初めての tekla bimsight - tekla | model-based software ... · pdf filetekla...

Table of Contents i (12)

初めての Tekla BIMsight

© 2014 Tekla Corporation and its licensors. All rights reserved. 簡単ガイド


簡単ガイド

TABLE OF CONTENTS

はじめに .............................................................................................................................................. 2

プロジェクト(3次元モデル)を開く・閉じる ........................................................................................ 3

ビューの操作 ....................................................................................................................................... 4

断面の表示 .......................................................................................................................................... 5

表示・非表示の操作（ファイルごと） ................................................................................................ 6

表示・非表示の操作（部材ごと） ....................................................................................................... 7

ビューの保存・表示 ............................................................................................................................ 8

スライドショー ................................................................................................................................... 9

コメントの確認 ................................................................................................................................. 10

添付ファイルの確認 .......................................................................................................................... 11

FAQ ................................................................................................................................................... 12

はじめに 2 (12)



はじめに

Tekla BIMsightは、3D CADで作成された様々な 3Dモデルを一つに重ね合わせることで、各モデル間の整合性の

チェックや、関係者間で情報の共有を簡単に行うことができる BIMコラボレーションツールです。

設計者だけではなく、様々な立場の関係者が直観的に、簡単に操作でき、設計の早い段階で問題の把握と解決を行

うことができます。

この簡単ガイドでは、Tekla BIMsightをインストールした後に、3Dモデルの操作方法や、関係者間で情報共有を

行うための基本的なコマンド、手順について解説を行います。

Tekla BIMsightのダウンロードやインストール・セットアップ方法は、以下のホームページを開いて内容を確認し

てください。

http://www.tekla.com/jp/products/tekla-bimsight

Tips：Tekla BIMsightの最新バージョンは 1.9.1です。（2014年 2月時点）本資料の内容については、特にバージ

ョンに依存することのない、基本的な操作方法を扱っています。

http://www.tekla.com/jp/products/tekla-bimsight

プロジェクト(3 次元モデル)を開く・閉じる 3 (12)



プロジェクト(3 次元モデル)を開く・閉じる

Tekla BIMsightを起動し、ホーム画面を表示させます(上図)。ホーム画面には、お使いの Tekla BIMsightに読み込

まれている 3次元モデル(プロジェクトといいます)がサムネイル形式で一覧になっています。プロジェクト名も確

認することができます。サムネイル上にマウスカーソルを移動させるといくつかボタンが現れますので、

ボタンを押してください。そのプロジェクトが開かれ、中央のモデルビュー上に 3次元モデルが画面上

に表示されます。

開いているプロジェクトを閉じるには、画面左上にあるプロジェクト名が表示されているタブにあるボタンを

押してください。プロジェクトが閉じられ、ホーム画面に戻ります。

モデルビューに右図のようなシンボルが表示されている場合には、モデル

ビュー下のやボタンを押してください。

Tips1：一度に開くことができるプロジェクトは 1つだけです。異なるプ

ロジェクトを表示させるには、一度、開いているプロジェクトを閉じてく

ださい。

Tips2：Tekla BIMsightユーザー同士でのプロジェクトのやり取りには、拡張子が”tbp”のファイルを使います。例

えば他ユーザーから送られてきた tbpファイルを読み込むには、ホーム画面左上のボタンを押して、tbpフ

ァイルを選択してください。新しくプロジェクトがホーム画面上に追加されます。

Tips3：Tips2で読み込みを行った tbpファイルは削除してしまっても問題ありません。一度、読み込まれたプロジ

ェクトは、Tekla BIMsight内で管理されます。

ビューの操作 4 (12)



ビューの操作

プロジェクトを開くと、画面中央のモデルビューに 3Dモデルが表示されます。この 3Dモデルの拡大縮小、回

転、移動等を行うことができます。操作は全てマウスで行います。

モデルビュー下のボタンを押すと、直交モードと 3Dモードを切り替えることができます。

モデル全体を表示させたい場合には、モデルビューの上部に並んでいるボタンから、ボタンを選択またはキ

ーボードのスペースキーを押します。

マウス操作ビューの動きとマウスカーソル

マウスホイールをスクロールビューの拡大・縮小

マウス左ボタンを押したままドラッグビューの回転

マウスホイールボタンを押したままドラッグビューの平行移動（パン）

マウス右ボタンを押したままドラッグビューの視点方向の変更

断面の表示 5 (12)



