converter 5.5を使ったp2v v2v

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© 2014 VMware Inc. All rights reserved. P2V と V2V とととととととととととととVMware vCenter Converter Standalone 5.5.1 ととととととととととと 2014/05/12

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Page 1: Converter 5.5を使ったP2V V2V

© 2014 VMware Inc. All rights reserved.

P2V と V2V 物理から仮想への移行も簡単!VMware vCenter Converter Standalone 5.5.1

ヴイエムウェア株式会社2014/05/12

Page 2: Converter 5.5を使ったP2V V2V

2

使用上の注意事項 

• 本資料の内容は予告なく変更・更新することがあります。

• 本資料に記載された内容は情報の提供のみを目的としたもので、正式な VMware Inc. のテストやレビューを受けておりません。

• 本資料の内容についてできる限り正確を期すよう努めておりますが、いかなる明示 または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において 活用される情報であることを、あらかじめご了承ください。

• 本資料に記載された製品の仕様ならびに動作に関しては、 Vmware や関連各社ともに これらを予告なく改変する場合があります。他のメディア機関等に無断で転載する事 はご遠慮ください。

• 本資料の著作権は VMware, Inc. およびヴイエムウェア株式会社にあります。

• なお、本文中にある製品名は各社の商標または登録商標です。

Page 3: Converter 5.5を使ったP2V V2V

3

アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

Page 4: Converter 5.5を使ったP2V V2V

4

アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

Page 5: Converter 5.5を使ったP2V V2V

P2V とは

• 物理ハードウエア上に構築された環境を、ソフトウエアを使用して仮想マシン(仮想ハードウエアと構築された環境)に変換・移行すること

• 移行方向によって他の種類もある (V2V など )

• OS サポート終了に対するシステムの一時的延命措置などでも利用される

5

物理から仮想への移行

同じアーキテクチャ間なら外側(マシン)が変わるだけで、

その中のシステムはそのまま移行

P2V

つまり、既存のシステム環境をいじらず(変更せず)仮想化できる方法

Page 6: Converter 5.5を使ったP2V V2V

6

P2V を使うことのメリット• 面倒なシステムの再構築や移行作業を簡略化でき、ハードウエア

リプレース時の移行にかかる工数を大幅に削減可能に!

ハードウエア確認・構成設計

使用 OS確認

アプリのOS 適合

確認

データ移行検討

新環境不適合部対

応検討

新環境での動作確

認検討

設計フェーズ

単体テスト

システムテスト

運用テスト

バックアップテ

スト

テストフェーズ

運用引継ぎ

運用

ハードスタートアップ

OS スタートアップ

アプリ導入

データ変換・移行

構築フェーズ

今まではこれだけの工程が必要

これだけの工程で OK

仮想化ホストハードウエア

構成設計

設計フェーズ

仮想化環境設計 P2V 設計

新環境への移行検

ハードスタートアップ

仮想化環境スタートアップ

構築フェーズ

P2V移行 

フェーズ

動作確認

テストフェーズ

運用引継ぎ

運用

数ヶ月

数日

数週間

既にリソースに余裕のある仮想環境があれば、赤枠の部分だけで移行できる

Page 7: Converter 5.5を使ったP2V V2V

7

V2V とは

• 異なるプラットフォーム ( ハイパーバイザ ) 間で仮想マシンを移行させること

• ツールで簡単に移行出来るものと出来ないものとがある

• 一般的には仮想ディスクのタイプ変換を行うものが多い(設定情報まで書き換えることができるツールもある)

ハイパーバイザ間での仮想マシンの移行

VMware vSphere 仮想マシン

他の VMware仮想マシン

ハイパーバイザ A 用仮想マシン

ハイパーバイザ B 用仮想マシン V2V

Page 8: Converter 5.5を使ったP2V V2V

8

その他の移行について

• 仮想化では P2V と V2V が使われる

マシン間の移動は4種類

物理マシン

物理マシン

①P2V

③V2P

②V2V④P2P

① P2V (Physical to Virtual)② V2V (Virtual to Virtual)③ V2P (Virtual to Physical)

• 仮想化されたマシンを物理へ戻す• 仮想マシンのベアメタルへの展開• 今までは同じマシンを物理に新規

構築することがほとんど④ P2P (Physical to Physical)

• 既存のハードウエアリプレース

同じアーキテクチャ間なら変換・移行だけでその中のシステムはそのまま

Page 9: Converter 5.5を使ったP2V V2V

9

アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

Page 10: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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vCenter Converter Standalone 概要

• VMware が提供する P2V のためのツール– vCenter Converter 製品ページ : http://www.vmware.com/products/converter/

