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03. ESB03. ESB適用業務設計適用業務設計

2006/11 SOA 2006/11 SOA ““WebWebサービス及びサービス及びESBESB””基盤構築基盤構築WorkshopWorkshop

ESB ESB 適用業務設計適用業務設計ソフトウェア事業ソフトウェア事業 WebSphere WebSphere テクニカル・セールステクニカル・セールス山根山根雅彦雅彦Copyright IBM Japan Co.,Ltd 2006

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Disclaimer

� 当資料で提供する技術情報は、各製品の出荷前コードに基づくものを含みます。� この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。� 当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありません。� 資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2006年11月現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変わる可能性があるのでご注意下さい。� 今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認ください。

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目次

� ESBの適用にあたり� ESBとは� 仮想化� ESB パターン

� ESBの適用� Webサービス適用� SCA適用� WebSphere ESB適用� WebSphere Process Server適用� WebSphere DataPower適用

� お客様事例� ESB適用の考慮点と製品の特徴

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ESBの適用にあたり

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ESBとは

� ESBは、さまざまな定義によって説明されます。

� ESBの定義は、それを定義する人の役割、立場、見解によって異なります。� ESBを、SOA環境を構築するための「「「「アーキテクチャーアーキテクチャーアーキテクチャーアーキテクチャー・・・・パパパパ

ターンターンターンターン」」」」として位置づけます。お客様要件に応じて、テクノロ

ジや製品を柔軟に組み合わせて、SOA環境でのサービス

連携基盤を提供します。

� An ESB is an architectural pattern that supports virtualization and

management of service interactions between communicating participants. It

provides connectivity among service providers and requesters, facilitating their interactions even if they are not exactly matched. This pattern can be

implemented using a variety of middleware technologies and programming

models.

http://www-128.ibm.com/developerworks/webservices/library/ws-soa-progmodel4/

ESB (Enterprise Service Bus) は、さまざまな立場や役割の人によって説明されています。IBMでは、ESBを、SOA環境におけるサービス連携基盤を構築するときの「アーキテクチャー・パターン」として位置づけます。お客様要件に応じて必要なテクノロジーや製品を組み合わせて、連携基盤を構築します。IBMでは、ESBを実現するミドルウェアとして、•WebSphere ESB

•WebSphere Message Broker,

•WebSphere DataPowerを提供しています。

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仮想化

� ESBの提供する主な機能

� ルーティング� プロトコル変換� フォーマット変換

� ESBのレイヤー

� サービス・リクエスターとサービス・プロバイダーの間に介在することで、各モジュールの依存度を低減Shape = Protocol

Color = Data type

仮想化

ESBの構築にあたり、ESBに求められる機能要件があります。主に、ルーティング、プロトコル変換、フォーマット変換です。これらのESBの提供する機能によって、連携するサービス間同士の依存度を低くすることができます。ESBでは、サービスの仮想化を促進します。

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ESBの基本方針 – サービスの仮想化

�ESBがサービス・プロバイダーとサービス・リクエスターを仲介� 直接的な相互のやりとりを分離� 両者の依存度を下げることで、システム連携の仮想化を実現します。

�ESBによるサービス仮想化の提供�ロケーション、正体�インタラクション・パターン、プロトコル�インターフェース�考慮点

�セキュリティ�管理

ESBサービスリクエスターサービスプロバイダー

ESBを構築することで、そのESBが各サービス間での仲介を行い、サービス同士は、直接連携しません。結果的に、このことから、サービスの実体を隠蔽する「サービスの仮想化」が実現されます。ESBのサービス仮想化により、以下のような情報を隠蔽することになります。•ロケーション、サービスの実体---実際のサービスがどこで稼動しているのか、あるいは、どのようなサービスがそれを実行しているのか•インタラクション・パターン、プロトコル---呼び出しパターン（片方向、リクエスト・リプライ、パブリッシュ・サブスクライブ) 、プロトコル変換（Webサービス、メッセージング等々）•インターフェース形式---呼び出し名、データ形式等々ESBはサービス同士を連携するという接続機能を提供しますが、一方、サービス連携基盤のベースとして、セキュリティ機能や連携のための運用管理も重要な考慮点として検討する必要があります。