断面の表示

建物の特定の箇所の断面をモデルビュー上で表示させるには、ビュークリップ平面を使います。

モデルビューの上部に並んでいるボタンから、ボタンを押します。マウスのカーソルを建物の任意の面に移動

させると、赤い枠が表示されます。この赤枠を、断面を表示させたい面と同じ方向としてマウスの左クリックを押

すと、ハサミのシンボルが現れます。ハサミの位置で 3Dモデルが切り取られていることがビュー上で分かりま

す。これをビュークリップ平面といいます。

このハサミのシンボルをドラッグすると、ハサミの位置を移動させ

て断面として切り取られる位置を変更することができます。

このビュークリップ平面はモデルビュー上に複数作成できます。

ビュークリップ平面を消すには、シンボルを左クリックで選択し、

Deleteキーまたは右クリックしてメニューから”削除”で削除しま

す。モデルビューの上部のボタンを押すと、シンボルを選ぶこ

となく、複数のビュークリップ平面を一括して削除することができ

ます。

表示・非表示の操作（ファイルごと） 6 (12)



表示・非表示の操作（ファイルごと）

Tekla BIMsightのプロジェクトには、様々な 3Dモデル、例えば意匠 CADや設備 CAD、構造 CADで作成したモ

デル形状を取り込み、一つに統合して表示させることができます。その中で、特定のモデルだけ表示したい、非表

示としたい場合があります。例えば、設備配管と構造とのスリーブ孔が正しく作成されているか確認したいときに

意匠モデルを非表示とすると、より確認しやすくなります。

画面左には、開いているプロジェクトに含まれているフ

ァイルが一覧となっています。各リストの右側に

ボタンがあります。このボタンを一度押すとすると、ボ

タン表示がに変わり、モデルビュー内でそのファ

イルの全てのオブジェクトが非表示となります。再度、

ボタンを押すと、表示に切り替わります。

Tips1：右図のように、取り込まれている各ファイルは一つの

グループとしてまとめられている場合もあります。個々のファ

イル名のボタンを押すとそのファイルのみが、グループ

名のボタンを押すと、そのグループに含まれる全てのフ

ァイルが非表示となります。

Tips2：一部のファイルでボタンの表示が半透明のとなっ

ています。これは、このファイルに含まれている部材の一部だ

けが非表示となっていることを表しています。一部の部材の表

示・非表示については次ページの”表示・非表示の操作（部材

ごと）”を参照してください。

表示・非表示の操作（部材ごと） 7 (12)



表示・非表示の操作（部材ごと）

特定の部材のみ非表示・表示とすることで、3Dモデル上で確認したい箇所等をより明確にすることができます。

3Dモデルの部材上で左クリックすると、その部材を選択する

ことができます。また、複数の部材を選択したい場合には、

Shiftまたは Ctrlボタンを押しながら、個別に左クリックで選

択します。正しく選択されると部材の外形線がハイライトさ

れます。その部材上で右クリックして表示されるメニューで

その部材を非表示とする、選択部材のみ表示することができ

ます。

モデルビュー上部のアイコンを選択し、マウス左クリッ

クで範囲を指定すると、その範囲内の部材が選択されます。特

定の範囲内の部材をまとめて選択したい場合に使用します。

上部の各アイコンを使用しても表示の制御を行うことができま

す。特に、特定の部材のみを表示/非表示とした場合に、元の表

示に戻すために ”非表示となっている部材を全て表示”ボタ

ンは頻繁に使用します。

：選択オブジェクトを非表示

：選択オブジェクト以外を非表示＝選択オブジェクトのみ表示

：選択オブジェクトのみ表示

：非表示となっているオブジェクト全て表示

ビューの保存・表示 8 (12)



ビューの保存・表示

3Dモデルのビューの表示状態を保存し、何度でも呼び出してその状態を再現することができます。Tekla

BIMsightを使用している複数のユーザー間で、3Dモデル上の見せたい箇所を明確に伝えることができます。

保存されているビューは、画面下にサムネイルとして表示されています。サムネイルをダブルクリックすると、モ

デルビューの表示がサムネイルと同じ状態となります。保存されたビューでは、部材の表示/非表示の状態や、ビ

ュークリップ平面(断面)、寸法等が保存された時と同様に再現されます。

ビューの保存を行うには、まず 3Dモデルのビュー上で保存したい状態

に調整します。画面左下のボタンを押すと、ビュー上と同じ表示状態

のサムネイルが追加されます。

初期の名前は”新規ビュー”となっています。サムネイル上で右クリックして表示されるメニューから、”名前の変

更”を選択すると、名前を直接入力で変更することができます。このメニューから不要になったビューの削除や、

保存ビューの更新、ホーム画面に使用するサムネイルの表示を設定することができます。

スライドショー 9 (12)



スライドショー

保存されているビューを連続して表示させることができます。これをスライドショーと言います。スライドショー

を行うには、複数のビューを一つのグループ、”アルバム”にまとめてください。

アルバムとしてまとめたい（グループ化した

い）保存ビューのサムネイルを複数選択し、右

クリックのメニューから”グループ”を選択する

と、”新規グループ”という名前のグループが作

成されます。サムネイルの表示が、複数のビュ

ーが重なった状態となり、通常の保存ビューと

の違いを判断することができます。グループ名

の変更や、削除、グループの解除は右クリック

のメニューで行うことができます。

グループのサムネイルをダブルクリックすると、そのグループ内に含まれる保存ビューが展開されます。画面右上

にあるスライドショーの再生のボタンを押すと、アルバム内のビューが自動的に連続して表示されます。

スライドショーの再生の右側にあるボタンを押す

と、スライドショーの再生中の各保存ビューを表示さ

せる時間、ビュー間の移動時間を設定することができ

ます。”フルスクリーンモードで表示”にチェックを入れ

ると、スライドショーの再生中は画面上がモデルビュ

ーのみの表示（フルスクリーン）となります。

コメントの確認 10 (12)