• 簡単な GUI 操作で P2V 作業の全てを行うことが可能

• その他の機能– Workstation / Server / ESX など異なる製品間での仮想マシンの移動– 異なる vCenter 管理下にある ESX 間の仮想マシン移動

基本的な機能

Page 11: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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vCenter Converter Standalone 概要

• 他の VMware 製品からの移行も可能– Workstation / Server / Fusion / ESX など異なる製品間– 異なる vCenter 管理下にある ESX 間

• 他ハイパーバイザの仮想マシンやサードパーティのイメージバックアップからのインポートも可能

その他の機能

VMwarevCenter

Converter

VMware ESXi

VMware Workstation

VMware PlayerVMware Fusion

VMware ESX物理マシン

VMware仮想マシン

サードパーティ仮想マシン

サードパーティシステムイメージ

VMwarevCenterServer

移行元 VMware プロダクト

Acronis TrueImage 、 Norton

Ghost 、 Symantec Backup Exec System Recovery

(LiveState Recovery)  など

Hyper-V Server など

VMware Infrastructure 、 VMware Workstation 他 VMware の仮想マシン

 など

起動している Windows 、または Linux 物理マシン

VMware ESX / ESXi へ直接 / vCenter 経由

VMware の他仮想化製品の仮想マシン

Page 12: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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ライセンス及び製品サポート• ライセンスと製品サポート

– 無償で入手・利用可能– vCenter Server 製品及び SnS を購入済みの場合はサポート付き– 単体でのサポートは、インシデント単位での購入も可能

• 動作環境– vCenter Converter Standalone 動作する環境

Microsoft Windows 32bit 64bit

デスクトップ

Windows XP Professional SP3

Windows Vista SP2

Windows 7

Windows 8

サーバ

Windows Server 2003 R2 SP2

Windows Server 2008 SP2

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2012

Page 13: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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サポートされる移行元 : 物理マシンおよび VMware 製品

移行元 バージョン 備考

物理マシン 稼働 OS に依存 ※1 P2V

Workstation 7.x, 8.x, 9.x, 10.x V2V

Fusion 3.x, 4.x, 5.x, 6.x V2V

Player 3.x, 4.x, 5.x, 6.x V2V

VMware vCenter virtual machines V2V

vSphere 4.0, 4.1, 5.0, 5.1, 5.5 V2V

※1 サポートされるゲストオペレーティングシステム(最新情報はマニュアルを参照のこと)

Physical Machine

VMware VM (Clone) VMware VM

(Clone)VMware VM

P2V V2V

Page 14: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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サポートされる移行元 : 物理マシンおよびサードパーティ

移行元 バージョン 備考Acronis True Image Echo 9.1, 9.5 .tib

True Image Home 10, 11 .tib

Symantec Backup Exec System Recovery 6.5, 7.0, 8.0, 8.5

LiveState Recovery 3.0, 6.0 .sv2i のみNorton Ghost 10.0, 12.0, 14.0 .sv2i のみParallels Desktop 2.5, 3.0, 4.0 .pvs, .hdd

Workstation 2.x .pvs

StorageCraft ShadowProtect Desktop

ShadowProtect Server

ShadowProtect Small Business Server

ShadowProtect IT Edition 2.0, 2.5, 3.0, 3.1, 3.2

Microsoft Virtual PC 2004 VHD フォーマット .vmc

Microsoft Virtual PC 2007 .vmc

Virtual Server 2005 / 2005 R2 .vmc

Page 15: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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サポートされる移行先

移行先 バージョン

vCenter Server 仮想マシン

ESX 4.0, 4.1

ESXi 4.0, 4.1, 5.0, 5.1, 5.5

vCenter Server 4.0, 4.1, 5.0, 5.1, 5.5

デスクトップ 仮想マシン Workstation 7.x, 8.x, 9.x, 10.x

Player 3.x, 4.x, 5.x, 6.x

Fusion 3.x, 4.x, 5.x, 6.x

Physical Machine

Page 16: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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サポートする Windows ゲストオペレーティングシステム

移行先 32bit

64bit

移行元のファームウエアBIOS 32bit UEFI 64bit

UEFI

デスクトップ

Windows XP Professional SP3

× ×

Windows Vista SP2 ×

Windows 7 ×

Windows 8 ×

サーバ

Windows Server 2003 R2 SP2

× ×

Windows Server 2008 SP2 ×

Windows Server 2008 R2 ×

Windows Server 2012 ×

Page 17: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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サポートする Linux ゲストオペレーティングシステム

