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Japan SoftLayer Girls Group 1 st Anniversary Meetup Zabbixを使ってSoftLayerを監視しよう! 2016.2.12

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Technology


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Japan SoftLayer Girls Group 1st Anniversary Meetup

Zabbixを使ってSoftLayerを監視しよう!

2016.2.12

話す人

玉川 雄一

• 日本アイ・ビー・エム シニアITスペシャリスト

• SoftLayerのテクニカルセールス

• プリセールス活動

• 技術情報の発信

• 共著でSoftLayerの本を書きました →

@y_tama

2016/2/26 発売!

Zabbix とは

• サーバ、ネットワーク、アプリケーションを監視するための統合監

視ソフトウェア

• データの収集・蓄積・通知・可視化

• Zabbix SIA社が提供

• 2001年に最初のアルファ版がリリース(最新版3.0の正式リリース

がまもなくとされています)

• オープンソース(GPLv2ライセンス)

Zabbixの基本構成

http://www.slideshare.net/Zabbix/zabbix-company-presentation から抜粋

今回試したこと

• Zabbixは、既に多くの実績がある(毎月30,000ダウンロード以上)

→ SoftLayerに導入して監視できるのは「普通」

→ クラウドの特性・SoftLayerの特長を生かした使い方をしたい!

1. プライベート・ネットワーク

2. プロビジョニング・スクリプト

3. イメージテンプレート&オートスケール

SoftLayer

東京DC

SoftLayerのネットワークの特長

香港DC パリDC サンノゼDC

インターネット

・・・

世界中のSoftLayer DCはプライベートネットワークで接続されている

Public NW

Private NW

サーバー

高速・セキュア・無料のプライベートネットワーク

SoftLayer

東京DC 香港DC パリDC サンノゼDC

インターネット

・・・

インターネットに出ることなく、無償で各国DCのサーバー間で通信可能

Public NW

Private NW

Zabbixサーバー

Zabbixエージェント

Zabbixエージェント

Zabbixエージェント

SoftLayerのネットワークの特長

サーバー、エージェント間はプライベートネットワークを使って通信可能

各国DCのサーバーを東京のZabbixサーバーで一元監視

Zabbix管理ポータルのマップ画面に、SoftLayerのデータセンターマップを読み込み。数台~十数台規模であれば視覚的に管理可能。(もちろん、一般的なリスト表示でも見れます)

単なる絵でなく、動的にサーバーの状態が分かります。

サーバー追加時に自動的に監視対象に追加

• クラウド環境では、サーバー追加がオンプレよりも頻繁に行われがち。

• サーバー追加は5分でできても、運用整備に時間がかかってはクラウ

ドのメリットが損なわれてしまう。

• サーバー追加時に自動的に監視対象に追加されるとうれしい。

→ SoftLayerのプロビジョニング・スクリプトとZabbixの自動登録アク

ションを組み合わせて自動化。

プロビジョニング・スクリプトとは

• SoftLayerでサーバーのプロビジョニング中に、事前にユーザーが作成

したスクリプトを実行させる事が可能

• 定型作業の効率化に便利

• iptablesの設定、ユーザー作成、エージェントの導入 etc

→ Zabbixエージェントの導入をスクリプト化すれば毎回手動で導入しな

くて済む

プロビジョニング・スクリプトの例

#!/bin/bash

# Zabbix agent install

rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.4/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.4-1.el6.noarch.rpm

yum -y install zabbix zabbix-agent

# Zabbix agent setting

sed -i.org -e "s/Server=127.0.0.1/Server=xxx.xxx.xxx.xxx/g" /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

sed -i.org -e "s/ServerActive=127.0.0.1/ServerActive=xxx.xxx.xxx.xxx/g" /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

sed -i.org -e "s/Hostname=Zabbix server/#Hostname=Zabbix server/g" /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

sed -i.org -e "s/# HostnameItem=system.hostname/HostnameItem=system.hostname/g" /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

sed -i.org -e "s/# HostMetadata=/HostMetadata=newLinuxServer/g" /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

# Zabbix agent start

service zabbix-agent start

# Zabbix agent chkconfig

chkconfig zabbix-agent on

Zabbixエージェントの導入・設定・起動設定をスクリプトで記述し、サーバーのプロビジョニング時に実行

スクリプトをhttpsサーバーに配置し、オーダー時に指定

xxx.xxx.xxx.xxx=ZabbixサーバーのIPアドレス

設定した条件に合うエージェントが通信してきたら、自動的に監視対象に追加する設定

Zabbixの自動登録の設定画面(sample)

Auto Scaleで自動追加されるサーバーを監視対象に自動追加

• Auto Scaleとは: 負荷の閾値や時間帯を指定して、自動的に仮想サーバーを増減させられる

SoftLayerの機能。

• 使用ケース1:サーバーのCPU負荷90%が10分以上続いたら、仮想サーバーを1台増やし、

ロードバランシングを行う。CPU負荷が下がったら、元の台数に戻す。

• 使用ケース2:日中時間帯だけ負荷が高いのでサーバーを増やし、夜間は台数を減らす。

高負荷

CPU負荷をトリガーに、サーバーを自動追加

Auto Scaleで自動追加されるサーバーを監視対象に自動追加

• Auto Scaleでサーバーを増やす際の雛型には、事前に準備しておいたイメージ・テンプレート

を利用可能。

• イメージテンプレート: SoftLayerの仮想サーバーのスナップショット。これを雛形として仮

想サーバーを複製できる。

• Zabbixエージェントを導入済みサーバーのイメージ・テンプレートを取得し、それを雛形とし

てAuto Scaleする事で、増えたサーバーが自動的に監視対象になる。

参考リンク

SoftLayer上でZabbixを動かしエージェントの自動登録やAuto Scaleとの連携を行うhttp://ibm.biz/BdHT8u

ご清聴ありがとうございました

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