130308 jsish・活動計画

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5JSISH総会 会員の皆さまへ JSISH活動計画 プロジェクト・プラン 130308 池上敬一・JSISH

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第5回JSISH総会

会員の皆さまへ

JSISH活動計画

プロジェクト・プラン

130308  池上敬一・JSISH

Page 2: 130308 jsish・活動計画

アジェンダ

1. JSISHのこれまで

2. JSISHという組織

3. 世界の動向とJSISHの路線

4. WS5 シム医療教育:メタプランとして

5. プラン2014a. プロジェクト、リサーチ、業績

b. ファカルティ

c. 資格認定

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JSISHのこれまで

● 2005年5月○ ピッツバーグ大プログラムの一環としてWISER見学・セ

ミナー

● SimClub○ 2005年秋 立上げ(15名)

○ 2006年1月活動開始@国際医療センター

● 2008年 JSISH立上げ(80名)

● 2013年3月6日 会員数 517名○ 個人会員A 195名○ 個人会員B 295名○ 学生 27名・・・SimClub

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JSISHという組織

● 委員会○ 編集委員会(大西先生)

○ 教授システム開発委員会(鈴木先生)

■ ISD/Research事例研究会

■ RRT開発、看護師スタートアップ

○ 教育・トレーニング委員会(木村先生・石松先生)

■ JSISH-ITC■ KIDUKIコース運営

○ 庶務

● 収支(2012年1月1日から2012年12月31日)○ 収入 7,521,246円○ 支出 6,746,194円

Page 5: 130308 jsish・活動計画

● 「成長支援システム」○ デザイン、導入、運営、育成

● 「現場を変革できる医療者の育成」○ デザイン研究・論文執筆・学会誌掲載

○ シミュレーション教育者医療教育者、教育・トレーニング

管理者

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JSISHという組織の運営

● 学会本体○ 会員の会費収入で学術活動を行う任意団体

○ 「医療職の能力開発」

○ 教材開発、指導者・インストラクター養成

○ 収益活動はラーニング・システムズに委託

● ラーニング・システムズ○ JSISHを後援

○ 事業

■ 総会ランチョンセミナー・展示

■ JSISH-ITCカード発行業務など

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2000年 患者安全とシミュレーション

自己効力感学習者の自身の向上

学習目標達成シミュレーション環境下でのスキルの向上

シミュレーション・センター

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Simulated Learning Environments(SLEs)

● ペーパーペイシェント

● モデル

● PBL● 模擬患者

● シミュレーター

● VR

Page 9: 130308 jsish・活動計画

2012年 世界のシミュレーション学会

自己効力感学習者の自身の向上

学習目標達成シミュレーション環境下でのスキルの向上

実践力の向上現場でのパフォーマンスが向上

効果的なケア患者アウトカムの改善

Page 10: 130308 jsish・活動計画

JSISHのターゲット

自己効力感学習者の自身の向上

学習目標達成シミュレーション環境下でのスキルの向上

実践力の向上現場でのパフォーマンスが向上

効果的なケア患者アウトカムの改善

インパクト

Page 11: 130308 jsish・活動計画

彼らのやり方

自己効力感学習者の自身の向上

学習目標達成シミュレーション環境下でのスキルの向上

実践力の向上現場でのパフォーマンスが向上

効果的なケア患者アウトカムの改善

カークパトリックモデルなどの

インストラクショナル・デザイン・モ

デルを利用しているが

そのことには触れない

自分たちの用語で

置き換えている

Page 12: 130308 jsish・活動計画

JSISHのやり方

自己効力感学習者の自身の向上

学習目標達成シミュレーション環境下でのスキルの向上

実践力の向上現場でのパフォーマンスが向上

効果的なケア患者アウトカムの改善

インストラクショナル・システムズ・

デザインを活用することでミッショ

ンを遂行する

ISDが共通言語

Page 13: 130308 jsish・活動計画

JSISHのミッションを遂行するために

● 知的スキル○ インストラクショナル・システムズ・デザイン(ISD/ID)を

使って問題解決ができる

● 言語情報○ 学習サイエンスについて語れる

● テクノロジーの利用

● 事例研究会などのイベント○ 参加する、聴く、発表する、対話する

○ 業績、ポートフォリオ

● 資格認定

Page 14: 130308 jsish・活動計画

資格認定

● 自分が所属する組織に対して自分の能力を正

当にとアピールする● 能力開発

○ JSISHの活動に参加し自分の能力を開発する

○ JSISHとしてコンピテンシーセットを提示

○ 自分のポートフォリオを作る

● 資格認定○ ポートフォリオ

○ プレゼンテーション

○ 評価

Page 15: 130308 jsish・活動計画

教育・トレーニング管理者(仮称)