移行元 32bit

64bit

移行元のファームウエア

BIOS

32bit UEFI

64bit UEFI

RedHat Red Hat Enterprise Linux 3.x × ×

Red Hat Enterprise Linux 4.x × ×

Red Hat Enterprise Linux 5.x × ×

Red Hat Enterprise Linux 6.x ×

SUSE SUSE Linux Enterprise Server 9.x × ×

SUSE Linux Enterprise Server 10.x × ×

SUSE Linux Enterprise Server 11.x × ×

Ubuntu 10.04 LTS × ×

11.x ×

12.x ×

13.04 ×

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アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

Page 19: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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P2V の方法

• 移行元マシンの OS が起動した状態で、移行作業を行う方法

• 移行元マシンに対しエージェントをインストールし、エージェントと宛先ホストの間でディスクのデータを転送

• 移行元ハードウエア構成( RAID や NIC )に依存しないで移行が可能

• 移行元マシンのサービスを停止して実行が必要(データ不整合を避ける為)

その1:ホットクローン

vCenter Converter Standalone

宛先ESX/ESXi Hostまたは vCenter

エージェント

移行元物理マシン電源が入っているWindows/Linux マシン

Job のコントロールとマシン設定のカスタマイズ

4

2

エージェントの導入

1

ディスクのデータをコピー

3

Page 20: Converter 5.5を使ったP2V V2V

P2V の方法

• サードパーティツールでバックアップされた移行元マシンのバックアップイメージを使い、宛先ホストへディスクのデータを転送

• vCenter Converter Standalone 経由での移行の場合、ホットクローンと同じように仮想マシンのカスタマイズが自動的に実施される

• vCenter Converter Standalone を経由しない移行の場合、事前に物理マシンと同様の構成にした仮想マシンを事前作成し、そこにサードパーティツールで取得したバックアップイメージを戻す  

20

その2:サードパーティツール

宛先ESX/ESXi Hostまたは vCenter

移行元物理マシンWindows/Linux マシン

Job のコントロールとマシン設定のカスタマイズ

4

イメージのインポート

2変換3

イメージバックアップ

1直接イメージを

リストア2

vCenter Converter Standalone

サードパーティツール

Page 21: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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移行方法の比較

項目 ホットクローン サードパーティソフト

サービスダウンタイム -  (サービス停止必須) -

移行にかかる時間

×( 2段階の作業が必要)

作業工数 ×

その他のコスト

×(ソフトのライセンスコスト )

データ整合性 △(サービス停止で回避)

既存システムへの変更 △( Agent の追加・削除が発生)

ネットワーク帯域 - -

備考 移行元の構成に依存せず利用できるため有用

ホットクローンができない場合や、既にサードパティツールを利用している場合に有用

Page 22: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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参考情報:コールドクローン

• 過去に vCenter Converter Enterprise の一部として提供していたConverter Cold Boot CD というツールを使用した方法

• CD-ROM から移行元マシンを起動し、その Windows 上で動く vCenter Converter によりディスクのデータを移行先ホストに転送

現在提供していない方法で、あくまでも参考情報です

Converter Cold Boot CD を使用し、今の vSphere 環境への直接移行はできないまた、 Converter Cold Boot CD の提供も既に終了(※ 1 )しているため入手できない

宛先ESX/ESXi HostまたはvCenter

移行元物理マシンCold CD Boot

Converter Boot CD

Job のコントロールとマシン設定のカスタマイズ

2

ディスクのデータをコピー

1

(※1) 2012/04/30 EOL

Page 23: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

Page 24: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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P2V ベストプラクティス

1ベストプラクティスと P2V 成功へのヒント

2 Windows の P2V ベストプラクティス

3 Linux の P2V ベストプラクティス

Page 25: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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ベストプラクティスと P2V 成功へのヒント• 全般

– 移行計画– 事前テスト– 移行準備– 移行作業– 移行完了後のクリーンナップ作業

• OS 毎のポイントを抑えて移行を計画すること (Windows / Linux)

移行計画 事前テスト 移行準備 移行作業 クリーンナップ

Page 26: Converter 5.5を使ったP2V V2V

26

移行計画:• 計画段階で検討すべき項目

– 対象台数は何台– いつまでに移行させるか– 移行対象の OS の種類– 移行方法は何を使うのか– P2V できなかった場合の対応 ( サードパーティ / 移行しない / 新規構築 )– 移行対象のデータ容量– サービス(業務)停止許容時間– 使用アプリケーションの仮想環境上でのサポート有無– 使用アプリケーションのライセンス認証方法( MAC アドレスやドングル

等)– 使用している周辺デバイスの有無と物理マシンへの接続方法– 既存物理環境でのパフォーマンスやスローダウンなどの問題があるか– 移行先の仮想環境のキャパシティ– 移行後の管理手法(監視・バックアップ)