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インタラクション、プロセス、インフォメーション、パートナー、ビジネス・アプリケーション、アクセス・サービスインタラクション、プロセス、インフォメーション、パートナー、ビジネス・アプリケーション、アクセス・サービス

IT管理サービス

Enterprise Service Busの全体像ビジネス・ロジック

セキュリティ管理メッセージ・モデルメッセージ・モデルメッセージ・フローメッセージ・フロープロトコルプロトコル

Enterprise Service Busインタラクション・パターンメディエーション・パターンRegistry

この図は、ESBの全体像を拡張して表した図ですESBを中心にして、その他、ESBに関連するコンポーネントを配置しています。ESBは、メッセージ・フロー、メッセージ・モデル、プロトコルに関する機能を保持します。一方、ESBと関連するコンポーネントとしては、ビジネス・ロジック、IT管理サービス関連（セキュリティ、管理等）、レジストリなどがあります。

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コンポジットコンポジットコンポジットコンポジット・・・・パターンパターンパターンパターンビジネスビジネスビジネスビジネス・・・・パターンパターンパターンパターンPatterns for e-business

ビジネスビジネスビジネスビジネス・・・・パターンパターンパターンパターンビジネスビジネスビジネスビジネス・・・・パターンパターンパターンパターンインテグレーションインテグレーションインテグレーションインテグレーション・・・・パターンパターンパターンパターンアプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーション・・・・パターンパターンパターンパターンランタイムランタイムランタイムランタイム・・・・パターンパターンパターンパターンプロダクトプロダクトプロダクトプロダクト・・・・マッピングマッピングマッピングマッピング

おおおお客様要件客様要件客様要件客様要件メソドロジーベストベストベストベスト・・・・プラクティスプラクティスプラクティスプラクティス・・・・ガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン

� アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーション････デザインデザインデザインデザイン� システムシステムシステムシステム管理管理管理管理� パフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンス� アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーション開発開発開発開発� 利用技術利用技術利用技術利用技術のののの選択選択選択選択

ESBの適用パターンを考える前提として、IBMのPatters for e-businessで記述されているアプローチを参照します。Patterns for e-business のアプローチは、過去に実績のあるソリューション要素を再利用してすることで、新たなソリューションを実装できるようにすることです。パターン・アプローチは、既存の開発メソドロジーによって活用されるレイヤー・アセットをベースにします。ビジネス･パターンユーザー、ビジネス、データ間の関連性を識別します。インテグレーション・パターンより高度なアプリケーションを構築するために、複数のビジネス･パターンを結合します。コンポジット・パターンビジネス・パターンとインテグレーション・パターンの組み合わせを表します。アプリケーション・パターンビジネス・パターンやインテグレーション・パターンで、どのようにアプリケーション・コンポーネントやデータが関連するのかを、概念的に表現します。ランタイム・パターンアプリケーション・パターンをサポートする論理的なミドルウェアの構成を定義します。プロダクト・マッピング実績のあるソフトウェア実装をベースにします。さらに、e-business アプリケーションのデザイン、開発、配置、管理に対するベスト・プラクティス、ガイドラインからから構成されます。Patterns for e-Business

http://www-128.ibm.com/developerworks/patterns/index.html

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パターン・レイヤー

� アプリケーション・パターンとランタイム・パターン� アプリケーション・パターンは、アプリケーション・コードレベルのパターン� ランタイム・パターンは、システム基盤のパターン� アプリケーション・パターンは、ランタイム・パターンに実装されます。� アプリケーション・パターンで全体的なアプリケーション・レベル・デザインを実施し、このパターンをベースに、ランタイム・パターンを選択プログラム A プログラム B

プログラム呼び出しアプリケーションサーバー1

アプリケーションサーバー２ESB

アプリケーションパターンランタイムパターンプログラム呼び出しプログラム呼び出し配置配置アプリケーション・パターンでは、それぞれのアプリケーションがどのように連携処理するかという、アプリケーションの連携ロジックをデザインします。ランタイム・パターンでは、アプリケーション・パターンを、どのような技術や製品を使用して、実装していくかをパターン化します。

