『レビュー運用ガイド』 第2章・ソフトウェア開発におけるレビュー

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レビュー運用ガイド 第2章では、ソフトウェア開発におけるレビューについて、ご説明させていただきます。 各開発工程でレビューが必要になる成果物にはどんなものがあるでしょう。

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COPYRIGHT © 2013 CLIMB CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

レビュー運用ガイド

第2章・ソフトウェア開発におけるレビュー

2013 年 9 月 4 日株式会社クライム

ソリューションビジネス本部

Page 2: 『レビュー運用ガイド』 第2章・ソフトウェア開発におけるレビュー

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目次

 第 2 章 ソフトウェア開発におけるレビュー

工程ごとの作業内容と成果物

各工程で行われるレビュー レビューに伴う作業とポイント

CRS を使ったレビュー 設計・ドキュメント ソースコードレビュー

 お問合せ先

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1. 工程ごとの作業内容と成果物 ソフトウェア開発では工程ごとに成果物レビューが行われます。

1-1. 上流工程での作業内容と成果物 ※プロジェクトの一例です。

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工程 作業内容 成果物

プロジェクト準備

現状の課題と、システム化により解決したいこと、理想とする姿を確認します。要件定義の前に、ユーザー部門と IT 部門での目的や意識(レベル)が合っているか、プロジェクトの目的とゴールを定義します。

・ RFP

要件定義成果物と作業内容そのものを決める定量化フェーズです。誰が・いつまでに・何を・どの位の粒度で進めていくかを定義します。

・要件定義書

外部設計開発するシステムとは別の外部システムと連携する部分の仕様を検討し、ソフトウェアの基本的な構成や仕様、機能などの概要をまとめます。

・外部設計書・画面仕様書・帳票仕様書・インターフェース仕様書・コード設計書・データベース論理設計書

詳細設計(機能設計 )

外部設計で定められた機能や操作・表示方法に基づいて、システムとしてそれをどう実現するかを具体的に定めていきます。

・内部設計書・機能仕様書・帳票仕様書・データフロー図・データベース物理設計書

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1. 工程ごとの作業内容と成果物

1-2. 下流工程での作業内容と成果物 ※プロジェクトの一例です。

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工程 作業内容 成果物

詳細設計( プログラム設計 )

システムの構造や仕様などをプログラム単位に分割し、各プログラムの動作を定義していきます。

・詳細設計書・データベース物理設計書・エンティティ定義書・ ER 図

プログラミング

詳細設計書やデータベース定義を元にプログラムを作成します。

単体テストでバグが見つかった場合に、どの工程が起因となっているか分析するためにも仕様書通りにプログラミングをすることが重要です。

・プログラムソース

単体テスト( ユニットテスト )

個々のモジュールのみを対象としたテスト。対象のモジュールが仕様書で要求された機能や性能を満たしているかどうかをテストします。単体テストにはホワイトボックステストとブラックボックステストがあります。

・単体テスト仕様書・単体テスト報告書

結合テスト複数のモジュールを組み合わせて行うテスト。モジュール間のインターフェースがうまく機能するかどうかに注目して行います。

・結合テスト仕様書・結合テスト報告書

システムテスト結合テストまで完了したシステムに対してテストを行います。顧客の動作環境でテストすることもあり、要件定義レベルのシステム要件がきちんと満たされているかを確認します。

・システムテスト仕様書・システムテスト報告書

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2. 各工程で行われるレビューシステム開発において、各工程では以下のようなレビューが必要となります。

ポイント

テスト手順、内容は妥当かテストケースは網羅されているか

テスト手順、内容は妥当かテストケースは網羅されているか

テスト手順、内容は妥当かテストケースは網羅されているか

ソースコードの妥当性、読みやすさ漏れや無駄はないかコーディング規約に準拠しているか

ユーザー要求に対して、齟齬や漏れはないかなぜ、何、誰、どこ、いつを確認

要件は機能に反映されているかすべての可能性がカバーされているか機能の洗い出しは適切か

ユーザー要求と齟齬や漏れはないかなぜ、何、誰、どこ、いつを確認

 自分で行うレビュー(セルフチェック) 第 3者を交えた内部レビュー単体テスト

 自分で行うレビュー(セルフチェック) 第 3者を交えた内部レビュー結合テスト

 自分で行うレビュー(セルフチェック) 第 3者を交えた内部レビュー ユーザー部門との確認および合意の為のレビュー

総合テスト

 自分で行うレビュー(セルフチェック) 第 3者を交えた内部レビュー ユーザー部門との確認および合意の為のレビュー

 自分で行うレビュー(セルフチェック) 第 3者を交えたレビュー詳細設計

 自分で行うレビュー(セルフチェック) 第 3者を交えた内部レビュー ユーザー部門や外部システム担当者との確認 および合意の為のレビュー

基本設計

要件定義

 自分で行うソースコードレビュー 第 3者のレビュープログラミング

レビュー内容工 程

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3. CRS を使ったレビュー

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・リアルタイムな情報共有・進捗状況の確認ができる・指摘事項の自動記録・指摘箇所の確認が楽

コーディング

結合テスト

基本設計

詳細設計

進捗管理品質管理

要件設計

・ユーザー要件の正確な把握・要件のメンバー内の周知・仕様齟齬の防止・製造部門の理解度の確認・ドキュメント完成度の確認・レビュー結果の分析  設計スキルの向上  

総合テスト

単体テスト

要件分析

設計・ドキュメントのレビュー

ドキュメント

レビュー

修正

再レビュー

次工程

各工程で作成されたドキュメントを C-Review Support でレビューできます。

分析・設計・テストフェーズ

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3. CRS を使ったレビュー

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コーディング

コードレビュー

・リアルタイムで状況確認・指摘箇所の確認が楽・進捗状況の見える化・リスクの早期検知  

開発フェーズ( CRS 使用)

次工程

コード修正

再レビュー

コーディング

結合テスト

基本設計

詳細設計

要件設計

総合テスト

単体テスト

要件分析

進捗管理品質管理

・ソースコードの品質向上 (バグの早期発見)・プログラマーのスキルUP

ソースコードのレビュー

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4. お問合せ先   

本資料に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。

     ■お問い合わせ先      株式会社 クライム ソリューション事業部       TEL 03-3517-5575(代表 )   FAX 03-3517-5576       E-mail: [email protected]           http://www.climb-net.co.jp    

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ありがとうございました