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

Page 27: Converter 5.5を使ったP2V V2V

27

事前テスト:• 事前に物理マシンのタイプをグルーピングし、グループ単位でテストを行い確認する– ハードウェア構成ごと– オペレーティングシステムの種類ごと

• テストで確認すべき項目– 作業手順の流れの確認– 移行作業にかかる時間– P2V 時に使用されるポートでの通信可否確認– 停止するサービスの確認– 物理ハードウエア監視ツールによる P2V への影響確認– 既存ネットワークを使用する場合、 P2V 時のネットワークへの影響確認– P2V 後作業の確認(削除するデバイス、アプリケーション、ドライバ

等)– 正常性を確認する手順

など

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

Page 28: Converter 5.5を使ったP2V V2V

28

正常性確認のためのヒント• インフラ側では OS レベルの正常性確認までの確認が一般的

– OS の正常起動– イベントログ確認(エラーが出ていないこと)– 通信確認(仮想マシン外部ネットワーク)

• アプリケーションはアプリ担当やアプリベンダでの対応が必要– アプリケーションとしての動作確認– 業務システム視点での動作確認

• 異常と言われることが多いもの– 遅くなった⇒物理環境でも同様のことが発生していないか確認

– 物理で起きていることは仮想にしても発生する– 物理で発生していることで仮想マシンリソースを増やせば改善することが

予測される場合、その場で対処せず P2V 完了後に対策を行う

Page 29: Converter 5.5を使ったP2V V2V

29

移行準備:• 事前実施(万が一の場合の復旧のために行うことを推奨)

– 移行元のバックアップ– バックアップ後のイベントログ / syslog を確認し再起動、再起動後の

イベントログ / syslog を確認し、 P2V 後の問題切り分けの情報とすることともに、問題が発生した際の責任範囲を明確にする

• 事前準備– vCenter Converter Standalone– Windows の場合、移行予定の OS のメディアとライセンスキー※ 物理サーバ付属の OEM ライセンスは、当該サーバ上で仮想化する場合  にのみ使用できるものなので、他の物理サーバに移行させる場合は別途  ライセンスが必要– 作業手順書– 既存マシン設定パラメータシート

( IP アドレス、ホスト名、ライセンスキー等)– 作業チェックシート– 既存ネットワークから独立させて作業をする場合、ネットワークケーブルとスイッチ

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

Page 30: Converter 5.5を使ったP2V V2V

30

移行作業 (1): P2V に入る前に

• 既存環境の情報収集– ネットワーク設定を既存マシン設定パラメータシートに転記

(P2V 後はアドレスがクリアされる )– イベントログ / syslog 取得

( 再起動して起動時に発生するエラーも事前に確認しておく )• 事前状態の保存• 元々出ていたエラーの切り分け※ 古い物理マシンの場合、再起動できなくなるリスクもあることも注意する

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

ベスト・プラクティス

Page 31: Converter 5.5を使ったP2V V2V

31

• 仮想マシンを起動する前に行う作業 – 仮想マシンスナップショットを取得

(セーブポイントの作成 )– 仮想マシンハードウェアから必要ないデバイスを削除 ( USB コントローラ、シリアルポート、パラレルポート、フロッピードライ

ブ)– SCSI コントローラを確認・変更 (LSI Logic にする )– ネットワーク接続を「起動時に接続」オプションをはずす(コンフリクト防止)

– ハードウエアベンダによっては、ハードウエア監視ツールが仮想化後に残っていると仮想マシンの起動に時間が掛かるなどの問題が発生することがあるので、可能であれば外す

– P2V 作業時に不要なサービスを停止する• エージェントの導入後に再起動が入る可能性があるので、可能であればサービスを手動に変更して起動しないようにする

• 変更したサービスは既存マシン設定パラメータシートに記入し、 P2V 作業後にサービス設定変更漏れが出ないようにする。

移行作業 (1): P2V に入る前にベスト・プラク

ティス

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

Page 32: Converter 5.5を使ったP2V V2V

32

3 宛先 ESXi or VC の情報を入力

移行作業 (2):基本的な移行手順 -1

Converter Server

DestinationESX/ESXi Host(or via vCenter)

AgentTarget Physical ServerPowered-OnWindows/Linux Machine

Job Control/Customize

Data copy

Job Control

1 Converter の起動 2 Target Server の情報を入力

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

ソースアカウントにはローカルアドミニストレータ /root 権限アカウントを利用

ベスト・プラクティス

ESXi, VC のアカウントには仮想マシンの作成権限が必要

ベスト・プラクティス

Page 33: Converter 5.5を使ったP2V V2V

33

Converter Server

DestinationESX/ESXi Host(or via vCenter)