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アプリケーション・パターン

ブローカー(Pub/Sub、ルーター)

ダイレクト・コネクション(メッセージ/Call、アダプター)

パラレル・プロセス(パラレル・ワークフロー)

シリアル・プロセス(シリアル・ワークフロー)

No Yes

Yes

No

S TS ブローヵー T1

T3

T2

シリアルプロセスマネージャーS

T1

T3

T2T1

T3

T2

パラレル・プロセスマネージャーS

パラレル・インタラクションターゲットコネクターシリアル・イン

タラクション

このマトリックスは、アプリケーション・インテグレーション・パターンのサブセットであるプロセス・インテグレショーン・パターンを、サービスの呼び出し方法、プロセスの実行方法を基準にして分類したものです。

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サービスプロバイダー

ダイレクト・コネクション・パターン

ソース ESB ターゲットサービスリクエスター ESB

同期呼び出し一方向リクエスト/リプライ

基本的なダイレクト・コネクション・パターンです。個々のサービスは、ESBを介して連携します。ESBでは、必要に応じて、追加の接続ルールを規定します。•データ・マッピング、•インフラ・ルール（ポリシー設定）•セキュリティー・ルール•サービス・レベル・ルール（レスポンス・タイム、スループット、キャパシティ等）•管理ルール（ロギング、モニタリング、課金等々）リプライを期待しない１方向パターンと、リクエストを期待するリクエスト・リプライパターンが考えられます。一方向パターンの場合は、メッセージングを利用することで、ゆるやかで柔軟な連携を利用することができます。同期呼び出しの場合は、即時レスポンスを想定しているケースが多く、SOAP/HTTPのような同期プロトコルを利用します。逆に、このパターンを使用する場合には、複雑なルーティングやフロー処理は、サービス・コンポジット・アプリケーションなどの構築はしません。より上位のパターンを適用します。

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ブローカー・パターン

ESBユーザーサプライヤー(B商品)

サプライヤー(A商品)ルーターメディエーションオーダー (商品A)

ESBユーザーサプライヤー2

サプライヤー1ブローカーメディエーション見積もり要求最善の見積もり回答オーダー (商品A)

ブローカー・パターン(両サービスに送信)

ルーター・パターン(どちらかに送信)

ブローカー・アプリケーション・パターンは、1:ｎのトポロジーをベースにしています。また、このブローカー・アプリケーション・パターンは、その接続においては、ダイレクト・コネクション・パターンをベースにしています。ブローカー・パターンでは、複数のプロバイダーに対して、同時にリクエストを送信し、その両者の結果をもとにして、リクエスターにレスポンスを返します。(アグリゲーション)ルーター・パターンでは、ESB上でリクエストメッセージをルーティングして、どちらかのサービスを呼び出します。上図のように、複数先のサービスと連携する必要がある場合に、有効なパターンになります。

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プロセス・インテグレーション・パターン

ユーザー口座開設お客様確認BSC 与信チェック

ESB1

ESB1

ESB1

ESB2

Process

Rules

BSC : Business Service Choreography上記は、プロセス・インテグレーションの構成を表したものです。この図では、プロセス・サーバーが中心となり、プロセス全体の実行を制御します。このケースは、実行されるプロセスは順番にサービスを呼び出して処理していくシリアル・プロセス・パターンです。複数のサービスに同時にアクセスし、それぞれのサービスを平行に処理するという、パラレル・プロセス処理が必要なケースもあります。BSC : Business Service Choreography

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(補足) アダプター・パターン

�レガシー・システムへのアクセスに対するインターフェースを

アダプターで吸収して、ESBに接続します。

ユーザーアプリケーション ESBレガシーシステムブラウザーアダプター

SOAP/HTTP

SOAP/HTTP

既存のレガシーシステムなどWebサービスの標準インターフェースがサポートされていないシステム環境の場合、アダプターとESBを組み合わせることで、新たにWebサービスインターフェースを外部に公開することが可能になります。

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ESB : インフラストラクチャー・パターン

ESB :サービスの仮想化ESB Gateway ESB ゲートウェイゲートウェイゲートウェイゲートウェイ:内部ドメインと外部ドメイン間でサービス連携の制御Provider

