たてといの施工方法 ②控金具の施工 - panasonic...基本編...
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基本編 たてといの施工方法
②控金具の施工たてとい基準1
[基本編]たてといの施工方法
②控金具の施工
◦たてとい控金具は金具間隔を1000㎜以内で取り付けます。◦たてとい伸縮部材(排水管カバー・伸縮たて継手)を必ず使用し伸縮を吸収できるようにします。
マルチエルボ
はいとい水下エルボ
はいとい 1000㎜以内
パッチン控はいとい用
200㎜
1000㎜
1000㎜
400~500㎜
基礎
排水管カバー
地面(GL)
最下端の控金具は地面から400~500㎜の位置に取り付ける
下げ振りで鉛直を出し、 控金具の中心を合わせる
■たてとい伸縮部材ご使用の目安
※3階建て以上では、伸縮たて継手と排水管カバーの両方ご使用ください。(PC30・S30、60、75) 排水管カバーが使用できない場合は、伸縮たて継手を2か所ご使用ください。
建物高さ H(m) 6m (2階建て) 9m (3階建て)※ 12m (4階建て)※
組み合わせ 伸縮たて継手または排水管カバー
伸縮たて継手 +排水管カバー
伸縮たて継手 + 伸縮たて継手 +排水管カバー
金具の位置決定2
◦控金具の取り付け間隔は1000㎜以内。
◦サイドグリップ方式の控金具PC30は、強風でたてといが外れるおそれがありますので、溝部にしっかりはめ込んでください。 また、3階建て以上は、控金具の取り付け間隔を800㎜(一般は1000㎜)に狭めてください。
お願い
1000㎜以内
1000㎜以内
地面(GL)より400~500㎜以内
埋設管、埋設管立ち上げ位置
最上端の控金具は呼びといを取り付けるエルボから200㎜以内の位置に取り付ける
最下端の控金具は地面から400~500㎜の位置に取り付ける
下げ振りで鉛直を出し、控金具の中心を合わせる
エルボ(たて継手)200㎜以内
◦落し口、もしくは落し口から直交する壁面より下げ振りなどを用いて通り(垂直)を確認する。 1000㎜を超えないピッチで打ち込み位置を決める。
2
基本編 たてといの施工方法/②控金具の施工
[基本編]たてといの施工方法
②控金具の施工
壁面から垂直に落とす場合 壁面から横に振って落とす場合
角ますマルチ
エルボ(92°)
エルボ(92°)
200㎜
排水管
控金具
2
横引き長さが1000㎜を超える場合は、控金具を取り付ける
控金具
1固定する
1接続するたてといの上部を控金具で固定する。
1接続するたてといの上部を控金具で固定する。
2たてといの横引き長さが1000㎜を超える場合は、控金具を施工する。
外壁 外壁
◦壁面から垂直に落とす場合
◦壁面から横に振って落とす場合
【バルコニー、壁面から落とす場合の金具位置】
たてとい
たて継手
角ますマルチ
排水管
300㎜以内
控金具
固定する1
溝部
柱・間柱胴縁外壁材
柱・間柱胴縁外壁材
下地に20㎜以上
金槌固定する打ち込む2
φ4程度固定する先穴をあける1
1表面がサイディングの場合、割れ防止として先穴をあける(φ4程度)
2打込み用を直接金槌で打ち込む。
◦固定場所は、サイディングの裏に胴縁などの構造部材のある場所に、 その構造部材にまで達するように打ち込んでください。
(サイディング部分のみで固定すると保持力が無いため、サイディングの 割れや控金具の抜けが発生する場合があります。)
◦サイディングの各端面より30㎜程度あけて固定してください。 (サイディングが破損する可能性があります。)
下地が無い場合は落し口の位置を変更することで対処してください。 ※品種や下地、相じゃくりの有無で端面からの距離が変わります。 詳細はケイミュー株式会社にご相談ください。
◦シーリング部へは施工しないでください。
控金具のサイディングへの施工上の注意点胴縁胴縁 胴縁
30㎜程度あける
同質出隅コーナー同質出隅コーナー
控金具控金具
窯業系サイディング
金具の取り付け3
◦控金具(打込み)ご使用の場合、 釘周辺部にシーリングをして、雨水浸入防
止のための処理をしてください。 シーリングは概築の壁材の種類に応じた物を
ご使用ください。
お願い
【打込み金具の場合(木造下地)】 ■納まり参考図
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基本編 たてといの施工方法/②控金具の施工
■納まり参考図
◦窯業系サイディングの場合直打ちすると割れるおそれがありますので先穴をあけてください。
◦窯業系サイディングで表面に凸凹がある場合は打込み用をご使用ください。 鉄骨用を使用すると金具の出寸法がふぞろいになり溝部にはまらない場合があります。
ポイント50㎜ 鉄骨柱
