 □スキナクレン □運動靴 その他入院時

必要物品と同様

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 大腿骨頚部・転子間骨折 CCHS・PFNA(不安定型)入院診療計画書(2)              様

術後4日目~7日目

検査・治療・処置 ●体温・脈拍・血圧を1日1回測ります。

(リハビリに行く前に熱を測って、体温計を置いていって下さい。)

●毎週月曜日にレントゲン撮影をします。

●術後10日目に抜糸をします。

●ストッキングは術後3週目まではいていただきます。

薬剤

安静度 ●車椅子移動です。 ●理学療法士の指示に従って、車椅子→歩行器→杖

  へと歩行をすすめていきましょう。

●理学療法士の指示に従って、歩行距離を拡大して

   いきましょう。

●足は開き気味に、足の向きは体と同じ方向に、膝は内や外を向かないように注意しましょう。

リハビリ ●手術した足を浮かせての立ち上がり練習を進めます。 ●手術した足をつけての移動的歩行練習・筋力

 テーション  トレーニングを進めます。

●必要な方には食事・更衣などの日常生活動作の訓練を行います。

排泄

清潔 ●2回/週 体を拭きます。 ●水曜日からシャワー開始です。

 シャワーの前に傷のチェックをします。

●1回/週 髪を洗います。

 指導・介助ではいっていただきます。

●ストッキングは洗い、乾いたら履きましょう。介助します。

食事・栄養管理 ●普通食です。

説明・指導・教育 ●太ももの筋肉、お尻の筋肉をつけるために足上げの訓練をしましょう。 ●自宅の生活環境を整え、洋式の生活に変更しましょう。

  自分で足が上がるようになれば下図の訓練を行いましょう。 シャワーチェアー・脱衣室のイスなどについて一緒に考えましょう。

●筋トレ目標1日100回

●退院日:   月   日 (   )

●次回受診日:  月   日 (   )時   分        Dr

仰向けに寝て、片方の足をのばし、 椅子に座って、できるだけ背筋をもう片方の足は膝を曲げます。 のばし、膝をゆっくりのばします。のばした足をそのままゆっくり上に 足をまっすぐにした状態で4つ数え、上げて、4つ数えたらゆっくり下ろします。 ゆっくり下ろします。

京都桂病院 整形外科 2008.9.8 ver.5

術後2週目 術後3週目 術後4週目

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