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高周波誘導式近接センサー
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高周波誘導式近接センサー
� このインフォカードは、ポジションセンサー掲載の総合ガイドと個々のデーターシートを補足するものです。 詳細については弊社ホームページをご覧ください。 www.ifm.com/jp
高周波誘導式近接センサーの動作原理
コイルとコンデンサによって、センサーの基本とも呼ばれるLC型発振回路が形成されます。 導電性物体が持つ渦電流の損失がスイッチング信号に使用されます。
1: 接続部2: 外装3: センサー主回路部4: コンデンサ
5: フェライトコア6: コイル7: 高周波電磁界 = 検出領域8: 検出体 =導電性の物体
用語
検出領域 / 検出面 接近する検出体に対してセンサーが感応する検出面前方の領域
出力機能 ノーマルオープン: 検出領域内の物体 → 出力がスイッチON
ノーマルクローズ: 検出領域内の物体 → 出力がスイッチOFF
設定可能: ノーマルオープン / ノーマルクローズの選択PNPスイッチング: ハイレベルスイッチング (L-に対し)NPNスイッチング: ローレベルスイッチング (L+に対し)
定格絶縁電圧 交流式センサーの場合は電源電圧によって異なります。 AC 140 V または 250 V AC 保護クラス class IIの直流式センサー: AC 250 V 保護クラス class IIIの直流式センサー: DC 60 V
定格短絡電流 短絡保護機能付きセンサー: 100 A
定格インパルス耐電圧 交流式センサーの場合は電源電圧によって異なります。 AC 140 V = 2.5 kV または AC 250 V = 4 kV (≙ 過電圧カテゴリー III) 保護クラス class IIの直流式センサー: 4 kV (≙ 過電圧カテゴリー III) 保護クラス class IIIの直流式センサー: DC 60 V 0.8 kV (≙ 過電圧カテゴリー II)
電源投入時の動作遅延時間 センサーは電源投入直後ウオームアップ時間(ミリ秒範囲)が必要です。
電源電圧 センサーが確実に機能する電圧範囲。 安定した直流電源を使用してください! 電圧リップルを考慮してください!
使用カテゴリー 交流式センサー: AC-140 (200 mA以下の保持電流を伴う低い電磁負荷の制御) 直流式センサー: DC-13 (電磁制御)
1 D
2226
/ 04
10 /
2014
JP
ヒステリシス スイッチの動作距離とスイッチの復帰距離との差
短絡保護 センサーは過電流から保護されています。パルス式制御により短絡を保護します。 白熱灯、電磁式リレー等と負荷電流を多く必要とする機器に接続すると、この保護回路により、センサーをOFFする事があります!
標準検出体 検出面と同じ幅(一辺の長さ)または3 x Snの幅を持つ厚さ1 mmの正方形の鋼鉄製プレート(例: S235JR) 幅の値は検出距離の長さに比例します。
製品の規格 IEC 60947-5-2
繰返し精度 Srを2回測定して得られた差 最大 Srの10%
漏れ電流 2線式センサーの出力が待機時に消費する電流 また、出力遮断時に負荷を通して流れる電流
スイッチポイントのドリフト 使用周囲温度の変化によってスイッチポイントが変動
応答周波数 標準検出体を用いSnの1/2の距離で1秒間に動作可能な回数。 動作(ON)と非動作(OFF)の比率 (歯車のギャップ) = 1 : 2 2a a
a
Sn2
内部消費電流 3線式センサー出力の待機時に消費する電流
汚染度 高周波誘導式近接センサーは汚染度3に適応するように設計されています。
検出距離 (標準検出体の場合)
Sn
+ 10 %+ 10 %
- 10 %- 10 %
Sr Sumin
Sumax
Sa
定格検出距離 sn = 標準検出体から検出面までの距離
実行動作距離 sr = 室温における各偏差 Snの90 %~110 %
有効動作距離 su = 90 % (Sumin = Sa)~110 % Srの(Sumax)間のスイッチポイントのドリフト
保証動作距離 = 設定距離 Sa:
= Snの0 %~81 %の間で確実にスイッチング
安全スイッチングOFF領域 = Sumax + 最大ヒステリシス = Snの143 %
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高周波誘導式近接センサー
修正係数
V2A100
Sr [%]
50
0
AlMsCu
*
* 標準検出体
値 → データシート参照 修正係数 K=1のセンサーは除く: 全ての検出体で同じ検出距離
検出体のサイズによる影響
100
Sr [%]
50
00,2 0,5 1,0 x軸: 標準検出体に対する実際の検
出体の割合(面積比)
水平方向からの接近と距離 (S235JR等の鉄鋼材を適用)
0
Sn
a
スイッチON(動作)の平均曲線 (低速の接近時)スイッチOFF(復帰)の平均曲線 (低速の接近時)繰返し精度が不十分繰返し精度が良好
スイッチポイントの繰返し精度が良好な状態とは、 以下を意味します。 検出体が検出面に近いほど、より良い状態です。 一般的な推奨事項: a = 定格検出距離の10 %
≥ d
≥ d
≤ 0,5 Sn3xSn
1
≥ 2/3 d
背景までの距離検出体との推奨距離検出体が検出面(φd)を覆う面積の推奨度合検出体の推奨サイズ
JP
周囲金属の影響 埋込み式 / 非埋込み式
円筒形タイプの取付け
埋込み 非埋込み
2 x Sn
角形タイプの取付け
埋込み 非埋込み
h
a2xa
2xa
h
a
1,5xa
高さ = 制限なし
a
a2xa
2xa
a
a
1,5xa
� 非埋込み式センサーで必要とされている自由空間が守られていない場合は、センサーが検出状態近くになっています。 そのため、既にスイッチングしている状態の可能性があります。
� 角形の長距離型センサーでは、この取扱説明書とは異なる場合があります。
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高周波誘導式近接センサー
同機種を取付ける場合の最小距離 (センサーの対向 / 並列取付け) 円筒形センサーと角形センサーに適用
埋込み 非埋込み
8 x Sn
2 x Sn
� センサーの並列取付けは、各々の発振周波数が異なる場合のみ可能です。
結線図
+UB / L1
0 V / N
+UB
0 V
+UB
0 V
2線式 (NPN または PNP)
3線式 (NPN または PNP)
4線式 (PNP、ノーマルオープン /
ノーマルクローズ)
直列接続 (AND)
+UB
0 V
+UB / L1
U1
Un
UL0 V / N
3線式センサーの直列接続(PNP) 最大 4個可能 電源投入時の動作遅延時間、内部電圧降下、内部消費電流が加算されます。 UB min (センサー)とUHIGH min (負荷)は変わらないままです。
2線式センサーの直列接続 通常直列接続は推奨していません。 直列接続(最大2個まで)する場合は、接続可能な特殊仕様のセンサーが必要です。 内部電圧降下が加算されます。
JP
並列接続 (OR)
+UB
0 V
3線式センサーの並列接続(PNP) スイッチONしていない全てのセンサーの内部消費電流が加算されます。 センサーは機械式スイッチと組み合わせて使用することができます。
2線式センサーの並列接続 並列接続はできません。
� データーシートに記載されている小型ヒューズの設置をお勧めいたします。 推奨事項: 短絡解除後は、センサーが安全に機能することを確認してください。
� NPN � センサー 1
� PNP � センサー n
ケーブルおよび コネクターの構成
色: BK / 黒、BN / 茶、BU / 青、WH / 白
DC3線式機種の標準構成:
ケーブル 端子 US-100コネクター(プラグ)
L+ BN 1 / 3 Pin 1 / BNL– BU 2 / 4 Pin 3 / BU
出力 BK X Pin 2 / WH Pin 4 / BK
US-100コネクターのピン接続 (センサーコネクター部を上から見た図)
Pin 4: BKPin 1: BN
Pin 3: BUPin 2: WH
特殊タイプのケーブル / ピンの構成とセンサーデータについては、弊社の総合ガイドのポジションセンサーに記載されている結線図をご参照ください。