AgentTarget Physical ServerPowered-OnWindows/Linux Machine

Job Control/Customize

Data copy

Job Control

移行作業 (2):基本的な移行手順 -2

4 Option1: パーティション設定 6 Option 3: Tools のインストール

7 P2V Start !!

5 Option2: ネットワークの設定

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

Page 34: Converter 5.5を使ったP2V V2V

34

Converter Server

DestinationESX/ESXi Host(or via vCenter)

AgentTarget Physical ServerPowered-OnWindows/Linux Machine

Job Control/Customize

Data copy

Job Control

移行作業 (2):基本的な移行手順 -2

4 Option1: パーティション設定 6 Option 3: Tools のインストール

7 P2V Start !!

5 Option2: ネットワークの設定

移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

移行後の接続先ネットワークで dvportgrup は選択しない ( エラーになる )「 Connect at power-n」もチェックを外す

ベスト・プラクティス

Tools のインストールはしない「 Remove Restore Checkpoint」と「 Reconfigure destination virtual machine」はチェック

ベスト・プラクティス

パーティションサイズ変更は基本しないこと。リストアパーティションなどは転送しない

また、ハードウエアベンダ特有の管理パーティションも不要なので転送しない

ベスト・プラクティス

Page 35: Converter 5.5を使ったP2V V2V

35

移行モードの種類と転送速度

移行元Volume Based (Block level)

Volume Based   (File level)

Disk-Based Linked cloneOS ボリューム

Window

s

Basic Volume

Dynamic Volume (Basic Volume に変換 )

(Basic Volume に変換 )

Linux

ext2, ext3, ext4, Reiserfs -

LVM2 -

その他 - (ext3 などに変換 )

転送速度 File level より早い もっとも遅い 高速移行元が仮想マシンの時のみ可能

Volume based (File level)• ファイル転送による移行• Windows を移行時パーティションサイズを小さくすると自

動選択• Linux は常にこのモードが選択される• 実容量が少ない場合は早い(目安は全容量の ¼ 以下)• Dynamic volume は Basic volume に変換される

Volume based (Block level)• パーティショニング後に Block 転送• File level よりも高速 ( 最も高速 )• Dynamic disk は Basic disk へ変換される• Windows でパーティションサイズを同じ または 拡張

すると選択される

V2V 時のみ

Windows でのベスト・プラクティ

Linux でのベスト・プラクティ

Page 36: Converter 5.5を使ったP2V V2V

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データ領域に対する移行

• すべてを P2V する必要は無い– データ領域が別のディスクに作られている場合、データ領域を

P2V しないことで P2V 作業時間を短縮

• 通常運用で取得しているフルバックアップからデータを移行、切り替え時に最後の差分を上書きして完了

• VMFS の最大ファイルサイズを確認(ブロックサイズによって決まる)– Block size 1MB (default):最大仮想ディスクサイズ  256GB– Block size 2MB:最大仮想ディスクサイズ 512GB– Block size 4MB:最大仮想ディスクサイズ 1TB– Block size 8MB:最大仮想ディスクサイズ 2TB

データ領域のサイズが大きい場合にはデータ領域だけ別に持って行くことが可能

Page 37: Converter 5.5を使ったP2V V2V

37

vCenter Converter Standalone の移行時の動作

移行が停止する場合、停止ポイントにより問題をある程度切り分けが可能① Creates VM … 1% - 2% ・・・・・・ 移行先の ESX で仮想マシンを作成中→ ホスト名指定している場合は IP アドレスに変更、 Ping などで移行先と通信確認、移行先の ESXi の状態(データストア容量、 vDS のポートグループを選択していないか、 Linux で Volume clone になっていないか)などを確認⇒ 移行元の事前準備不足がほとんどなので、それに対する対応を確認して再実行

② Clone ………. 2% - 97% ・・・・・ データ転送中→ ケーブルの確認、パーティションサイズを変更していたら変更をやめる、移行するボリュームを絞る、ディスクの不良箇所が残っている、ネットワークが不安定など⇒ 問題が解決するまでリトライを繰り返す

③ Configure/Clean up … 97% - 100% ・・仮想マシンのカスタマイズ、 Agent のアンインストール中→Diag パーティションや認識されないファイルシステムはコンバートしない、 vNIC の数はデフォルトのままで追加はコンバート後に行う、 Tools インストールをチェックをはずすなど⇒作業自体は最初からやり直し。そのため、作業時間に対する余裕が必要。

0% 100%2% 97%① ② ③

Page 38: Converter 5.5を使ったP2V V2V

38

• 仮想マシンを起動してから行う作業– 不要なアプリ・デバイス・ドライバを削除( H/W 監視ツール、 RAID 管理ツール、チーミングドライバ、 H/W ベンダー

のその他ツール・ユーティリティ、バックアップソフト、ビデオカードドライバ、サウンドカードドライバ、その他不要なデバイスなど)