コメントの確認

プロジェクト内、または 3Dモデルの部材に対して情報(コメント)を付加することができます。3Dモデルの形状の

みではなくコメントを付加することで、より容易に関係者間の意思疎通を行うことができます。

画面右側上部にある”コメント”タブを選択します。その下の

ウィンドウに、現在、このプロジェクトに付加されているコ

メントがリストとして表示されます。右図では付加したユー

ザー毎にグループ化されていますので、ユーザー名左のボ

タンを押すと、各コメントのリストが展開されます。表示さ

せたい行をダブルクリックすると、その内容を表示させるこ

とができます。

付加された情報として実際のコメントや、その場所のサムネイル、対象となってい

る部材があります。サムネイルをダブルクリックすると、モデルビュー上でそのビ

ューが表示されます。また、オブジェクトのボタンを選択すると、そのオブジェク

トがモデルビュー上で選択状態となります。部材を選択状態として画面中央上にあ

るボタン（選択オブジェクトのみ表示）を押すと、対象部材のみがビュー上で

表示されるため、より明確に問題箇所を判断することができます。

表示させているコメントを閉じるには、上部タブのボタンを押します。

Tips：コメントに対して、返答を記入することもできます。

添付ファイルの確認 11 (12)



添付ファイルの確認

Tekla BIMsightでは、プロジェクトや部材に対して、ファイルを添付することができます。例えば現場の写真(画

像ファイル)、図面(PDF/DXF/DWG等の 2次元図面)、ワード、エクセルファイル等をプロジェクトに添付し、管

理・共有します。これは、3Dモデルとしてプロジェクトに取り込み、形状を表示されるのとは異なり、あらゆる

ファイルに対応しています。添付されているファイルは、開く、編集する等が可能です。

画面右上部にある”ドキュメント”タブを選択します。その下のウィンドウに、現在、このプロジェクトに添付され

ているファイルがリストとして表示されます。上図では添付されているファイルの種類毎にグループ化されていま

すので、ファイル種類の左のボタンを押すと、添付ファイルのリストが展開されます。表示させたい行をダブ

ルクリックすると、その内容を表示させることができます。画像ファイルや図面ファイル等、Windowsでプレビ

ューが対応している場合は、プレビューが表示されます。

表示させているドキュメントを閉じるには、上部タブのボタンを押します。

FAQ 12 (12)



FAQ

Q1 Tekla BIMsightで、部材の位置の移動や形状の

変更等はできますか？

プロジェクト内の部材の形や位置を変更するこ

とはできません。その 3Dモデルが作成された

3DCADプログラムで変更することになりま

す。

Q2

どんな 3D CADのファイル形式を Tekla

BIMsightの 3Dモデルとしてプロジェクトに取

り込むことができますか？

IFC、DGN、DWG、SKP、STEP、IGESに対

応しています。また、Tekla Structuresから作

成されるウェブビューワー形式の XMLファイ

ルも可能です。

Q3 Tekla BIMsightを iPad、iPhoneや Android端

末で動かすことができますか？

Tekla BIMsightの対応 OSはMicrosoft

Windowsとなっています。詳細な対応 OS、ハ

ードウェアについては、"Tekla BIMsightセッ

トアップガイド"の 3章、動作環境を参照して

ください。

Q4 Tekla BIMsightから部材リスト等の帳票を作成

することができますか？

Tekla BIMsightでは、IFC形式のファイルにお

いては、部材に関する情報(重量や長さ)を認識

していますが、これらを集計して出力すること

はできません。

Q5

tbpファイルが 2つ送られてきました。これら

を一つのプロジェクトにまとめることはできま

すか？

複数の tbpファイルの内容を一つのプロジェク

トにまとめることはできません。個々のプロジ

ェクトとして読み込みを行ってください。

© 2014 Tekla Corporation and its licensors. All rights reserved.

本ソフトウェアドキュメントは、該当ソフトウェア製品を使用する目的で作成されています。

本ソフトウェア製品およびソフトウェアドキュメントの使用は、テクラストラクチャーズの使用許諾契約書

で規定されている内容に準拠します。

本ソフトウェアドキュメントは、著作権法および国際条約により保護されています。

本ソフトウェアドキュメントの一部またはすべてをテクラ株式会社に無断で、複製・編集・改変・配布を行

うことはできません。

初めての tekla bimsight - tekla | model-based software ... · pdf filetekla...

Documents