● 組織のゴールと現場のパフォーマンスギャップ

を埋める以下の活動ができる○ ギャップの分析

○ 組織の業務改善の提言

○ パフォーマンスを改善するプログラム開発

○ ISDを実践できる

○ シミュレーション教育者・ヘルスケア教育者とチームで現

場のパフォーマンスを向上する○ 教育・トレーニングプログラムの評価・改善サイクルを回

● Training Manager Competencies (ibstpi)

Page 16: 130308 jsish・活動計画

シミュレーション教育者(仮称)

● Simulated Learning Environmentsを利用した

経験学習を利用し、学習者の成長を支援できる● IDモデル

○ 学習成果の分類、分類に応じた学習法

○ 教授事象、ID第一原理、ARCSモデル、ID美学原理

● セミオーダー教材セットでジャスト・イン・タイム

学習を支援○ 既存のIDされたシミュレーション教材のモジュール

○ 追加教材

Page 17: 130308 jsish・活動計画

学習成果の関連

心停止状態の人に対してAEDを使うことを選択する

通報を含め、AEDを利用して応急手当を行うことができる

AEDによる応急手当の例を挙げることができる

命が失われた場合の人の周辺への影響を説明できる

応急手当の種類やAEDの特徴を説明できる

心停止状態が緊急を要する理由を説明できる

AED設置の普及や一般人が他人を救った例を説明できる

態度表明の技能 場面の知識

結末の予測 内容の知識

他者の態度についての知識

態度の課題分析の例:「AEDの利用を選択する」の課題分析図

Page 18: 130308 jsish・活動計画

知的スキルのシミュレーション学習

最終的には、患者の問題を発見・整理し、実現可能な最良の問題解決プランを生成し、チームで実践する能力(問題解決)を獲得する

● 問題解決

以下の下位目標を達成する必要がある

● ガイドライン・アルゴリズム(ルール)● 病態を思い浮かべる(概念)● 症状や徴候に気づく(弁別)

Page 19: 130308 jsish・活動計画

呼吸の異常を呈する患者の問題解決ができるイ

ンストラクションの系列

正常の呼吸について説明できる

異常な呼吸について説明できる

正常な呼吸と異常な呼吸が区別できる

呼吸障害について説明できる

呼吸不全について説明できる

酸素療法ができる

補助呼吸ができる

呼吸の異常を呈する患者の問題解決ができる

陽圧呼吸ができる

呼吸の異常への対応について説明ができる

呼吸障害と呼吸不全の対応について説明ができる

実際の患者でやってみる

呼吸の異常があるとき、呼吸障害・呼吸不全に対し、適切な処置ができる

シミュレーション評価にパス

シミュレーション演習評価する・行動する・報告する

呼吸障害と呼吸不全が区別ができる

シミュレーション評価にパス

シミュレーション演習評価する・行動する・報告する

Assess/Act/SBAR

Page 20: 130308 jsish・活動計画

効果的・効率的・魅力的で集中できる

シミュレーション学習

● どのような能力を教えたいのかを、学習成果の

関連で示した全体像を描く● その能力を発揮できるようになるために、ひとつ

づ順序よく教えていく● その最小単位が1つのシミュレーション学習

● 1つのシミュレーション学習のデザイン○ シミュレーションのデザイン:Dieckmannモデル

○ インストラクションのデザイン:学びやすさ○ デブリーフィングのデザイン:確認・応用・転移

Page 21: 130308 jsish・活動計画

シミュレーションのデザイン

Dieckmannモデル

イントロダクション

シミュレーション環境の説明

学習目標確認

シナリオ説明

シナリオ デブリーフィング

まとめ

Page 22: 130308 jsish・活動計画

シミュレーションのデザイン

学びやすさ(IDの横系列)

イントロダクション

シミュレーション環境の説明

学習目標確認

シナリオ説明

シナリオ デブリーフィング

まとめ

覚醒動機づけ

興味挑戦

学習目標関連性やりがい

文脈真正性

集中没入

経験対話

強化転移動機

● メリルのID第一原理● ARCSモデル

Page 23: 130308 jsish・活動計画

シミュレーションのデザイン

学びやすさ(+9教授事象)