Requestor

Intermediary ポイント� セキュリティ� QoS�管理� トランザクション

ESB

【ESB】一般に、ESBは、システムを連携することを想定して、１つ配置されます。【ESBゲートウェイ】ESB経由で外部システムと連携する場合、あるいは、ESB同士を連携する場合になどに、ゲートウェイ的役割でESBの配置を検討することが考えられます。ゲートウェイとしてESBを配置することで、サービスレベル（セキュリティ、トランザクション等）が異なるESB同士の違いを吸収することができます。

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ESB トポロジー (複数のESBを構成するパターン)

Directly Connected ESB

Brokered ESB

Federated ESB

Global ESB

企業システムで、通常、ESBを論理的に一つで構築します。ただし、各システムの運用形態やポリシーによって複数のESBを連携する必要が出てくることがあります。そのパターンに、いくつか方法が考えられます。Global ESB単一のESB上ですべてのサービス・リクエスターとサービス・プロバイダーが連携しているパターンです。一般的なESBの利用形態です。Directly connected ESB

ESB同士を、直接接続するパターンです。あるESB上のサービス・プロバイダーは、別のESBのサービス・リクエスターに対して、point-to-pointで直接接続します。このトポロジーの場合、あるESBにつながっているサービス・リクエスターは、別のESBに接続しているサービス・プロバイダーを呼び出すケースでは、そのサービス・プロバイダーが、どのESBに接続しているのか、という情報をあらかじめ把握する必要があります。Brokered ESB

ESB間のコンポーネントとして、ゲートウェイとして、ESBを配置するケースです。この中間のESBコンポーネントは、ESB同士をどのように接続するかという情報を保持し、ESB間の接続を集中管理します。この形態では、ブローカーとなるESBは本来のESBの機能がすべて必要というわけではありません。Federated ESB

Federated ESB では、複数のESBおよびサービス・プロバイダーに対するサービス・リクエスターの構成が追加されます。さらに、ハブ・コンポーネントに対して、サービス・リクエスターを直接接続することも想定されます。これにより、余計な負荷が複数のESBに発生することを避けることもできます。

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POS

WESB

POS

拠点POS

WESB

POS

拠点POS

WESB

POS

拠点

ESB トポロジー例

� ESBの階層化パターン

� グローバルにESB基盤を構築する場合には、役割に応じた複数のESBを連携します。

WebSphere Message Broker

Audit Audit

Global

Text/MQ

XML/MQ

SOAP/HTTP

ESBを階層的に構築する一例です。グローバルなESB基盤を展開する場合には、各拠点内で完結する処理については、拠点内で処理して、必要に応じてグローバルのESB環境と連携するようにします。上図のでは、グローバルESBでは、データ・ロギングを実施しています。各拠点においては、ESB基盤としてWebSphere ESBを利用し、Webサービス・インターフェースを中心にしたリアルタイム処理を実行します。各拠点をまたがるグローバルなESB基盤としてはWebSphere Message Brokerを利用し、高トランザクションを処理でき、安定性が高く周辺システムとの接続性もあるESB基盤を構築します。

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柔軟性柔軟性柔軟性柔軟性�アプリケーションを、1対1で接続�シンプルな基本的な接続形態メッセージング・バックボーン

� EAIハブによるアプリケーションの接続�より多くの接続を管理しやすくする。エンタープライズアプリケーション統合

(EAI)

�エンタープライズ・サービス・バスによるサービスの統合とコリオグラフィー�適切に定義された標準ベースのインターフェースによる柔軟な接続性サービスサービスサービスサービス指向統合指向統合指向統合指向統合SOA インテグレーションの次のステージへ

SOA環境でのシステム連携基盤は、柔軟なシステム接続形態を目指して、より柔軟性の高い連携基盤へと進歩しています。

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ESBの適用

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ESB基盤基盤基盤基盤をををを検討検討検討検討するするするする場合場合場合場合にににに、、、、全体全体全体全体ののののシステムシステムシステムシステム実装実装実装実装をををを考慮考慮考慮考慮しながらしながらしながらしながら、、、、比較的比較的比較的比較的、、、、小規模小規模小規模小規模なななな単位単位単位単位でのでのでのでの部分的部分的部分的部分的なななな実装実装実装実装をををを検討検討検討検討しますしますしますします。。。。ESB適用における連携パターンの拡張