– 上記はクリーンインストールした仮想マシンと比較するとわかりやすい– VMware Tools のインストール– 既存マシン設定パラメータシートを参照しネットワークの設定を行う– 既存マシン設定パラメータシートを参照しサービスの設定の復旧を行う– ログの確認とスナップショットの削除で完了

移行完了後のクリーンナップ作業 移行計画

事前テス

移行準備

移行作業

クリー

ンナッ

ベスト・プラクティス

Page 39: Converter 5.5を使ったP2V V2V

39

P2V ベストプラクティス

1 ベストプラクティスと P2V 成功へのヒント

2 Windows の P2V ベストプラクティス

3 Linux の P2V ベストプラクティス

Page 40: Converter 5.5を使ったP2V V2V

40

Windows の P2V ベストプラクティス• P2V 方法の優先順位

1. ホットクローン2. サードパーティツール

• 転送モードは基本 Volume Base (Block) を利用

Third-party ツールの条件を満たす

OS のホットクローンサポート

空きディスク容量 200MB 以上

ダイナミックディスクを不使用 or ベーシックディスクに変換

Y

Y

NN Y

新規構築

Start Y

N

N

Exit

Exit Third-party ツールを使用

NG

vCenter Converter Standalone で ホットクローン

NG

Page 41: Converter 5.5を使ったP2V V2V

41

Windows OS のチェックポイント (1)

• 利用できる移行手法–ホットクローン

– Third-party ツール

• 使用するアカウント権限– Local admin を利用

• 必須 Windows サービス (Hot clone のみ )

– Workstation

– Server

– TCP/IP NetBIOS helper Service

– Volume Shadow copy Service

• 停止するサービス– 必須サービス以外で停止可能なものは停止

–特にファイルをロックするようなアプリ

Page 42: Converter 5.5を使ったP2V V2V

42

Windows OS のチェックポイント (2)

• 各コンポーネント間で利用されるポート– Converter Server ⇔ Remote Windows …… Port 137, 138, 139, 445, 9089

– Converter Server ⇔ ESX ……………………… Port 443, 902

– Source Windows ⇔ ESX ……………………… Port 443, 902

• ディスク– ファイルレベルのホットクローンを行った場合、ダイナミックボリュームは

ベーシックボリュームに強制変換される

– 移行先の ESXi で作成可能な仮想ディスクサイズを確認 (Block size に依存 )

• パーソナルファイアーウォール設定– Windows ファイルとプリンタの共有が利用できるように Firewall が

開いているか確認

• メモリ– スワップが発生していない状態を確認

Page 43: Converter 5.5を使ったP2V V2V

43

Converter Standalone で利用されるポート:Windows

Managed DestinationESX/ESXi Host   (or via vCenter)

Converter Server

Windows local Converter agent

Powered-OnWindows Machine

VM management (TCP Port 443)

Converter Client   (GUI)

Windows remote source   Converter agent

Cloning Data (TCP Port 902) for remote hot clone

Remote Agent Deployment, Windows File Sharing (TCP Ports 445, 139 and UDP 137, 138)

HTTP/HTTPS Web service (TCP Port 443, configurable)

Cloning Data (TCP Port 902) for local hot clone

Agent connection(TCP Port 9089, configurable)

Destination Access (TCP Port 443)4

2

11

5

2

3

1

2Agent

Page 44: Converter 5.5を使ったP2V V2V

44

P2V ベストプラクティス

1 ベストプラクティスと P2V 成功へのヒント

2 Windows の P2V ベストプラクティス

3 Linux の P2V ベストプラクティス

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Linux の P2V ベストプラクティス• P2V 方法の優先順位

1. ホットクローン2. サードパーティツール

OS のホットクローンサポート

root 権限でのssh 接続

Third-party ツール を使用

Y

Y

NN

新規構築

Start Y

N Exit

Exit

Third-party ツールの条件を満たす

NG

Exit

vCenter Converter Standalone で ホットクローン

NG

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Linux OS のチェックポイント (1)• 利用できる移行手法

– vCenter Converter Standalone または Third-party ツールによる P2V

– vCenter Converter Standalone を使ったホットクローンのみが Linux の設定変更ま自動で行う。その他の方法では移行後に Linux の設定書き換え作業が発生

• 使用するアカウント権限– root を利用

• Linux 側で稼働が必須なサービス– SSH

• 停止するサービス

– 必須サービス以外で停止可能なものは停止

– 特にファイルをロックするようなアプリ

• その他– Linux のセキュリティ設定は事前に十分確認する

• 移行元 Linux で SELinux を使用し細かい設定をしている場合、 SELinux を一時的に無効にするなどの対応が必要– 通常は細かい設定をせずに使用していることが多いため、 SELinux が動作している Linux でもそのまま vCenter Converter