イントロダクション

シミュレーション環境の説明

学習目標確認

シナリオ説明

シナリオ デブリーフィング

まとめ

覚醒動機づけ

面白そう挑戦

学習目標関連性やりがい

文脈真正性

集中没入

経験対話

強化転移動機

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

ガニェの9教授事象

Page 24: 130308 jsish・活動計画

シミュレーション学習における

デブリーフィングの前提条件

● よくデザインされている○ Dieckmannモデル

○ 学びやすさ・学びたさ■ ARCSモデル

■ メリルのID第一原理

■ ガニェの9教授事象

○ オプション■ 一皮むける学習体験

● パリッシュのID美学第一原理

● 複数の体験達をとおして達成を目指すべきもの

● デブリーフィング○ 学習目標達成を確認、改善の指針、応用と転移

Page 25: 130308 jsish・活動計画

シミュレーションのデザイン

学びやすさ+美学的体験

イントロダクション

シミュレーション環境の説明

学習目標確認

シナリオ説明

シナリオ デブリーフィング

まとめ

覚醒動機づけ

興味挑戦

学習目標関連性やりがい

文脈真正性

集中没入

経験対話

強化転移動機

次のシナリオ

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

注意目標前提新項目指針練習

フィードバック評価

保持と移転

パリッシュID美学第一原理

Page 26: 130308 jsish・活動計画

ヘルスケア教育者

● 自身が内省的実践家・チームリーダー

● ルールの学習成果を現場で使うチャンスを与

え、コーチングし、成功体験を導く(あるいは介入する)。

● 準備ができていない学習者に対してはシミュ

レーション学習を提供○ リハーサル型シミュレーション

○ シミュレーション教育者と協力

● 組織・職場に人財を引き付け、能力を開発し、

次の指導者を育成する

Page 27: 130308 jsish・活動計画

JSISHがゴールを達成するプロセス

● 事例研究会(毎月一回)○ 旧・ISD/Research事例研究会

○ 資格認証の実績作り、プロジェクトデザイン、論文の完

成度アップ、飲み会○ 12月6日は那覇で開催(予定)

● セミナー・ワークショップ○ ISD/IDセミナー

○ シミュレーション医療教育指導者養成ワークショップ(8月16−18日)(10月4−6日)

● プロジェクトチーム

Page 28: 130308 jsish・活動計画

プロジェクトチーム

● チームリーダーは

JSISH会員(学生含

む)● メンバーは2名● 多施設

● 3年● 報告義務

● 理事に申請

● 執行権はチーム

Page 29: 130308 jsish・活動計画

プロジェクト

● Rapd Reponse Teamsトレーニングパッケージ

開発● RRT教材評価(130307立上げ)

● 看護師スタートアッププロジェクト

Page 30: 130308 jsish・活動計画

ファカルティ

● JSISHの事業を実践する際にリーダーシップを

とる● JSISHのミッション遂行に関連するプロジェクト

を推進● ポートフォリオとしてできることを示す

● JSISHのリーダー養成

● 2013年12月を目処に認証し、来年3月の

JSISH総会でファカルティ会議開催

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第6回JSISH総会

患者安全と教育システム(予定)

3月6,7,8日予定・都内

大会長 河野龍太郎(自治医大)

1. 患者安全学

2. チーム医療

3. Rapid Response Systems4. 総合診療・救急診療

5. ファーストエイド

6. 教材開発・インストラクター養成

7. 研究

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「医療職の能力開発」Vol.2 No.1 目次

● 依頼論文○ シミュレーション医療教育の現状と日本医療教授システ

ム学会の方向性:池上敬一

● 原著手○ 術室チームを対象とした体外循環クロストレーニングの

試み:濵口 淳

● 総説○ 医療者が学習や教育にフィードバック・デブリーフィング

を役立てるために:松本尚浩○ 医療者教育の新しいトピックス:大西弘高○ 教育改善と研究実績の両立を目指して:鈴木克明

● 資料論文○ Pelangi:異文化協働準備教育用シリアスゲーム:杉本

なおみ

Page 33: 130308 jsish・活動計画

プロジェクトとプロセス設計

● 2013年○ サイエンス・ガイドライン策定○ 患者安全シミュレーション教材開発○ 総合救急診療Reh型シミュレーション教材開発○ JSISHプロジェクトチーム制導入○ 事例研究会連動型論文執筆支援○ 活動履歴のポートフォリオ化(資格制度連動)○ 病院トレーニングサイト、スタート

● 2014年○ 上記活動継続○ ファカルティ、資格認証

● 2015年○ JSISHシステム公開、評価、改善サイクル開始