� ESBをベースにした業務設計を考える場合に、どのようなパターンをベースにするのか、今後の拡張性も含めて検討します。

Webサービスサービスサービスサービス SCA ESB(WESB/WMB)

プロセスプロセスプロセスプロセス連携連携連携連携(WPS)

ベースベースベースベースになるになるになるになる技術技術技術技術システムシステムシステムシステム基盤基盤基盤基盤のののの拡張拡張拡張拡張

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ESB適用のパターン

� Webサービス適用� Webサービスインターフェースによる、既存アプリケーション・インターフェースの標準化� 既存アプリケーションのサービス対応

� SCA適用� SCAによる汎用インターフェースの提供� インターフェースおよびデータの抽象化

� WebSphere ESB適用� メディエーションによるサービス・アプリケーション連携� ルーティング、データ変換、プロトコル変換

� WebSphere Process Server 適用� プロセス・連携によるサービス・アプリケーションの連携� 複数のアプリケーションを組み合わせることによる、サービス・コンポジットを実現

� WebSphere Message Broker 適用� メッセージ・フローによるサービス・アプリケーション連携� ルーティング、データ変換、プロトコル変換

� WebSphere Adapter 適用� アダプターを利用した、標準サービス・インターフェースへの展開

� WebSphere DataPower適用� アプライアンスによる管理、運用の容易性� 高パフォーマンス、セキュリティ要件アプリケーション開発に対して、ESBを適用する場合にどのようなパターンが考えられるかを検討します。

•Webサービス適用•SCA 適用•WebSphere ESB 適用•WebSphere Process Server 適用•WebSphere Message Broker 適用•WebSphere Adapter 適用•WebSphere DataPower適用

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Webサービス適用

� アプリケーションのインターフェースを、Webサービス・インターフェースで実装します。� 特徴

� Point-to-Point

� 同期処理 (リクエスト・リプライ処理）� 標準技術(SOAP/HTTP, WSDL)によるインターオペイラビリティ

� WS-I Basic Profile リクエストリプライサービス・リクエスターサービス・プロバイダーアプリケーション連携を、Webサービスインターフェースを実装して直接接続します。通常、リクエスト・リプライ型の同期処理になります。データ構造はSOAP形式で表現されるなど、標準技術で実装されます。

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SCA適用

�アプリケーションの開発、構築をSCAベースで実装

� SCAとは� SOA環境におけるコンポーネント開発やソリューション構築を目的とした標準プログラミング仕様

� SCAの特徴� サービスコンポジットのモデルを提供� プログラミング言語に中立（Java実装、C++実装等）� 実行環境においてさまざまアクセス方法をサポート（Webサービス、JMS、EIS）� QoS定義の提供 (トランザクション、セキュリティなど)

� SCA実装� WESB/WPS/WID (IBM)

� Tuscany

� WAS V6.1 SOA Feature pack (α版)

SCA実装(WESB/WPS アセンブリ・モジュール)

SCAは、SOA環境にむけて提唱されているプログラミング仕様です。その特徴は、•コンポーネントを連携してサービスを構築する、サービス・コンポジットモデルを提供•プログラミング言語に中立(Java実装、C++実装等)

•バインディングによるさまざまなアクセス方法をサポート(Webサービス(SOAP/HTTP. SOAP/JMS),

JMS, EIS)

•QoS定義などです。当初、IBMが提唱し、その後、ベンダ各社がその仕様に参加し、現在は、オープンな標準仕様としての作業も進められています。Apache Tuscany

http://incubator.apache.org/tuscany/index.html

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� SCAプログラミングモデル� SCAは、サービスの呼び出し方法(サービス・リクエスターとサービス・プロバイダー間)で、同期呼び出し、非同期呼び出しをサポート