Standalone が利用可能なことが多いが、 root に全ての権限を与えない設定をしている場合、 P2V に失敗する

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Linux OS のチェックポイント (2)• ホットクローン利用時の留意点

– 移行先は ESX, ESXi or vCenter のみ(Workstation や Player 、 Fusion へは不可 )

– Boot Loader 対応は grub のみに対応。 Lilo は非対応

–ボリュームベースのホットクローンの場合、 LVM2 論理ボリューム以外はベーシックボリュームに変換される

– ファイルレベルのホットクローンの場合、 ext2, ext3, ext4, and ReiserFSのファイルシステムは維持される

–ホットクローン時は一時的にヘルパー仮想マシンが利用する IP アドレスが必要になる (DHCP or Static IP)

– vCenter Converter Standalone を Windows 7など UAC のある Windows 上で実行する場合、管理者権限で実行しないと「この操作の実行権限が拒否されました。」となり実行できない

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Converter Standalone で利用されるポート:Linux

Powered-OnLinux Machine

VM management (TCP Port 443) – create Helper VM, boot off ttylinux ISO

Disconnect ttylinux ISO, power off Helper VM

Tar and pipe files over SSH (TCP Port 22)

Connect to source from Helper VM via SSH (TCP 22)

Helper VM

Converter Helper servicettylinux ISO

Connect to Converter Helper service (TCP 443)

Connect to source via SSH (TCP 22)

Converter Server Windows local Converter agent (not used) Linux Converter agentHTTP/HTTPS Web service

(TCP Port 443, configurable)Converter Client (GUI)

Managed DestinationESX/ESXi Host(or via vCenter)

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アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

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トラブル時の対応

• VMware Knowledge Base: http://kb.vmware.com/

• VMware Community: http://communities.vmware.com/

• サポート: – vCenter Server を購入していればサポートを受けることができる– 単体でのサポートも、インシデント単位で購入すれば可能

• Log を確認する– Agent log や Server ログの場所– C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\VMware\

VMware vCenter Converter Standalone\logs

公開されている情報を調べ、対応を検討する

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トラブルシューティングクローニング

症状 考えられる原因および解決策

vCenter Converter Standalone のインストールができない

• ローカルにはインストールせず、リモートクローンで実行してみてください

• 移行元の管理者アカウント (administrator / root など ) で実行してください• 必要なネットワークポートが開いているか確認します• Windows ページファイルを無効にするかサイズを変更してください• Windows Installer (MSI) をアップデートしてください

vCenter Converter Standalone のクローニングが処理が途中で失敗する

• ネットワーク設定を確認してください• ネットワークスイッチのネゴシエーションを固定するなど、ネットワーク通信を安定させてください

vCenter Converter Standalone の処理が途中で終了する

• エージェントのインストールプロパティを確認してください• 必要な Windows サービスが有効になっているかを確認してください• 必要なネットワークポートが開いているかを確認してください• DNS 設定で正引きおよび逆引きができるか確認してください

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vCenter Converter Standalone を利用する環境に問題がある場合に発生するトラブル

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トラブルシューティング再設定

症状 考えられる原因および解決策

Converter fails at 97%

• その OS がサポート対象なのかを確認してください• 移行元 Windows の boot.ini が書き込めるようになっているかを

確認してください• パーティションがマルチ OS システム用に選択されていることを

確認してください• システムボリュームがアクティブになっていることを確認してください• Disconnect USB media tray on a blade

• 移行元 Windows のレジストリ更新権限が適切に設定されているか確認してください

• 移行元 Windows OS の不要なレジストリ設定を削除してください

移行元の OS 設定が適切で無い場合に発生することが多いトラブル

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トラブルシューティング移行後、仮想マシンの最初の電源 ON 時

症状 考えられる原因および解決策

仮想マシンの起動時に起動ディスクが見つからないエラーになる

• 再起動して BIOS (F2) に入り起動ディスクを指定する• ベンダ独自のパーティションやユーティリティパーティションを

外して再度 vCenter Converter Standalone を実行する

仮想マシンは起動するが Windows の ブルースクリーン (STOP Error) で停止し

てしまう

• SCSI コントローラタイプを確認し正しいものを設定する• 移行元の設定を確認し vCenter Converter Standalone を再実行する• ハードウエア固有のサービスが起動されていないか、セーフモード

で起動し確認する

ゲスト OS にログインできない

• キャッシュされている資格情報を持つドメインアカウントを使いログインする

• ローカルアカウントでログインする• システム修復ディスクを使用し、パスワードを変更する

ログインできたはずだがすぐにログアウトされる

• Windows 2000 などの古い OS の場合はドライブレターが変更されてしまった( Microsoft のサポート技術情報 KB249321 を参照)