鉄骨柱胴縁外壁材
胴縁外壁材固定する固定する1穴径4.5㎜
タッピンねじ
(φ4.1×下地に 20㎜以上 打ち込める長さ)
RC壁
RC壁50㎜
固定する固定する2穴径4.5㎜
アンカーボルト
コンクリートドリル
固定する下穴をあける1
1タッピンねじで固定する。
1コンクリートドリルで下穴をあけて、 アンカーボルトの施工を行う。
【鉄骨用金具の場合(鉄骨下地)】
【鉄骨用金具の場合(RC造)】
2打ち込みアンカーボルトで固定する。
■納まり参考図
[基本編]たてといの施工方法
②控金具の施工
■納まり参考図
木ねじ
(φ4.8×下地に20㎜以上打ち込める長さ)
胴縁 柱・間柱外壁材
固定する打ち込む1穴径5.4㎜
タッピンねじ
(φ5×下地に20㎜以上打ち込める長さ)
30・45・60㎜
柱・間柱胴縁外壁材
下地に20㎜以上
固定する打ち込む1穴径4.5㎜
釘
(φ2.4以上×下地に20㎜以上打ち込める長さ)木ねじ
(φ4.1×下地に20㎜以上打ち込める長さ)
◦固定釘類は材質が鉄製を使用しますと赤さびが発生するおそれがありますので、さびにくいステンレス製をおすすめいたします。
◦直足金具に使用するねじ・釘の頭径は9~10㎜の物をご使用ください。
お願い
◦アンカーボルトは製造元に確認いただき、 十分な抜け強度がある物を選定ください。
お願い
1パッチン控T足を木ねじまたは、釘で固定する。
1パッチン控直足の場合は木ねじまたは、タッピンねじで固定する。
【T足金具の場合(木造下地)】 パッチン控T足
パッチン控直足【直足金具の場合(木造下地)】
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たてとい固定カール部
カチッ
溝部
カール部
カチッ
たてとい固定する控金具へはめ込む1
控金具固定するしっかりはめ込む2
たてとい固定する控金具へはめ込む1
凸部仮留め状態
たてとい
凹部
Ⓑ
たてとい固定する控金具へ押し込む1
控金具
しっかりはめ込む2
Ⓐ
たてとい
外れないか確認する2
外れないか確認する3
1たてといを控金具Ⓑへはめ込む。
2Ⓐを手前に回しⒶ凹部をⒷ凸部へ しっかりはめ込む。
控金具へのたてといの取り付け4
1控金具のカール部をたてとい左右の 溝をはめ込む。
【PC30の場合】
【S30、たてとい(45、60、75)の場合】
◦仮留めする場合は(A)を開き(B)へ たてといを押し込んでください。 このままで仮留めされます。
ポイント
◦強風地域には飛散防止用の補強クリップを用意していますので、ケイミュー(株)営業所へご相談ください。
(特注で対応可能です。)
補強クリップについて(PC30)
溝部にしっかりはめ込む
外れないか確認する3
3たてとい取り付け後、手で控金具から たてといが外れないか必ず確認する。
2たてとい取り付け後、手で控金具から たてといが外れないか必ず確認する。
◦PC30の場合は、強風などで 外れるおそれがありますので、 溝部にしっかりはめ込んでください。
お願い
補強クリップ
◦ドライバーなどを使用して外す。
◦ドライバーなどを使用して外す。
【たてといの外し方】
【たてといの外し方】
基本編 たてといの施工方法/②控金具の施工
[基本編]たてといの施工方法
②控金具の施工
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基本編 たてといの施工方法/②控金具の施工
パッチン控 はいとい用の取り付け5
◦下地より銅線やステンレス線を回し、 はいといを縛る。
軒先部は鼻隠し板から銅線などを 回し縛る。
はいとい
銅線やステンレス線を下地より回し縛る
ねじなど
鼻隠し板から銅線などを回し縛る
ねじなど
◦粘土瓦などで差し込みにくい場合は、少し先端を曲げると瓦の段差などに引っ掛かりにくくなり奥まで入りやすくなります。
◦厚物瓦の場合は、瓦の形状に合わせて折り曲げて、 取り付ける。
お願い
■パッチン控 はいとい用の取り付け間隔はいとい長さ 取り付け間隔
~1m 1か所(軒先側に施工する)
1m~2m 2か所(右図を参照ください)
2m~ 1m以内になるように追加する
ステンレス(生地)
L=250㎜
パッチン控はいとい用
少し先端を曲げる
マルチエルボ
はいとい水下エルボ
はいとい 1000㎜以内
パッチン控はいとい用
固定する1
1パッチン控 はいとい用を瓦に差し込んで、固定する。 接着剤は不要です。
S30
パッチン控 はいとい用
■折り曲げ状態図
■折り曲げ状態図
【針金などで縛る場合】
S30
パッチン控 はいとい用
[基本編]たてといの施工方法
②控金具の施工
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