� 同期モデル：要求応答� クライアントがサービスの実行結果を待って、後続の処理を実行する。

� 非同期モデル� サービス・コンポーネント間の呼び出しで非同期呼び出しをサポート� 一方向、遅延応答、コールバックつき要求

SCA適用

Client Service

invoke()要求応答Client Service

invokeAsync()処理続行onInvokeResponse()

invokeAsync()処理続行Client Service

invokeAsync()処理続行invokeResponse()

Client Service

一方向遅延応答コールバックつき要求SCAのプログラミングモデルでは、コンポーネントの呼び出し方法において、同期モデルと非同期モデルの両方がサポートされます。これにより、より柔軟なコンポーネント連携を実現できます。

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SCA適用

� SCAを利用することで、コンポーネント間の接続が容易なります。� 外部モジュールとのバインディングも容易に変更可能です。� SCAモジュールにより、サービス・コンポジット・アプリケーションを実装することが可能です。

WESB / WPS

SCAモジュールインポートコンポーネント

Aスタンドアロンリファレンスコンポーネント

BコンポーネントC

J2EEコンポーネントSCAモジュールエクスポートサービス・リクエスター

サービス・プロバイダーインポート

SCAを利用して、各コンポーネントの接続を簡単に行うことができます。WIDの場合、コンポーネント間での同期/非同期処理やQoSの設定も、GUIベースで設定することが可能です。SCAモジュールが外部のモジュールと連携するためのバインディング(エクスポート/インポート) も、設定で容易に変更可能です。これらの特徴をベースに、WPS/WESBでは、コンポーネントベースのサービス・コンポジットアプリケーションを開発、実行することができます。なお、WebSphere ESBのメディエーション・モジュールは、メディエーション処理にフォーカスしており、通常のWPSのSCAモジュールに比較して、若干の制約があります。

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WebSphere ESB適用

� サービス・リクエスターとサービス・プロバイダーの間に、WebSphere

ESBを配置することで、サービス間のルーティング、データ変換に対応します。� サービス・リクエスター、サービス・プロバイダー間を連携します。

JSP/サーブレットサービスリクエスター SOAP/HTTP

Java/EJB

サービスプロバイダSOAP/HTTP

JSP/サーブレットサービスリクエスター SOAP/JMS


ブラウザーSOAP/JMS 出荷指示サービス配送状況照会サービス

WebS

phere

ES

Bブラウザーブラウザー在庫照会出荷指示配送状況照会

Java/EJB

サービスプロバイダ在庫照会サービスSOAP/HTTP

Java/EJB

サービスプロバイダ在庫DB出荷DB配送状況DB

WebSphere ESBを利用して、各サービス・リクエスターとサービス・プロバイダーを連携するパターンです。

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WebSphere Process Server 適用

� 複数のサービスを組み合わせて、新たなサービス・コンポジット・アプリケーション実装します。� 状態（ステータス）を保持する業務� 複数のサービスを連携することで、より効率的で柔軟なシステム環境を実現します。

� 例) 出荷指示を実行した場合、在庫がない場合は、追加製造を指示。業務的判断を含むフローをWebSphere Process Serverで実装。


Java/EJB

サービスプロバイダJSP/サーブレットサービスリクエスター SOAP/HTTP

ブラウザー SOAP/

HTTP 出荷指示サービス配送状況照会サービスW

ebS

phere

ES

Bブラウザー出荷指示配送状況照会

Java/EJB

サービスプロバイダ在庫照会サービスSOAP/HTTP

Java/EJB

サービスプロバイダ在庫DB出荷DB配送状況

DB

WebSphere Process Server

SOAP/

JMS

Receive

Invoke

Switch

InvokeInvoke

Java/EJB

サービスプロバイダ製造指示サービス製造指図出荷指図

WebSphere ESBとWebSphere Process Serverを利用して、サービス・リクエスターとサービス・プロバイダーを連携するパターンです。このとき、WebSphere ESB経由で呼び出されるサービスの一部は、WebSphere Process Serverのプロセスとして処理されます。複数のサービスを処理をプロセスによりコンポジットし、そのインターフェースを新たなサービス・プロバイダのインターフェースとして公開します。