• Windows のライセンス認証が切れてしまったので、 Microsoft へ 電話でのライセンス認証を行う (Windows 2003 以降 )

キーボードとマウスが使えない • リモートデスクトップで接続してデバイスを変更する

キーボードの種類が違う • ログイン後デバイスマネージャで適切なロケールのキーボードに変更する

ゲスト OS の Windows 側に起因するトラブル

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トラブルシューティング移行後、仮想マシンの最初の電源 ON 時

症状 考えられる原因および解決策 ハードウエア付属の OEM Windows を

使用していたので、 P2V 後にライセンス認証画面が開いてしまう

• OEM ライセンスはハードウエアに紐付けされているため、当該ハード ウエア上に P2V した仮想マシンを動作させる場合以外は利用できません。

VMware Tools が正しくインストールされない

• CD-ROM ドライブを他のメディアが使用している• プラグアンドプレイサービスが自動に設定されていない• CD-ROM デバイスのドライバ署名オプションが適切でないため

使用できない

スケジュールされたジョブが実行されない

• 最初にスケジュールを設定したログインユーザとはことなるユーザでログインしている

• 異なるユーザでログインしている場合は、そのユーザでスケジュールを再設定する

ディスプレイの設定が VGA から変更できない

• VMware Tools と競合する管理アプリケーションや画面を操作するアプリケーションを削除後、 Vmware Tools を再インストールする。

マウスの動きがおかしい • ディスプレイのハードウエアアクセラレーション設定を最大に設定する

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トラブルシューティング移行後、仮想マシンの最初の電源 ON 時

症状 考えられる原因および解決策

IP アドレス競合が発生している

• 仮想マシン内のネットワークアダプタに物理マシンのネットワークアダプタと同じ値が設定が残っているので、場合によってはこのような現象が発生

• 非表示デバイスとして残っている物理デバイスの情報を削除する コマンドプロンプトを管理者で実行で開き、以下のコマンドを実行する

set devmgr_show_nonpresent_devices=1 devmgmt.msc コマンドを実行しデバイスマネージャーを開く 「表示 (V) 」=>「非表示デバイスの表示 (W)」を選択 不要なネットワークデバイスを削除する

アプリケーションのライセンスが有効にならない

• アプリケーションベンダに新しい MAC アドレスを伝え、ライセンスを再発行してもらう

イベントビューアにアプリケーションエラーやシステムエラーが発生している

• 事前に確認してあったエラーかどうかを確認し、同じであれば無視する• エラーの内容が分かっている場合は vCenter Converter Standalone 実行前に

イベントビューアのエラーを無視する設定をする• 新しいエラーで事前確認に無いものであれば、エラーの原因を調べてエラー

がでないように対処する

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アジェンダ

1 P2V とは

2 VMware が提供する P2V ツール

3 P2V の方法

4 P2V ベストプラクティス

5 トラブル対応について

6 まとめ

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まとめ• 事前に移行部門と調整し、停止時間の調整から移行後の確認検証なども協力を得られるようにしておく

• 移行作業手順をあらかじめ作成し、漏れやミスが無いように対策する• 移行作業時間はトラブルも考慮し余裕を持って計画する• 移行を行う物理マシンの情報を事前にしっかり把握し、対策をしておく• いくつかの物理マシンのコンバートを平行作業で行う場合、

移行先ホスト及びストレージの I/O 負荷も考慮する• 使用するネットワークの帯域や負荷などによる作業への影響も考慮する• 移行トラブル時にどうするかをしっかり決めておく

(別手段、 P2V 除外など)• 可能であれば事前にテスト移行を実施しておく• 移行対象物理サーバは、移行作業実行前に必ずバックアップを取っておく• 移行対象物理マシンでは、全てのサービスは提供しない状態で実施する• ハードウエアに依存した監視ツールは事前に削除しておくか、コンバート後に起動しないようサービスの設定を変更する

• 仮想マシンに移行できたら、設定変更した部分は元に戻すのを忘れない

57兎にも角にも事前準備が一番重要です !!

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参考資料• Japan Cloud Infrastructure Blog

VMware vCenter Converter で P2V, V2V ~ 第 1回 仮想環境におけるサーバ移行 (P2V, V2V) の基本

https://blogs.vmware.com/jp-cim/2014/02/vi-p2v-v2v-migration1.html

• VMware vCenter Converter Standalone のドキュメントhttp://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/converter_pubs/

• Knowledge Base Search 行に「 VMware Converter Standalone」と入力し [Search] ボタン

http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/searchEntry.do

• VMware Community : VMware Converter Standalonehttps://communities.vmware.com/community/vmtn/vcenter/converter

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