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WebSphere Message Broker適用

� 異なるプロトコルのシステムを連携する必要がある場合に、それらのプロトコルを変換、処理するシステム基盤を構築します。社内社内社内社内システムシステムシステムシステム.NET Client

WebSphere (WAS/Portal)

SOAP/JMS

XML/MQクライアント XML/MQ

SOAP/HTTP

Text/MQ クライアント Text/MQ

その他のクライアント XML/HTTP

SOAP/JMS

COBOL Copybook/MQ

SOAP/HTTP

XML/HTTP

.NET provider

WebSphere サービス・プロバイダーCICS

その他のプロバイダーWebS

phere

M

essage B

roker

管理コンソールCOBOL Copybook/MQ

IMS

WebSphere Message Brokerはその特徴として、より広範なプロトコル、フォーマットをサポートします。従来のレガシーシステムなど、まだサービス対応していないインターフェースや、C、COBOL、.netアプリケーションなどの場合も、メッセージングを利用した連携により、柔軟に対応できます。データフォーマットについても、XMLだけではなく、固定長、タグデリミター形式等、さまざまのフォーマットに対応できます。

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WebSphere Adapter適用

� 連携するEISには、アダプターを利用して接続し、他のアプリケーションからは、標準のインターフェースを使用してESB経由でアクセスします。社内社内社内社内システムシステムシステムシステムSOAP/HTTP W

ebS

phere

ES

B

EIS Backend

WebSphere Adapter for SAP(JCA Adapter)

JSP/サーブレットサービスリクエスター新規新規新規新規システムシステムシステムシステム

WebSphere Adapterを使用して、パッケージ・アプリケーションに対しても新しいWebサービスインターフェースを追加することが可能です。これにより、新システムと旧来のパッケージアプリケーションの連携による、新たなサービス・アプリケーションを実装することも可能です。

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サービスサービスサービスサービス・・・・プロバイダープロバイダープロバイダープロバイダーWebSphere DataPower適用

� SOAアプライアンスによるESB環境の構築、運用、管理をシンプル化� 高パフォーマンス処理要求（XML変換、セキュリティ）� WebSphere DataPower適用例

� イントラネットのWebサービスを一部外部からのアクセスも可能にWebLogic

Application Server

.NET クライアントスタンドアロンJava

WebSphere (WAS/Portal)

Webサービス(プロバイダー1)

Webサービス(プロバイダー2)

SOAP/HTTP

SOAP/HTTP

SOAP/HTTP

SOAP/HTTP

SOAP/HTTP

Da

taP

ow

er

管理コンソール

WebSphere DataPowerは、外部サービス・リクエスターから、内部のサービス・プロバイダーへのアクセス時などのゲートウェイとして利用することが可能です。ESBの機能としての、XSLTによるデータ変換やルーティング機能も提供します。

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お客様事例

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お客様事例

�既存システムのWebインターフェース実装

� 既存のマスターDBをお客様へ開示。迅速な情報提供を実現� 外部公開のためのWebインターフェースを実装

� 照会インターフェース負荷分散 IHS/WAS

IHS/WAS

WESB

WESB

WAS(照会サービス)

WAS(照会サービス)

ESBレイヤーレイヤーレイヤーレイヤー(サービスサービスサービスサービス連携連携連携連携)

マスターマスターマスターマスターDB

外部外部外部外部のおのおのおのお客様客様客様客様Webアクセスアクセスアクセスアクセス

レガシーレガシーレガシーレガシー・・・・ゲートウェイゲートウェイゲートウェイゲートウェイ(マスターマスターマスターマスターDBアクセスサービスアクセスサービスアクセスサービスアクセスサービス)

アプリケーションアプリケーションアプリケーションアプリケーションサービスサービスサービスサービス(照会画面照会画面照会画面照会画面)

F/W

F/W 社内向け認証社内社内社内社内ユーザーユーザーユーザーユーザー

Webアクセスアクセスアクセスアクセス社外向け認証

このシステムは、既存の基幹システムに存在するマスターDBを外部のお客様向けに公開することで、より迅速な情報提供、および、お客様満足度向上を図ったものです。そのため、マスターDBを外部に開示するためのインターフェースを、Webサービスでラッピングして、ESBに公開しています。また、照会サービスにアクセスするためのフロントエンド・アプリケーションも、Webベースのサービス・リクエスターとして構築しています。これらの、サービスアプリケーションが、ESBを介して連携することで、柔軟なシステム連携を実現します。

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ESB適用の考慮点と製品の特徴

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ESB適用においての考慮点

� ESB適用のパターン� 連携パターンの検討

� アプリケーション接続？プロセス連携？� 既存システムとの連携

� アダプター利用の可否、利用インタフェースの検討� 連携する対象サービス(アプリケーション)の検討

� アプリケーション設計� アプリケーション実装レベルの検討

� Webサービス連携？メッセージング？SCA？� 業務アプリケーション・ロジックの範囲

� ESBで実装するのか、プロセス処理で実装するのか？ビジネス・ロジックとしてサービスに組み込むのか？� 非機能要件

� 大容量データ処理(データサイズ、エレメント数)

� キャパシティ・プランニング� パフォーマンス� セキュリティ� 運用、監視

ESB適用においても、いままでのシステム設計と同様に、さまざま側面からの考慮点があります。

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WMB/WESB/DataPowerの特徴

� WebSphere ESBの特徴� WAS NDベースのJ2EE連携基盤� Webサービスのサポート� 新しい標準への対応(SCA, SDO, CEI)

� WebSphere Message Brokerの特徴� WMQベースのハブ・ソリューション� 実績、安定性のある連携基盤� 既存システムとの連携、WebSphere MQとの親和性

� WebSphere DataPowerの特徴� SOAアプライアンス� 高速なXML処理� セキュリティ機能

各ESB製品は、それぞれに特徴があります。それぞれの特徴を生かした適用パターンを検討することが重要です。(後述：機能概要)

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WebSphere Message BrokerとWebSphere DataPowerの連携例

� それぞれの製品が得意とする処理を活用して連携します。� WebSphere DataPower

� WS-Security

� 高速な変換処理(XML⇔非XML)

� WebSphere Message Broker� バックエンドシステムとの接続性(MQ, アダプター製品)

� ユーザー独自の変換処理ロジックの追加(ESQL/Java/プラグイン)

XML/MQ MQ Manager

Rcv

Snd

WMB

TAM

TFIM

�サービスプロバイダXI50SOAP/HTTP

with WS-Securityクライアントクライアント

Non-XML

•WS-Security サポート•プロトコル変換 (HTTP ⇔MQ)•高速な非XML⇔XML変換処理 •パーシスタントメッセージ処理

•多くのアダプターサポート•ユーザーロジックの追加 (ESQL/Java, プラグイン)

一例としてWebSphere Message BrokerとWebSphere DataPowerとの連携構成パターンです。それぞれの製品の得意とするところを組み合わせて柔軟なシステムを構築します。

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まとめ

� ESBとは� SOA環境における連携基盤を構築する時のアーキテクチャー・パターンである。� サービス・リクエスターとサービス・プロバイダーの仲介役となり、サービスの仮想化を実現する。� お客様の業務要件を検討し、適切なESBの適用パターンを検討する。

� ESBの適用� 各パターンに適するESB製品やテクノロジーを検討する。� ケースに応じて、複数のESB製品の適用も考慮する。

� ESB適用の考慮点� 機能要件、非機能要件ともに十分な考慮は必要になる。

� 特に非機能要件 (キャパシティ・プランニング、パフォーマンス、セキュリティなど) は留意する必要がある。

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参考資料

� IBM Patterns Resources

� SOA Patterns Websites

� Patterns for e-business

http://www-106.ibm.com/developerworks/patterns/

� IBM developerWorks Patterns Solution

http://www-128.ibm.com/developerworks/rational/products/patternsolutions/

� Pattern Redbooks (SOA関連)

� Patterns: Implementing a SOA using an Enterprise Service Bus, SG24-6346

� Patterns: Implementing a SOA using an ESB in WAS V6, SG24-6494

� Patterns: Implementing Self-Service in an SOA environment, SG24-6680

� Patterns: Integrating Enterprise Services Buses in a SOA, SG24-6773

http://www.redbooks.ibm.com/

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